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原稿種別: 表紙
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Cover1-
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
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原稿種別: 目次
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Toc1-
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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田中 翔, 柳 幸宏, 服部 励治, 慶 奎元
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-1
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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容量値の変化と抵抗値の変化を同時に読み取る表面型と投影型のハイブリッド型のタッチセンサを提案した.これまでの投影型では二層の電極が必要だったが,一層の電極を用いるだけで指の接触位置を測定することが可能となる.この方式によるタッチセンサの実現するための回路仕様について検討する.
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兼子 定之, 麻川 倫広, 服部 励治
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-2
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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我々はPM駆動型電子ペーパーの更新時間の高速化について提案し、実際のパネルへの表示に成功した。我々が新たに開発したアルゴリズムによって、短縮マルチライン無損失データが生成された。生成したデータは従来の駆動方式の更新時間と比べて約1/3.5まで減少させることができた。
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古賀 宗典, 沈 昌勲, 服部 励治
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-3
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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負性容量回路を用いて、AMOLEDの電流プログラム駆動法における寄生容量による信号遅延の問題は解決できるが、既に通常の電圧ドライバーに比べてチップ面積が大きい電流ドライバーが、更に大きくなるという問題が発生する。我々はこの問題を解決するために、唯一のDACより電流値を各出力端子の電流メモリーに時分割で配分する回路を用いることにより、各出力が持っていたDACの数を減らし、チップ面積を削減する方法を提案する。ここでも電流配分時間短縮のために負性容量回路が用いられる。
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李 相根, 服部 励治
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-4
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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電子輸送層と正孔輸送層からなる有機EL素子の電圧-電流特性を,内部障壁高さ,電子輸送層における正孔移動度,正孔輸送層における電子移動度を変化させても電流-電圧特性には変化を及ぼさず,電子注入と正孔注入が等しいという条件下で導き,Verilog-Aと言う回路モデル構築言語を用いてSPICEモデルを構築した.このSPICEモデルから得られた電圧-電流特性は,デバイスシミュレーションと良い一致を示した.
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丸岡 史人, 服部 励治
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-5
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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有機薄膜トランジスタ(OTFT)を含む回路をシミュレーションするためには、アモルファスシリコンや多結晶シリコン等で用いられていた従来型TFTモデルではなく、有機半導体の特性を考慮したOTFT専用のモデルを用いる必要がある。本論文では、OTFT電極部の電圧依存性を持つ接触抵抗の特性をどのようにモデル化するかについて、またそのモデルの正確性について議論する。
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王 照奎, 中 茂樹, 岡田 裕之
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-6
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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電子注入材料(PyPySPyPy)、電子輸送材料(Alq_3)、正孔輸送材料(α-NPD)、ドーパント材料Rubrene持つ混合単層有機EL素子のキャリア注入特性を明らかとするため、上下電極をAu/MoO_3とした正孔注入デバイス、Alとした電子注入デバイスを作製し、電圧-電流密度特性の温度依存性から注入障壁高さを調べた.特性は、電圧の極性に対して対称であることから、蒸着後の材料分布は均一と推定した.また、明確な温度依存性が観察されたことから、ホールと電子の注入はショットキー放出によると判断され、障壁高さは各々、0.25eV、0.67eVであり、ドーパントによる障壁高さ低減の効果も評価できた.
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中嶋 宜樹, 武井 達哉, 藤崎 好英, 深川 弘彦, 鈴木 充典, 本村 玄一, 佐藤 弘人, 山本 敏裕, 時任 静士
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-7
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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有機TFT駆動による5.8インチフレキシブル有機ELディスプレイを試作した.今回,高誘電率のゲート絶縁膜や有機半導体を低ダメージで微細化できる隔壁構造を導入することにより,電気特性やその面内均一性に優れた低電圧動作の有機TFTアレイをプラスチック基板上に形成した.また,リン光有機EL素子の材料や層構造の最適化を行い,高効率化などを達成した.これらを組み合わせることにより,フレキシブル有機ELディスプレイを試作して動画表示を確認した.
