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原稿種別: 表紙
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Cover1-
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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原稿種別: 目次
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Toc1-
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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後藤 貴光, 河阪 幸機, 野中 敬介, 内藤 整, 橋本 直己
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-1
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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近年,様々な物体に対してプロジェクタによる投影が行われている.投影面の色や模様に関わらず理想的に投影するために,ProCamシステムによる光学的補正に関する研究が行われてきた.しかし,従来のProCamシステムでは,観察者の眼前にカメラを設置する必要があるため,現実的な利用ができない.そこで我々は,観察者とは異なる視点位置に配置したカメラからの画像を用いて,観察者の視点から正しく光学的補正を実現できる手法を提案する.
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北野 光彦, 橋本 直己
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-2
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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本研究では,ProCamにおける画素対応を考慮することで高速かつ高精度な光学的映像補正を実現する.光学的映像補正は任意の投影面に対し,その固有の色情報に影響を受けずに映像を投影する技術であるが,ProCamを用いた場合,画素対応の誤差により正確な補正には数十回のフィードバックが必要となる.本研究では,事前に誤差から生じる影響を計測することでフィードバックを不要にし,動画像への利用も行える光学的映像補正を実現する.
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坂本 裕貴, 中村 友昭, 金子 正秀
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-3
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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コンピュータによる顔特徴の解析や似顔絵作成のためには、実写顔画像から各顔部品の形状を表す特徴点を精度良く抽出する必要がある。顔特徴点の自動抽出に関してはこれまでに数多くの研究が報告されているが、顔特徴の解析や似顔絵の作成に耐える精度で安定して検出できるまでには至っていない。本論文では、これまで特徴抽出手法が十分検討されていない鼻孔及び小鼻を対象として、これらの領域における濃淡分布の特徴に着目して形状を精度良く抽出する方法について述べる。撮影状態の異なる多くの顔画像に本方法を適用し、その有効性を示す。
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船田 美雪, 中村 友昭, 長井 隆行, 金子 正秀
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-4
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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概念は知覚情報からボトムアップに形成されるだけでなく,言語や文化といった作用がトップダウンに働くことで文化毎に異なる概念が構築されると考えられる.我々はこれまで,概念と言語が相互に影響を与えながら,ロボットが概念を獲得する手法を提案してきた.しかし,概念と言語の間でどのような相互作用が起きているかは,十分に検証できていなかった.本論文では,色概念を対象として,これまで我々が提案してきたロボットによる概念形成モデルにおいて,言語と概念の相互作用の影響を解析し,人の概念形成過程と比較することによって,提案モデルの妥当性を検証する.
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長野 亜美, 齋藤 康之, 中村 栄太, 嵯峨山 茂樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-5
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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楽譜に従って,人の演奏に追従して自動的に伴奏パートを演奏するシステムEurydice(ユリディス)は,演奏の生成過程を確率モデルでモデル化することにより,速度変化や弾き間違いがあっても柔軟に追従できる自動伴奏システムである.Eurydiceでは演奏者による入力に基づいてテンポ制御するが,楽譜上で演奏者パートの休止区間では伴奏パートのテンポ制御ができない.本研究では,そのような区間で,鍵のタップ動作による伴奏のテンポ制御について検討した.まず,タップ動作を行う鍵を決定するために,鍵間の距離に関するミスタッチ率を評価実験で確認した.前処理として,Eurydiceに使用するStandard MIDI File (SMF)へタップ動作に必要な音符を挿入し,挿入した音符をタップすることでテンポ制御と曲の進行を行った.楽譜には存在しない音符であるため音は出力しない.これらを実装し,動作を確認した.
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大門 洋次郎, 齋藤 康之
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-6
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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ある油のリサイクル会社では,リサイクルの過程で搬入したドラム缶内の油と水の境界を求める必要がある.現在はドラム缶に差し込んだ棒から伝わってくる感触から境界を求めているが,この手法は個人の感覚に大きく依存し,また,雨天時には雨水が缶内に入るなどの問題がある.そのため本研究では,超音波の送受信が可能な超音波探触子を用いて密閉状態のドラム缶内の油と水の境界を求める.
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草野 友輝, 齋藤 康之
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-7
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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頭部伝達関数(Head-Related Transfer Function; HRTF)は,人間が音を立体的に感じるために重要な物理特性である.HRTFは,頭や耳介の形状により影響を受け個人差ができるということ,また,他人のHRTFを用いた被験者は,誤った音像定位や臨場感の低下などの問題が生じることが知られている.本研究では,この個人差に着目し,頭や耳介の形状の変化によるHRTFへの影響についてシミュレーションを行い,被験者の頭や耳介形状から被験者のHRTFを推定し,被験者に適合するHRTFを提供することでHRTFの個人化を行う.
