映像情報メディア学会技術報告
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25.6
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 河野 英知, 松永 利明, 尾形 和芳, 岩崎 博一, 内田 一徳
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-1/ROFT2001-1
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    今日の情報化社会において携帯電話等の移動通信は重要な役割を担って欠かせないものとなっている。しかしながら、地下街及びビル構内等においては壁などの遮蔽物があり、それらの使用に際しては電波伝搬において解決せねばならない問題がある。電磁波は自由空間よりトンネル内での減衰が大きく、分岐・折れ曲がり方向へは極端に減衰する。本稿では、クランク形分岐をもつ2次元トンネル内の電波伝搬について波源を線状波源とし、FVTD法とレイ・トレース法の両者を適用して数値計算し、比較検討を行う。更に実験においては波源が任意の位置にある場合について電界強度分布を測定し、FVTD法とレイ・トレース法による計算値との比較を行った。
  • 内田 一徳, 上村 正男, 田島 聡一郎, 李 昌権
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-2/ROFT2001-2
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    この論文では、レイ・トレース法を電磁界の2次元散乱問題に適用している。任意形状の散乱体については、その形状を折れ線的に近似してレイ・トレース法の適用を試みる。レイ・トレース法は幾何光学的近似理論に基づいているので、その寸法は波長より十分大きいことが望ましい。しかし、本稿で提案するフレネル関数によるイメージ係数を用いれば、この問題もかなりの精度で解決することを示している。また本稿では、円筒のような凸状の散乱体だけではなく、パラボラやコーナーレフレクターのように、焦点等の幾何光学的な特異点を生ずる凹状散乱体についても適用を試みる。数値例は、遠方界だけではなく近傍界についても与え、厳密解との比較も行う。
  • 中嶋 健太, 岩重 二郎, 上田 智也
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-3/ROFT2001-3
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, 移動体通信の発達は著しいものがある.特に市街地における電波伝搬経路を推定することは重要であり, 従来多くの研究成果が報告されている.本稿では, ビルの屋上を経由して反対側の観測点に到達する電波, しかもビル屋上にフェンスがある場合の推定を行っている.解析にはGTDを用い, ビル屋上のフェンスが電波伝搬にどのように影響を及ぼすかを数値計算によって示した.
  • 安武 直樹, 田中 高行, 西山 英輔, 相川 正義
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-4/ROFT2001-4
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マイクロ波・ミリ波帯の発振電力合成を目的として、マイクロ波平面回路共振器の高次モードを利用した多素子発振器について検討した。ここではその1例として平面回路円形共振器の高次モードの1つであるTM_21モードと複数のGunn Diodeを用いた発振器の構成法を検討した。1素子発振器および2素子発振器を製作し、Xバンド領域で実験を行った。その結果、2素子発振器においては1素子発振器の約2倍の出力が得られ、このことから平面回路の高次モードによる電力合成の実現性を確認した。
  • 辻 浩輔, 川幡 健児, 田中 高行, 西山 英輔, 相川 正義
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-5/ROFT2001-5
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    3次元MMICのトポロジーを積極的に活用して, 超小型なマイクロ波・ミリ波帯集積回路を検討している.先に, TFMS線路に多数のMIMキャパシターを装荷する「準分布定数型TFMS線路」(QD-TFMS:Quasi Distributed TFMS line)を検討し, その小型化の実現性を示した.今回は, それに可変性・制御機能を付加することを目的として, FET等の能動デバイスを多数装荷することを提案する.その基礎検討として, ここではその装荷パラメータ(ゲート幅, ゲートバイアス, デバイス段数, 線路長等)を変化させて, 伝送特性のシミュレーションを行い, その実現可能性を検討した.