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河崎 勇人, 竹内 久純, 外山 利彦, 岡本 博明
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-8
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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ワイドギャップ・強励起子結合エネルギー材料であるZnOは,高安定な紫外発光材料であり,蛍光体励起光源としてディスプレイ応用が期待されている.そこで,液相合成法により合成したZnOナノ結晶を発光層に用いたDC駆動薄膜EL素子を作製し,その特性を評価した.素子構造はガラス基板/ITO/発光層/ペンタセン/Alとした.発光層はスクリーン印刷法により形成した.X線回折法による測定から算出したZnOナノ結晶の粒径は8nmであった.ITO側に正の電圧を印加すると,ZnOの励起子再結合発光である紫外発光(〜380nm)とZnOの酸素欠陥起因のブロードな黄緑色発光(〜560nm)が観測できた.発光開始電圧は約10Vであった.また,発光層の陰極側にもペンタセン層を形成すると,欠陥起因の黄緑色発光を大幅に抑制することができた.
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山口 朋彦, 五十嵐 航平, 福田 武司, 本多 善太郎, 鎌田 憲彦
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-9
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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非破壊・非接触で非発光再結合準位として作用する禁制帯内準位の評価が可能な2波長励起フォトルミネセンス法を用いて,障壁層と井戸層の両方にSiをドープしたMOCVD成長In_<0.16>Ga_<0.84>N/In_<0.02>Ga_<0.98>N量子井戸試料を評価した.PLスペクトルおよび積分PL強度の温度依存性では,Siドープ濃度の増加によってスペクトル半値幅が減少し,高温域での規格化PL強度が増大したことを確認した.更に,バンドギャップより低いエネルギーを持つBGE光の照射強度およびエネルギー依存性を調べ,BGEエネルギーが1.27〜1.95eVでの規格化PL強度低下の緩和が見られた.これは禁制帯内に存在する非発光再結合準位密度が低減したためである.これらの結果から,障壁層や井戸層での結晶性の改善,非発光再結合率の低減による量子井戸へのキャリア注入と発光再結合率の向上が示された.
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稲田 育弘, 三浦 登, 松本 皓永, 中野 鐐太郎
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-10
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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高周波マグネトロンスパッタリング法によりSi添加AlN:Eu青色蛍光体薄膜を作製した。金属Alに添加物粉末の焼結体を埋め込んだターゲットを用いることによりSi、Eu濃度の制御を行なった。薄膜は、Eu^<2+>イオンに起因する450nm付近にピークを持つ青色のPL発光を示した。CIE色度座標は(0.169,0.130)である。Si添加効果を調べるために薄膜中のSi濃度を変化させたところ、薄膜中に添加したSiは発光強度および青色純度を高めるのに重要な役割を持っていることがわかった。絶縁層にBaTa_2O_6を用いた二重絶縁構造のEL素子を作製したが,発光は微弱であった。
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渡邉 康裕, 三浦 登, 松本 皓永, 中野 鐐太郎
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-11
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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直流反応性スパッタリング法を用いて、BaAl_2S_4:Eu薄膜の作製を行った。導入ガスとしてArおよびH_2Sからなる混合ガスを使用した。混合ガス中のH_2S流量比率を2%、スパッタリング時の基板温度400℃、熱処理温度790℃の条件の時、最も良質なBaAl_2S_4薄膜が得られた。この薄膜を発光層とし、二重絶縁構造のEL素子を作製した。1kHz正弦波駆動においての輝度は14.44cd/m^2であった。さらに、ZnSバッファ層を挿入すると輝度が向上した。
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山崎 貴久, 清野 俊明, 小南 裕子, 中西 洋一郎, 畑中 義式, 原 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-12
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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本研究ではSrGa_2S_4:Eu薄膜蛍光体の作製を行っている。作製には850℃程度の熱処理が必要であるが、通常のガラス基板では600℃以上の高温に耐えられないため熱処理の低温化が必要であり、解決策として我々はレーザアニールを用いている。以前はレーザ光源にKrFエキシマレーザ(248nm)を使用していたが、発光特性の向上が難しく、今回はNd:YAGレーザの三倍波(355nm)を用いて実験を行い、その効果を調べた。Ga_2S_3:Eu(1mol%),SrS:Eu(2mol%)の二つのペレットを二元電子ビームにより蒸着させ、その後高温プロセスとして高温熱アニール(850℃)、低温プロセスとしてプレアニール(500℃)後レーザアニールを行った。後者の方法においてもSrGa_2S_4相が形成され、CL測定においてSrGa_2S_4中のEu^<2+>戸に起因する530nmにピークを持つ緑色発光が観測された。これらのことからレーザ光の波長の選択により低温プロセスでも高輝度のSrGa_2S_4:Eu薄膜蛍光体が形成されることが分かる。10kV、60μA/cm^2の電子線励起下で18,000cd/m^2のCL輝度が得られた。これは高温プロセスに匹敵する輝度である。