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佐藤 陸, 中村 栄太, 齋藤 康之, 阿方 俊, 五十嵐 優, 嵯峨山 茂樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-8
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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現在の楽譜の主流は,ピアノに限らず五線譜である.五線譜は多数の楽器の楽譜に採用されているものであり,情報量も多い.しかし,五線譜に慣れていない人にとってはその複雑さによって読むのが難しい.タテ線譜は,ピアノ演奏初心者が読譜し易い新しい楽譜であり,五線譜とは異なり簡素で直感的である.従来,タテ線譜は手動で作成されているが,本研究ではこれをSMFからピアノ運指を含めて自動生成する方法について検討する.さらに,SMFの内容に合わせて表示する音階の上限と下限を変えられるようにした.
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藤井 ほのか, 齋藤 康之
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-9
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
本研究ではSMFの楽曲データの難易度判定および楽曲の複雑化・簡略化が可能なソフトウェアの開発を行う.まず始めに,既存のSMFを読み込んで各イベントを解析し,音符の量や使用する音域,リズムなどの情報を元に楽曲の難易度を判定する.次に,楽曲パターンを任意の場所に挿入することで難しく,また楽曲データ内の任意のフレーズを削除あるいは簡略化することでより易しくする編曲機能を追加する.
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渡邉 英光, 八木 美冴, 佐藤 美恵
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-10
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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近年,3Dプリンタが一般的に販売されるようになり,3次元形状をモデリングするためのシステムの需要が高まってきている.本研究ではより直感的な操作で3次元形状を作成することを目的として,赤外線センサにより手と棒の動きを検知し,ユーザが仮想物体を摘まむ動作をした際に手の動きに合わせて仮想物体を部分的に引き伸ばす手法と,ユーザが持つ棒に合わせて動く棒状のモデルが仮想物体の中を通過した際に仮想物体を切断する手法を検討する.
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浦 善晴, 加藤 昇, 佐藤 美恵
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-11
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
近年,AR技術が身近になり,シースルーHMDを用いたAR体験が盛んになっている.ARとは,現実世界に情報を付加する技術である.本研究では,視界に入る多くの情報の中から特定の文字情報を見つけることを目的とする.探したい文字列をARマーカとして設定し,シースルーHMDに付属するカメラを使用して見える視界において,その文字列を特徴点マッチングにより探索する.そして,探索した文字列に対して,シースルーHMD上で半透明の赤色平面物体を重畳表示することにより,探したい文字列を強調して表示する.
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蛯原 大樹, 鈴木 奏太, 佐藤 美恵
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-12
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
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ARに関する研究の一つに,ユーザと仮想物体とのインタラクションがある.先行研究では,素手で球形の仮想物体に対して掴み動作を行うARシステムを開発した.しかし,球形以外の仮想物体を掴んだ際にユーザに違和感を与えるという問題があった.そこで,本研究では様々な形状の仮想物体に対しても自然な掴み動作を行えるARシステムを提案する.本システムでは,仮想物体を掴んでいる際の操作として,移動操作と回転操作を行える.
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黒坂 翼, 中村 友昭, 金子 正秀
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-13
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
本論文では,人の生活環境の様な動的環境における,自律移動ロボットのための経路生成及び速度制御手法を提案する.人の生活環境で動作する移動ロボットには,壁や置物などの静止障害物だけでなく,人やペットといった移動障害物も考慮した動きが求められる.移動障害物を考慮した動作を行うためには,移動障害物の移動予測を行い,ロボットが移動する経路を生成し,さらに障害物に衝突しないような速度制御を行う必要がある.このための方法として,時空間で移動障害物の移動予測を行いながら経路生成を行うことができる時空間RRTが提案されている.しかし,移動障害物の移動量の曖昧性が考慮されていないため,障害物のすぐそばを経由する経路が生成されるという問題がある.本論文では局所的にサンプリング確率を変化させることで,動的障害物から離れた経路が,より生成されやすくなる手法を提案する.本手法の有効性をシミュレーションにより検証する.