  • 田口 光雄, 松尾 圭樹, 田中 和雅
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-6/ROFT2001-6
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    透明フィルムに印刷した、「Y」字形導体を基本素子とするトリポールアレイに平面電磁波が垂直入射する場合の散乱特性を、モーメント法に基づく電磁界解析シミュレータWIPL-Dを用いて数値計算している。素子間隔を30mmに固定し、各素子の中心が正三角形になるように配置している。アレイの最大素子数は83である。アーム長、アーム幅を変えて、散乱電界を計算し、平面電磁波の透過遮蔽特性がアレイの形状によりどう変化するかを明らかにしている。
  • 田口 光雄, 柳迫 善文, 荒木 淳二, 田中 和雅
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-7/ROFT2001-7
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    2003年に3大都市圏で開始される予定の地上デジタルテレビ放送受信用として、これまでに提案したアンテナよりもさらに小型化した、クランク状に折り曲げたアクティブループアンテナを設計し、その特性を明らかにしている。アンテナの数値計算には、電磁界解析シミュレータWIPL-Dを用い、入力インピーダンス、放射特性を計算している。また、増幅回路には、シリコントランジスタ2SC3587を採用し、増幅回路のSパラメータをS-napを用いて計算している。数値解析の結果、ループアンテナの大きさが110mm×50mmと小型でありながら、周波数470MHz〜590MHzで8dBd以上の高利得を実現した。
  • 鈴木 俊介, 山口 惣一郎, 稲葉 英樹, 江頭 茂
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-8/ROFT2001-8
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ここで報告する梯子形アンテナは、梯子形の線状素子を地板に近接して設置した構造である。まず、2段梯子形アンテナをループ周囲長を1波長としてループが正方形及び矩形の場合について、モーメント法をもちいて計算し、放射特性の計算結果について述べている。次にループを多段にした多段梯子形アンテナの指向性及び利得について考察した。さらに、多段梯子形アンテナを並列に並べた2連多段梯子形アンテナを提案し、それらの計算結果について述べている。これらは、ほぼループ周囲長が1波長程度のとき、良好な放射特性を示している。
  • 末永 尚弘, 岡 一路, 内野 茂, 江頭 茂
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-9/ROFT2001-9
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    矩形パッチを地板上に近接して2個配列した矩形パッチアンテナについて報告する。 地板上のパッチの間は、簡単な線状の素子で接続されるシンプルな構成である。このアンテナを伝送線路として近似し、各線路の特性インピーダンスを計算する。矩形パッチの部分の特性インピーダンスは、パッチの幅と地板からの距離で決まり、線状伝送路の特性インピーダンスは線径と地板からの距離で決まる。それらの線路にのる電流も特性インピーダンスの大小に応じて振幅が異なってくる。電流分布の近似計算、アンテナ指向性の計算と実験を行なって、特性を確かめている。
  • 水永 大樹, 小林 英樹, 中村 道明, 山崎 正明, 築地 武彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-10/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ループアンテナの小型化を目標として, 以前にも方形ループアンテナに平行分枝線を装荷した平行分枝線付方形ループアンテナについて報告した. 本稿では, 平行分枝線を装荷した菱形ループアンテナについて, 等価モデルによる動作特性を説明し, また, 共振周波数, 入力抵抗等の静特性を報告している.結果として, 平行分枝線を装荷することで共振周波数が30〜40%下がることを示し, 小型化が実現できることを示した.
  • 小林 英樹, 水永 大樹, 中村 道明, 山崎 正明, 築地 武彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-11/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ループアンテナに平行分枝線を装荷することで, ループアンテナの小型化が実現できることが知られている。また八木・宇田配列アンテナは無給電素子と組み合わせて利得や指向性の前後比の改善に効果があることが知られているが, そのような装荷ループアンテナによる八木・宇田配列アンテナの研究はほとんど行われていない. 本稿では, 無給電の平行分枝線付菱形ループアンテナを用いた二素子八木・宇田アレーアンテナの利得特性と高い前後比を得るための最適パラメータについて検討している.
  • 藤井 裕太, 築地 武彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-12/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    小型アンテナであるノーマルモードヘリカルアンテナの円偏波特性について研究した。ノーマルモードヘリカルアンテナは微小ダイポールアンテナと微小ループアンテナの直列接続構造と考えられ、これらによる2つの電界成分(水平偏波成分と垂直偏波成分)の大きさが等しく、位相差が90°のとき円偏波となる。本稿では、モーメント法を用いてノーマルモードで最も軸比がよくなるアンテナの形状について考察した。その結果、1000MHz(波長λ=30cm)において、ヘリカル周半径r=1cm=λ/30、ピッチp=0.6cm=λ/50、巻き数t=2.5回のとき、垂直面内すべてにおいて軸比は約0.15dBとかなりよくなることが分かった。
  • 片岡 啓, 高橋 応明, 安部 實
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-13/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, ネット接続方法としてモバイルアクセスが普及してきており, オフィス等, 屋内での電磁障害が問題となっている.屋内での使用が想定される無線通信としては携帯電話, PHS, IMT-2000, 中速無線LAN, Bluetoothなどが挙げられ, いずれも準マイクロ波帯(1GHz〜3GHz)を使用していることからこの周波数帯域における内装用に適した薄型の電波吸収体が必要になってきている.そこで本研究では燒結フェライトを用いた電波吸収体としてウェッジ型フェライト電波吸収体をFDTD法により解析し, 準マイクロ波帯において反射波を-20dB以下に低減できた結果を報告する.
