映像情報メディア学会技術報告
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25.73
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 菅原 章, 高野 忠, 花山 英治, 上 芳夫
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-88
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    将来、宇宙用超大形アンテナとして直径1km級のものが必要となる。中開口面アンテナをアレー素子として構成する場合、素子間に電磁界の存在しない物理的な領域が生じるため、アンテナ利得の低下、グレーティングローブの発生等、放射特性が劣化する。本稿では、これらの問題を解決するため、2つの標準ホーン開口間に、無給電素子を装荷する方法を提案し、モデル化による検討を実験と理論の両面から行った。実験では、適切な位置にダイポール10素子を装荷することにより、利得が最大で0.9dB向上することを示す。放射パターンに関しては低サイドローブ化され、開口能率が10%改善されることが判明した。理論解析では、ダイポール素子をホーンの近傍に装荷してあるため、回折効果を含んだ近傍放射界を基に、ダイポール素子からの散乱界を求め、実験結果の妥当性および提案した解析モデルと解析手法の有効性を示す。
  • 田中 孝治, 樋口 健, 佐々木 進
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-89
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    太陽発電衛星実現のために衛星軌道上から地上へのマイクロ波による無線送電技術は、最初に確立、実証されるべき重要な技術課題ある.また、世論へのデモンストレーション効果も少なくないと考えられる.我々は、この無線送電を中心とした試験衛星計画を検討しており、実施期間を5年程度とし、かつ大型ロケット一機で実現可能であることを前提条件とした.特に、地上で電力システムとしての評価を可能にするために、400kW程度の大電力マイクロ波が放射可能な大型アンテナの電気的特性、機械的及び熱構造特性の検討を行った.
  • 松本 紘
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-90
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    宇宙開発事業団NASDAでは1998年度より毎年宇宙太陽発電システム(SSPS)検討委員会を実施し、今年で4年目となる。SSPSは宇宙空間で数百万kWの電力を太陽電池により発生させ、マイクロ波を用いて地上まで無線電力伝送する超巨大宇宙システムである。マイクロ波無線電力伝送がキーテクノロジーとなるが、5.8GHzマイクロ波を用いた送電アンテナの直径は最大2.6km、送電距離36, 000km(静止衛星軌道)、受電サイトレクテナの直径は最小で2kmと、宇宙用、地上用全てを考えてもこれまでに製作されたどんなアンテナよりも巨大である。しかもアクティブフェイズドアレイでなければならない。SSPS用アンテナの現状と研究課題について述べる。
  • 篠原 真毅, 松本 紘, 橋本 弘藏
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-91
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    宇宙太陽発電所SPSは数百万kWのマイクロ波エネルギービームを用いて無線電力伝送を行うため、他の通信システムに影響を及ぼさないように最適設計を行う必要がある。2.45GHzもしくは5.8GHzのマイクロを用い、直径数kmのアンテナ間でビーム収集効率90%以上の無線電力伝送はこれまでに製作されたどんな無線通信用アンテナとも異なる。特に同一周波数帯であってフィルター効果が期待できないISMバンド機器(無線LAN、ブルートゥース、DSRC)への対策が必要である。振幅分布を用いたサイドローブ低減、階段状振幅分布の最適化等、SPSシステムの最適化について述べる。
  • 上野 健治, 初田 健
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-92
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    太陽発電衛星送電アンテナとして円形マイクロストリップアンテナを正方形配列した平面アレーを想定し, 送電マイクロ波の高調波におけるアンテナの放射特性に関し理論検討を行った.高次モード励振を考慮した結果, 放射パターンについては基本波と高調波とで大きな差はないものの利得については高調波の倍数に応じて10〜数10dB程度減少することを明かにした.しかしながら高調波では依然として高いアンテナ利得を有しており, 他の無線システムとの干渉予測が不可欠であることを示した.