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綿貫 貴文, 中村 友昭, 金子 正秀
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-14
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
人に同行しながらサービスを提供する自律移動ロボットにおいては、周囲の状況に応じて同行者との位置関係を調整しながら移動できる必要がある。このようなタイプのロボットの一つとして、移動型テレプレゼンスロボットがある。このロボットでは障害物が存在したり歩行者が行き交う環境において、周囲の変化に応じて同行者との位置関係を調整しながら同行移動を行い、遠隔地の相手と同行者との間での会話を維持できるようにする必要がある。このような同行移動を実現するために本論文では同行移動に最適化した人工ポテンシャル場を用いた方法を提案する。シミュレーションと実機実験により、提案手法が有効に動作することを示す。
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林 晃平, 中村 友昭, 金子 正秀
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-15
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
本論文では,対象とする人物の顔特徴に応じて描画スタイルや誇張方法を変化させる似顔絵画家の描画手法をコンピュータによる似顔絵生成に適用することを目的とする.似顔絵画家により描かれた似顔絵の顔部品形状や配置に対して主成分分析を行い,似顔絵画家の描画手法の特徴を数値的に取り扱えるようにする.また人の顔認知の仕組みや似顔絵画家のテクニックを考慮することにより,従来手法に比べ本人の雰囲気を残したまま,より効果的に本人の特徴を誇張した似顔絵を生成できるようにする.提案手法により作成した似顔絵を従来手法と比較することにより,提案手法の有用性を示す.
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野村 哲聖, 曽我 麻佐子
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-16
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
本研究では,ダンスの振付創作を支援するために人体アニメーションを簡易かつ低コストに作成することを目的とし,Kinectを用いた身体動作入力による振付合成システムを開発した.本システムでは,ヒップホップダンスのステップを時系列に組み合わせて再生し,それに合わせてKinectを用いて両腕の動作を入力する.モーションデータと入力した動作を合成し,3DCGキャラクタによるアニメーションでリアルタイムに確認できる.
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隅田 圭祐, 曽我 麻佐子
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-17
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
練り供養は時間経過や場所により見え方が異なるため記録や事前の予測が難しい.そこで練り供養の行列を記述し,3DCGでシミュレーションを行うシステムを開発した.本システムは練り歩くパターン,組数,人の間隔などをユーザが設定することで練り供養の行列や人の動き,時間経過などのシミュレーションが可能である.作成した練り供養の3DCGはHMDとLeap Motionを用いて視点変更を行うことで異なる場所から確認できる.
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小林 杏奈, 井上 未知美, 佐藤 美恵, 阿山 みよし
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-18
発行日: 2016/02/13
公開日: 2017/09/22
会議録・要旨集
フリー
本研究は,家庭での使用環境に近い状態でも高階調表示が画像の印象に影響するかを確認するため,画像の印象と階調数,ディスプレイのガンマ特性の関連性を主観評価によって調査した.評価は市販されている10ビットディスプレイを用い,明環境下で行った.調査の結果,画像の印象と階調数,ガンマ特牲には関連性があることを確認した.また,画像によってガンマ特性を適切に設定することで,明環境下でも階調数の増加により印象が向上する傾向があると示唆された.しかし,画像「花」「外観(建物)」,評価語「調和感」「質感」に関しては階調数の増加によって画像の印象の低下が見られ,高階調表示が印象に悪影響を与える可能性も示された.
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吉野 優太, 石川 智治, 柳田 佳子, 佐々木 和也, 阿山 みよし
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-19
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本研究の目的は,布地ドレープを回転させている映像において,回転速度と回転持続時間が布地の質感の伝わりやすさにどのように影響するかを明らかにすることとした.そこで,本実験においては回転速度4パターン,回転持続時間4パターンの組合せとして,計16パターンの映像を布地ごとに用意した.この映像について質感評価を行ってもらった.さらに,実物を見て触って評価してもらう視触覚評価を行ってもらい,映像の評価との誤差を求めることにより,どれだけ質感が伝わりやすくなったか調べた.その結果,布地が持つ「やわらかさ・かたさ」ごとに決められた回転速度と回転持続時間の組合せを呈示することにより,布地の「やわらかさ・かたさ」が伝わりやすい可能性が示された.
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陳 毅倫, 阿山 みよし
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-20
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
3Dモデルの動作の違いや背景の有無に着目した.しかしながら,人々がコンピュータグラフィックスの迫力や立体感などを判断する際に,3Dモデルのどのような動作の違いや背景の有無に影響されるのかどうかを系統的に評価や分析した研究は少ない.本研究では,背景や動きの異なる龍のモデルを実験刺激とし感性評価実験を行い,結果より感性評価に影響を与える3Dモデルの動き方や画像精細度を検討した.実験1では龍の動作,動き速度,背景が立体感や迫力感にどのように影響するのかを検討した.実験2ではモデルの精細度を変化すれば違う効果が得られるかを検討した.更に,主効果と各要因の交互作用を判断するために,分散分析を行った.