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佐野 友治, 小南 裕子, 中西 洋一郎, 原 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-13
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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ZnOは,ワイドバンドギャップ材料であり,室温での高効率発光が期待できることから,発光材料として広く研究されている.加えてCdOとの混晶化によりバンドギャップが制御可能であることから,混晶化を利用した量子井戸構造を粒子に組み込むことで,発光効率の大幅な向上が期待される.本研究では,構造粒子の発光層となるZnCdOの粒子を加圧焼成により作製,評価を行った.圧力を上げることで結晶性の向上が見られた.発光特性は,焼成圧力を高くすることで,酸素欠損による欠陥の発光は大きく抑制され,同時に励起子発光は大幅に増大した.この効果は,Cd原料を入れた試料に顕著に見られることから,Cd原料が高圧化で酸素欠損を抑制する働きをし,励起子発光を増大させる要因となったと考えられる.
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山内 学, 小南 裕子, 中西 洋一郎, 原 和彦
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-14
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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六方晶窒化ホウ素(h-BN)の紫外発光蛍光体への応用に着目し、BCl_3およびNH_3を原料とする化学気相法を用いてh-BN粉末の作製を行った。目的は、高品質なh-BN粉末を合成するためのプロセスの探索と、発光制御に関する知見を得ることである。実験では、反応温度を1800℃で一定とし、主として原料およびN_2キャリアガスの流量を変化させることで特性の合成条件依存性を調べた。X線回折測定からは、試料はアモルファスまたは異相を合む状態であることがわかった。一方、発光特性に関しては、カソードルミネッセンススペクトルにおいて300〜350nmに現れる不純物発光が支配的であるものの、215〜240nmのバンド端発光を示す試料を作製することができた。
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岩田 雄, 宮本 快暢, 大観 光徳, 國本 崇
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-15
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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真空紫外線(VUV)励起用緑色蛍光体としてLnOF:Tb(Ln=Y,La,Gd)の励起特性の検討を行った。YOF:Tbで焼成温度を上げると、六方晶から正方晶へ相転移することを確認した。励起スペクトルから、六方晶のYOFは130〜180nmに強い励起帯を持ち、正方晶ではスペクトル構造が変化しVUV域の励起強度が低下することを見出した。六方晶のYOF:Tbは真空紫外線励起に適していることが分かった。さらにYOF:TbのYの一部をGdに置換することで147nm励起での発光強度が改善されることが分かった。(Y,Gd)OF:TbのPLピーク強度はZn_2SiO_4:Mnの約160%である。
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大橋 計仁, 宮本 快暢, 大観 光徳, 吉田 尚史
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-16
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
CuAlS_2:Mnは色純度のよい赤色発光を示し、近紫外波長域に強い励起帯を有し、また温度消光が少ないことから、近紫外LEDでの励起に適した赤色蛍光体として期待されている。これまでの研究において、電荷補償及び格子歪みの緩和として働くことが期待されるSiを添加することにより、著しい発光特性の改善が得られている。本研究では、Siと同様の効果が期待されるMgを添加し、更なる励起・発光特性の改善を試みた。Mgの添加により405nm励起におけるフォトルミネッセンス(PL)強度が増加し、Mg添加濃度10mol%において最大となった。MgをCuサイトに置換させるとMnはAlサイトを占めやすくなった。電荷補償を考慮した結晶系、すなわち(Cu,Mg)(Al,Si)S_2:MnにおいてMgとSiを共に10mol%添加した場合に、Siのみを添加した場合に比べPL強度が約3倍に改善された。
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森谷 知生, 下平 美文
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-17
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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視対象画像に対して,3分間の短時間経過後に,再現画像を見るときの印象の異なる原因に関する色記憶と色順応に着目して分析を行った.実験は2つの条件で行った;記憶時と再現時で照明が等しい場合と異なる場合である.照明光はD65(6500K),クールホワイト(4200K)を用い,視対象画像と3分後の再現画像間の色の印象の変化を測定した.被験者は視対象画像に対して明度や彩度を変更した5×5の比較画像の中から,視対象画像の印象に最も近い画像を選択した.この結果,視対象画像に対して明度や彩度のより大きな画像が選択され,この傾向は単色のパッチと標準画像とで異なることが分かった.また,画像の記憶によるこれらの現象は,異なる照明下でも同様に表れることが分かった.