  • 初田 健, 上野 健治
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-93
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    将来のエネルギー危機の解決法の一方法として太陽発電衛星(SPS)が期待されているが、SPSを静止衛星軌道(GSO)に打ち上げた場合、GSOには複数の固定衛星業務(FSS)衛星が運用しており、この間の電波干渉が問題となるものと考えられる。太陽発電衛星(SPS)はGSO上に衛星を打ち上げ、発電した電力を、送信周波数:2.45GH、送信電力:6.72GW(98.3dBW)、送信アンテナ寸法:1km×1kmの仕様で地上に伝送する。このとき、地上のFSS地球局、FSS衛星局および固定無線業務(FS)地上局に干渉を与える可能性があり、この評価が必要である。本稿では、基本波の第5高調波(4.9GHz)のFS地上局への干渉、第5高調波(12.25GHz)および第8高調波(19.6GHz)のFSSの下り回線への干渉、第12倍高調波(29.4GHz)のFSS上り回線への干渉を検討し、その干渉評価を行った結果を報告している。検討に必要な干渉計算式について導出している。また、検討の上で重要なパラメータとして、SPSアンテナ高調波特性があるが、パッチアレーアンテナを仮定して干渉計算を行っている。検討の結果、第5高調波(12.25GHz)での干渉条件が最も厳しく、共存のための各種の干渉軽減法を検討し、共存の可能性の見通しを得た結果を報告する。
  • 松本 泰, 浜本 直和, 杉浦 行
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-94
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    静止衛星を用いた携帯端末向けの通信システムは, グローバルな情報通信基盤を経済的に構築できる.この様なシステムでは, 開口径10m以上の大型展開反射鏡アンテナを衛星に搭載する必要があり, 安定な回線を確保するためには衛星軌道上でのアンテナビーム指向精度が重要である.本報告では, 大型反射鏡にフェーズドアレー給電方式を組合わせることにより, 複数ビームを指向制御可能なオンボード処理可能な簡易な励振位相制御法について述べる.また技術試験衛星VIII型(ETS-VIII)搭載アンテナの諸元を想定し, 指向制御特性の数値検討結果を報告する.
  • 宮坂 明宏, 辻畑 昭夫, 山田 和久, 内丸 清隆
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-95
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    技術試験衛星VIII型搭載用の大型展開アンテナは、直径5mの基本モジュールを14個連結したテニスコードサイズの構造物である。本報告ではこの構造物についての展開評価を行う場合、地上試験の困難性から小型部分モデルを用いて軌道上で試験した結果について示す。
  • 内丸 清隆, 織笠 光明, 塚島 隆, 辻畑 昭夫, 宮坂 明宏, 目黒 在
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-96
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    技術試験衛星VIII型(ETS-VIII)は、小型移動端末などを用いた次世代衛星通信実験を行うために、二基の大型展開アンテナ反射鏡を有する構成となっている。このアンテナ反射鏡は14個の6角錐台形のモジュールを結合することにより構成される。このモジュールどうしを組み立てる際に使用するモジュール結合ブラケットの位置誤差データを、組み立てを行う前に測定し、FEMモデルに反映することで、熱ひずみ解析と同じ要領により軌道上の鏡面誤差量を推定することができる。本報告では、直径10[m]程度の部分結合モジュールを組み立てて、重力をキャンセルしたコンフィギュレーション下において測定を行い、このシミュレーション方法が妥当であることを検証した。
  • 織笠 光明, 内丸 清隆, 辻畑 昭夫, 宮坂 明宏
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-97
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ETS-VIIIに搭載される大型の展開アンテナは軌道上で展開するため, 金属繊維で編まれた可とう性のメッシュで鏡面を形成している.また鏡面は14個のモジュールで分割された構成となっている.このような複雑な鏡面では, 鏡面の反射特性およびPIM(Passive Intermodulation)の特性(金属繊維であるため)を確認する必要がある.本アンテナの電気性能を評価するため, 14モジュールのうち7モジュールのEMを用い, 試験を実施した.試験はニアフィールド測定を行い, 反射特性については放射パターンにより, PIMについてはマイクロ波ホログラフィーにより評価した.試験の結果, 反射特性優れ, PIMの発生も小さいことを確認した.