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早川 雄貴, 滝沢 穂高, 工藤 博幸, 岡田 俊之
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-21
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本報告では,腹部X線CT画像の位置合わせ手法について述べる.はじめに空気領域の非対応の問題に対応するため,粘性流体力学に基づく非剛体変形により2枚の画像の空気抜きを行う.次に撮像範囲の異なる2枚の画像間においても柔軟に同一組織の位置合わせを行えるようにするため,CT画像から骨領域を抽出し,その構造情報を基に大まかな位置合わせを行う.最後に,マクスウェルの悪魔アルゴリズムと局所的なアフィン変形のモデルに基づく変形場近似のアルゴリズムを用いて非剛体の位置合わせを行い,より詳細な位置合わせを行う.本報告では,本手法を実症例画像に適用した結果を示し,本手法の有効性を検証する.
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保田 竜也, 滝沢 穂高, 奥村 俊昭, 工藤 博幸, 岡田 俊之
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-22
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本稿では,腹部X線CT画像から脊椎領域を抽出する手法を提案する.まず,2値化処理とモルフォロジ演算によって骨領域を抽出し,骨領域から脊柱位置を推定することで,脊柱と肋骨を得る.画像中の椎間板の位置,傾きを推定し,椎間板位置で脊柱をセグメンテーションし,得られた脊椎と肋骨の相対位置や接続性を評価することで,脊椎を抽出する.本稿では,腹部CTに共通して観測されることが多い第12胸椎の抽出に焦点をあて,従来法では困難であった撮像範囲がそれぞれ異なる症例からの抽出を図る.提案手法を撮像範囲が異なる15症例へ適用し,本手法の有効性を確認した.
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下山 真史, 塩田 さやか, 貴家 仁志
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-23
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本稿では,JPEG2000の符号化画像に対して,DWT係数の正負符号情報のみを用いた画像検索法について提案する.JPEG2000を用いて符号化された画像に対し,これまでヘッダ情報から抽出されたゼロビットプレーン数を用いた画像推定法や画像検索法が研究されている.しかし,それらの手法はDWT係数の絶対値のみしか推定できないという問題点があった.提案法では,低域のDWT係数の正負符号情報のみを用いて画像を推定することで,従来法に比べ圧縮率に対しよりロバストな画像検索を目的とする.実際の画像を用いた画像推定及び画像検索のシミュレーションにより,提案法の有効性を確認する.
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青木 耀平, 丸山 啓介, 橋本 直己
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-24
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
近年,立体物に対し映像を投影することでその見た目を変化させるプロジェクションマッピング技術が注目されている.プロジェクションマッピングは,対象形状に応じた投影位置の調整作業が必要となるが,安価な深度センサを導入することで,投影対象の位置姿勢検出を自動的に行い,適切な映像の生成が可能となるため,コストを抑えつつ手軽にプロジェクションマッピングが実現できる.しかし,深度センサは計測精度が低いという課題が存在し,高精度な映像投影への応用は困難である.そこで本研究は,ロバスト推定を用いた深度センサの計測精度向上手法の導入とデバイスの高精度な校正を行うことで,誰もが気軽に利用できる高精度なプロジェクションマッピングシステムの実現を目指す.
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庭田 直也, 橋本 直己
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-25
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
近年,実物体に映像投影を行うことで,その物体の見た目を変化させる空間型拡張現実感(Spatial Augmented Reality, SAR)がエンターテイメントの場で利用されている.このようなSARは,静止した物体に対して行われるものであるが,最近では,SARの拡張として,動く物体に対して映像を投影する動的なSARにも注目が集まっている.これを実現するためには,投影対象の位置をリアルタイムに取得する必要があるが,カメラ等を用いた非接触な計測では,十分な速度の実現が困難である.そこで,本研究では,深度カメラから得られる対象の形状から,高速に特徴点を検出し,その対応関係から対象の姿勢推定を行う.最小限のデータのみを用いて姿勢推定を行うことで,動く物体に対し,映像の追従性の高い動的なSARを実現する.
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河内 聖貴, 渡邊 修
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-26
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
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佐藤 圭, 亀田 昌志
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-27
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
JPEGにより符号化された画像のエッジ付近には,モスキートノイズと呼ばれる視覚的妨害が発生する.このとき,モスキートノイズは,発生の場所や大きさが入力画像に依存するため,ノイズ推定が難しい.本稿では,エッジ付近に発生する輝度値の周期的な振動であるモスキートノイズを,ケプストラム解析によって推定する手法を提案する.ノイズを含んだ信号に対するケプストラム係数のピーク値が,モスキートノイズの周期と大きさに関係していることを実験により明らかにする.