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曾我 俊輔, 下平 美文
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-18
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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研究室で開発したXYZ三刺激値取得カメラ,及び画像の取得から表示までを含めた高忠実色再現システムを用いてメタリック塗装の効率的な品質評価方法を検討した.撮影したメタリック塗装画像の彩度,色相,輝度,及び光輝材粒子の輝度を変化させて画像を作成し,ディスプレイを用いた主観評価実験によって許容範囲を求めた.その結果,得られた許容限界点は,彩度,色相,輝度に関しては,撮影画像の全画素についての輝度分布の標準偏差と,粒子輝度に関しては,粒子輝度値,及び粒子面積との間に線形性の関係が得られた.本稿では,この関係を用いたメタリック塗装の品質評価方法を提案する.
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川瀬 孝治, 下平 美文
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-19
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
本研究では,光源色と物体色を再現する上で適した3原色ディスプレイの色域について検討を行った.先ず,モデルに基づいて計算により求めた光源色に対して色差が最小になる3つの原色点を導出した.同時に,導出した色域に,ほぼ全ての代表的な物体色と,BT.709の色域の色が含まれるようにした.さらに,分光視感効率の観点から実現可能な原色を検討した.
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犬塚 達基
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-20
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
液晶ディスプレイは,液晶パネルとバックライトの組み合わせを基本構成とする.ここでバックライト光源として,従来から使われてきた蛍光灯をLEDに置き換える動きがある.これにより,色再現特性の向上,電力低減などが期待されている.しかし,LEDの発光特性と表示画質の関連は十分に解明されているとは言えない.その一つに,液晶パネルとRGB 3色バックライトの波長分布の違いにより生じるクロストークと呼ぶ現象がある.これは,ディスプレイの3原色に変動をもたらし色再現特性が劣化する要因となる.今回,クロストークによる色再現特性の劣化を防止することを目的に,液晶パネルの駆動信号を補正する新たな信号処理方式の開発を行った.具体的には,液晶パネルとバックライトの色再現モデルを構成し,その逆モデルに基づいたクロストーク補償方式の開発を行った.試作機による表示実験の結果,クロストーク補償により,色度変化を10分の1以下のΔu'v'≦0.01(Δx,Δy≦0.005)に低減できることを確認した.
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内海 夕香
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-21
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
液晶ディスプレイの黒表示における光漏れの要因として,液晶層の光散乱による部分偏光解消の影響が大きいことを,水平配向液晶セルを用いて実験的に明らかにした.また,水平配向と垂直配向では,基板鉛直方向と斜め方向に対する光漏れに特徴があると考え,黒表示画質を評価することによって例証した.