  • 卯尾 豊明, 戸田 知朗, 高野 忠
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-98
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    鏡面修整アンテナは鏡面形状が特殊になり、光の波長が非常に短いため、製作誤差に対し極めて弱くなる。本報告では修整面を給電部と副鏡とすることで、誤差に対する依存性が少ない光学系を提案する。各種誤差に対して最適になるように設計パラメータを算出し、標準カセグレンアンテナ、従来の鏡面修整アンテナと本報告で提案するアンテナとの製作誤差特性を比較した。その結果、従来の鏡面修整アンテナより誤差特性が改善し、標準カセグレンアンテナとほぼ同じ製作許容誤差となった。これは修整曲面形状が非常に単純となり、要求加工精度も現実的になることによる。
  • 仙北谷 由美, 角田 博明
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-99
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    宇宙で展開する大形の衛星搭載用アンテナとして、インフレータブル構造を用いた円環で張架した平面アレーアンテナを提案する。平面アレーアンテナの基板として用いる柔軟性のあるアンテナ膜面に三軸織物複合材料を用い、それに装着する円形パッチアンテナの材料に導電性不織布を用いた。従来このようなパッチアンテナとしては、ポリイミドフィルムに銅箔を接着したものが用いられるが、上記提案アンテナの方が、軽量かつ折り畳み可能なアンテナを構成することができる。そこで、円形パッチアンテナとして従来のように銅箔を使用した場合と、3種類の導電性不織布を使用した場合の、1素子パッチアンテナの場合のアンテナ特性を比較し、導電性不織布がパッチアンテナとして適用できることを明らかにした。更に、1素子パッチアンテナの場合と、三角配列された7素子パッチアンテナの場合の導電率と利得の関係を明らかにし、導電性不織布をパッチアンテナとして使用する場合の導電率の適用範囲を明らかにした。
  • 浅野 孝文, 安見 達郎, 賀谷 信幸, 角田 博明
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-100
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年の技術進歩によりマイクロ波無線伝送が実現に向かって行く中、マイクロ波無線送電において受電整流アンテナであるレクテナが、折り畳み自由でかつフレキシブルな構造で実現できれば、様々な分野での応用が考えられる。本研究では、レクテナ素材として2種類の導電性不織布を用いて、ケブラー三軸織物に貼り付けた折り畳み可能なフレキシブル・レクテナを試作した。素材の違いによって効率が変化し、導電性不織布では新たに伝送路としての特性把握と、特性に合った整流回路のパターンを作り、研究を進める必要があることがわかった。
  • 末定 新治, 渡辺 秋人, 西方 敦博
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-101
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    人工衛星搭載パラボラアンテナの反射鏡として使われている炭素繊維三軸織物に対して, 電波の斜入射反射特性を数値計算した.また, 将来の大型インフレータブル構造アンテナの材料として有望な, 導電性不織布の反射特性を評価するため, 炭素繊維三軸織物と比較し, その反射特性を推定した.また, 炭素繊維三軸織物と導電性不織布を樹脂成形し, その透過率を測定した.その結果, 樹脂の存在によって反射率が高くなることが確認された.
  • ドゥローン ダビッド, 伊藤 公一, 吉村 博幸
    原稿種別: 本文
    セッションID: ROFT2001-102
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, 衛星を用いた移動体衛星通信サービスの要求の高まりにより, 種々の通信サービスが検討されている.これに伴い, 様々な形態のアンテナが検討されている.その一つとして, 衛星追尾を目的として, 主ビーム方向の切替を行うことが可能な正方形パッチアレーアンテナがある.このアンテナの利点は小型で低コストである.本報告では, 移動体衛星放送の受信を目的として, 数値シミュレーションにより, このアンテナの検討を行った.特に, 1点給電された円偏波正方形パッチアンテナを基本素子とし, これを3素子および4素子用いた場合の諸特性を計算した.なお, 動作周波数は移動体衛星放送が計画されている2.6GHz帯とした.この結果, 利得, 軸比に関して良好な特性が得られた.
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 2001/11/15
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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