  • 内田 一徳, 李 昌権, 上村 正男, 田島 聡一郎, 松永 利明, 岸本 倫典
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-14/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    この論文では和風住宅内伝播問題に対して、レイ・トレース法による解析を行い、実験値との比較検討を行っている。木造を主材料とする和風住宅においては、コンクリートを主材料とするオフィスビルと比較して、透過波の影響が無視できない。しかし透過波レイの探索は、イメージ法が適用できる反射波に比べて複雑となる。そこで本稿では、透過波レイの探索では壁面の厚みを無視し、電界計算ではその効果を組み入れることにする。ただし本稿の理論計算では、回折界の影響は少ないと仮定して無視している。伝播特性の統計量について実験値との比較を行ったが、比較的良好な結果を得た。
  • 岩重 二郎, 中嶋 健太, 上田 智也
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-15/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ビルの屋上を経由してその反対側に達する電波の強さについて, 特にビル屋上の塔屋等の建造物による影響について考察するとともに, ビル屋上に導体板を立てることにより, ビルや屋上建造物による電磁波の減衰を抑制できることを示す.解析にはGTDを用いたが, 本稿ではそれにBurnsideらが提案した, heuristicな方法を用いて媒質定数を考慮し, さらにビル屋上のslope回折まで含めて解析した.
  • 磯田 雄高, 福迫 武, 三田 長久
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-16/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, 無線通信はさまざまな分野で急速に発展をとげている.所望のビームパターンを成形する適応的なアレーアンテナは, 最近の無線通信における重要なシステムとなっている.この論文では, 指向性パターンにおいて, アレーの重みの振幅成分のみを制御し, 所望波方向へメインビームを固定しつつ, 不要波方向へ適応的にヌル点を向けるようなシステムをめざし, 共振器のQ値を制御する方法に基づいた新しい位相補償型振幅制御装置を提案する.このデバイスの構造は, 接地導体平面にあるスロットによって電磁的に結合した2っのマイクロストリップ線路からなる.著者は, 振幅を制御するためのいくつかの方法について述べる.今回は, 数値解析を基にデバイスを作成し, 実験的に考察を行う.
  • 西山 英輔, 相川 正義, 崎谷 昭秀, 江頭 茂
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-17/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マイクロストリップアンテナは、一般に素子単体では低利得でインピーダンスの周波数特性も狭帯域である。無給電素子を給電素子上に装荷し、その間隔を適当に選ぶことによって、そのアンテナは広帯域あるいは高利得の特性を有するようになる。研究では、FDTD法をこの無給電素子を装荷したマイクロストリップアンテナに適用し、そのアンテナ特性を求め、さらに電磁界分布等を調べ、本アンテナの特性との関連の検討を行っている。
  • 西山 英輔, 山口 健児, 相川 正義, 崎谷 昭秀
    原稿種別: 本文
    セッションID: BFO2001-18/ROFT2001-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    低利得・狭帯域であるマイクロストリップアンテナにおいて、所望の利得を得るために平面アレイ化する方法が一般に用いられる。しかし、アレイの配列数を増やすと給電回路の線路長の増大と複雑化により給電線損失が増し、アンテナ開口に見合った利得を得ることが難しくなる。そこで配列素子単体で高利得を得ることができれば、所望の利得を得る場合にアンテナ開口が小さくて済むと考えられる。その方法として、マイクロストリップアンテナ上に無給電素子を装荷し高利得化する方法を提案している。本稿では、FDTD法を用いて、無給電素子を装荷したマイクロストリップアレイアンテナを解析し、有効性を示している。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover2-
    発行日: 2001/01/29
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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