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岡 真一郎, 伊東 理, 今山 寛隆, 小村 真一
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-22
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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フレクソエレクトリック効果によって発生するフレクソ分極がIPS-Pro(In-Plane Switching-Provectus)液晶ディスプレイに及ぼす影響について検討した。フレクソ分極はベンドやスプレイ変形によって誘起される分極であるため、面内で液晶が回転している横電界方式では影響が少ないと考えられてきた。しかしながらフレクソ係数を充分に大きくすることで、フレクソ分極が発生することがわかった。また、フレクソ分極を充分に大きくすることで駆動電圧が低減することが確認された。
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片山 裕矢, 飯村 靖文
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-23
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
無機系垂直配向膜を用いた高性能液晶プロジェクタ実現のためには,その配向膜上における液晶配向特性の十分な検討が必要である。本研究では,様々な作製条件の下で無機系垂直配向膜の作製を行った。さらにその配向膜上での液晶配向特性評価のため,極角アンカリングエネルギーの評価,及びプレティルト角の発生等について検討を行ったので報告する。
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鄭 艶華, 関根 嵩史, 松山 剛知, 飯村 靖文
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-24
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
従来の延伸型光学フィルムにかわり、近年インセル型光学フィルムを用いたLCDの光学補償技術が注目されるようになってきた。本研究では、このインセル型光学フィルム作製技術の確立を念頭において、UV重合型液晶性高分子膜の作製プロセスの研究を行った。光学フィルムとしては、正のA及びCプレートの作製を行い、その配向特性及び熱的安定性について検討を行った。
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千葉 祐介, 大野 友嗣, 石鍋 隆宏, 宮下 哲哉, 内田 龍男
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-25
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
電圧無印加時のホモジニアス配向液晶セル内において生じる干渉の入射角依存性を利用して,液晶材料の屈折率を高い精度で測定を行い,この結果を基に電圧印加時における液晶分子の配向分布を求めることにより液晶材料の閾値電圧,弾性定数比,誘電率比を高精度に測定する方法を考案し,実験により本測定法の妥当性を確認した.
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吉田 悠馬, 大野 友嗣, 石鍋 隆宏, 宮下 哲哉, 内田 龍男
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-26
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
近年、配向膜表面に液晶分子が吸着するという現象が報告されているが、吸着した液晶分子が液晶デバイス特性に与える影響については未だ明らかになっていない。本研究では、吸着層がある配向膜と無い配向膜で表面における極角方向の配向規制力(アンカリング強度)の温度依存性を測定した。この結果、吸着層がある配向膜では極角アンカリング強度は温度によらず一定であり、吸着層がない配向膜では温度の上昇に伴い減少することを明らかにした。
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福田 一郎, 坂本 康正, 石鍋 隆宏, 内田 龍男
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-27
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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筆者等が先に提案したシングルセルギャップ半透過型OCB-LCDの視野角特性およびカラーシフトと補償フィルムの設計パラメータおよびベンドセルのリクデーションの関係をシミュレーションで調べ、これらのデバイスパラメータとオフ電圧を最適化すると、反射部、透過部ともにカラーシフトと中間調の反転が小さく、かつ表示の明るい高速応答・広視野角の半透過型LCDが実現できることを明らかにした。
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関口 慎司, 岸岡 淳史, 寺本 雅博, 濱本 辰雄, 丹野 淳二
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-28
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
半透過型IPS液晶パネル向けに位相差板をパネル内に内蔵パターン化するための新規感光性位相差板材料を開発した。液晶アクリレートモノマと光重合開始剤の選択により、本材料は高透過率と高解像度化を実現した。さらに添加剤の添加により、基板への塗布性を改善し、生産性の向上を実現した。
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岸岡 淳史, 関口 慎司, 杉田 辰哉, 小村 真一, 佐々木 誠
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-29
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
凹版オフセット印刷を用いた新しいマイクロレンズアレイ形成技術を開発した。本印刷技術は、フォトリングラフィを用いた形成方法などに比べて、液晶パネルへのダメージが少なく、低コストで簡単な工程でマイクロレンズアレイを作製できる。本技術を用いて形成したマイクロレンズアレイとコリメートバックライトと組み合わせた全透過型VGAパネルを試作し、正面輝度の向上を確認した。
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西村 和, 古江 広和, 佐藤 弘人, 菊池 宏, 藤掛 英夫
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-30
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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プラスチックフィルム基板を用いたフレキシブル液晶ディスプレイでは,曲げ時にプラスチック基板の歪みやスペーサーの破損により基板間隔が変動するため,電気光学特性が変化して表示が乱れる.そこで本研究では,ニッケルモールド板の加熱・加圧に基づくローラー式ナノインプリント法により,基板表面に高強度ラインスペーサーを直接形成した.さらに,スペーサーを形成した基板と櫛歯電極付き基板に垂直配向膜を形成することにより,フレキシブル液晶素子を構成して光変調動作を確認した.
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矢田 竜也, 宮本 快暢, 松本 和彦, 西浦 順一, 小間 徳夫, 大観 光徳
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-31
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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近紫外発光ダイオード(LED)とパターニングしたRGB蛍光体膜により構成された発光型液晶ディスプレイの光利用効率ついて検証を行った。蛍光体膜と光学フィルタを用いることで、白色LEDとカラーフィルタを用いる既存LCDに比べて、光源の利用効率が2倍以上高い。発光型LCDは、光利用効率が高いだけでなく、輝度、色域の視野角依存性の少ない広視野角化が可能となる。
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塩原 和義, 榊原 和真, 志賀 智一
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-32
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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アダプティブディミング方式の調光係数の計算を簡略化する方法を提案した。提案方法では、大まかな調光係数決定後、調光ブロックの発光プロファイルを考慮して、輝度が不足する箇所と調光係数補正ブロックを特定し、調光係数を補正する。提案方法をテスト画像に適用したところ、従来方法に比べ消費電力は最大で7.5%増加したが、従来と同等の消費電力低減効果を得られることがわかった。また、クリッピング率は0.04%以下、出力画像と入力画像の輝度差は0.45%以下となり、画像再現性を十分維持できることがわかった。提案方法の演算時間は従来方法の1/600であった。
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渡邉 暁, 伊藤 和弘, 宮川 直通, 伊藤 節郎, 御子柴 茂生
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-33
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー
液晶バックライト等に用いられている冷陰極蛍光ランプでは、消費電力低減のため、電子放出特性にすぐれた電極材料が求められている。本研究では新規の放電陰極材料の候補として、近年報告された低仕事関数(約2.4eV)の化合物であるC12A7エレクトライドを陰極材料に用いたグロー放電ランプを作製し、冷陰極蛍光ランプの消費電力に密接に関係する陰極降下電圧を調べた。試作したランプの陰極降下電圧は、既存の陰極材料のひとつである金属モリブデンを用いたランプのそれと比較して、約35%小さいことがわかった。以上のことから、C12A7エレクトライドを陰極材料として用いると、冷陰極蛍光ランプの消費電力低減や発光効率向上が期待できることが分かった。
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佐藤 博啓, 関家 一雄, 倉富 雄平, 川上 徹, 片桐 麦, 鈴木 芳人, 内田 龍男
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-34
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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レーザーを光源に用いたプロジェクションディスプレイでは,拡散したレーザー光の干渉によるスペックルが発生するため,これを低減・除去する必要がある.本研究では光学系内の画像表示デバイスと共役な位置に小型揺動拡散板を配置したレーザープロジェクションディスプレイにおいて,拡大倍率,Fナンバー及び拡散角度がスペックルの低減効果に及ぼす影響について検討を行った.
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片桐 麦, 佐藤 良太, 鈴木 芳人, 鹿野 満, 内田 龍男
原稿種別: 本文
セッションID: IDY2010-35
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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フロントプロジェクションディスプレイは明るい環境下においてコントラスト比が低下するという問題を有している。この問題を解決するため、著者らはプロジェクク光のみを観察者方向に拡散させ、外光を観察者のいない方向に拡散させるスクリーンを提案した。本論分では例として特定の環境下において観察可能領域を導出し、また、実際にスクリーンを試作することで明環境下においても高いコントラスト比を有するスクリーンが実現されることを確認した。
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原稿種別: 付録等
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App1-
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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原稿種別: 付録等
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App2-
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
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原稿種別: 付録等
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App3-
発行日: 2010/01/28
公開日: 2017/09/21
会議録・要旨集
フリー