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西本 卓也, 中村 将太, 水上 嘉樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-28
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
SIFT (Scare-Invariant Feature Transform)特徴に代表される局所特徴は,類似画像検索において広く用いられている.しかし,これらの局所特徴の多くは画像の輝度情報しか利用しないために,色情報を有効活用していないといった問題がある.そこで,本研究では,局所特徴点同士を結んだ線分上の色情報を特徴量とする特徴線分(Key Line Segment; KLS)を提案し,類似画像検索における有用性について議論する.
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中谷 慎吾, 水上 嘉樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-29
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では,単眼撮影画像から人体の3次元姿勢を推定する際に,被写体の色情報を活用する手法を提案する.提案手法では,最初に被写体テクスチャを3D人体モデルにマッピングして,テクスチャ付き人体モデルを得る.次に,モーションキャプチャデータベースに含まれる様々な姿勢をテクスチャ付き人体モデルに割り当て,周囲8方向の仮想カメラを用いて複数の姿勢画像を取得する.最後に,撮影画像を姿勢画像データベース内の姿勢画像と比較し,人体姿勢を推定する.姿勢推定時に用いる画像特徴として,RGB値,HOG特徴,カラーヒストグラムに着目した比較実験を行い,得られた結果からテクスチャ付き人体モデルを用いることの有効性を確認する.
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須山 直登, 徳田 駿, 水上 嘉樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-30
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
近年,複数画像に基づいた3次元再構成について多くの研究が行われている.特に,都市空間や屋内空間においては,被写体が平面で構成されることが多いことを踏まえると,空間内の平面領域を検出することは詳細な距離画像の推定に有用である.本研究では,Structure from Motionで求めた疎らな3次元特徴点間の色分布に基づいて,基準カメラ画像の複数の平面領域を選出する.次に,平面領域毎に平面方程式を解き,法線方向に平面スイープを行う.得られた視差空間画像からコストが最小となる視差候補を選出して視差画像を作成する.最後に,複数の視差画像をコストに基づいて合成し,最終的な視差画像を得る.
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地曳 はるか, 齋藤 康之, 中村 栄太, 嵯峨山 茂樹
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-31
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本論文では自動譜めくりシステムにおいて,演奏者の譜めくり合図の頷きとリズムノリ動作を判別する方法について議論する.実際のピアノ演奏において演奏者は譜めくり係に頷いて譜めくりの合図を送っていることから,頷き動作をキューとした自動譜めくりを開発した.しかし,頷き動作は譜めくりの合図だけではなくリズムのノリにも含まれる.そのためシステムは譜めくり合図の頷き動作のみ認識する必要がある.そこで頷き動作とリズムノリ動作をサンプリングした結果,頷き動作よりもリズムノリ動作は浅く頷いていることが明らかとなった.これより,動作の深度に対して閾値を設定することで2つの動作を判別することができると考えられる.
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西嶌 朋子, 曽我 麻佐子
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-32
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
本研究では声明楽譜の理解支援や,声明をあまり知らない人に対する興味喚起を目的とし,タブレット端末を用いた声明楽譜の作成・再生システムを開発した.ユーザは声明楽譜において音高を表している墨線と,歌詞をタッチ操作によって入力し,タブレット端末上で声明楽譜を作成する.さらに,作成した楽譜に対応した音声を再生することでどのような音で声明を唱えればよいかを確認することができる.
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Xiaohua ZHANG, Ning XIE, Heming HUANG, Yuelan XIN
原稿種別: 本文
セッションID: ME2016-33
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
In this report, several methods are introduced for extracting character strokes from a document image with an irregular background. It is known that the irregular background is the biggest obstacle for restoring text strokes from document image. This paper proposes several approaches for removing the uneven shading by using piecewise polynomial model and Gaussian kernel model to estimate shading surface. However, these two models cannot well estimate more complicated background surface such as bleed-through, creased paper, smear and stains. A progressive method for restoring text strokes is proposed for these kinds of document images. First, a weighted constant time median filter is used to compute the irregular background and remove it as completely as possible on retinex theory. Next, hierarchical thresholding is established at different scales. Unclassified pixels in regions close to text strokes are further binarized. Finally, after computing the skeleton of each text stroke, a geometric approach is applied to preserve the connectivity of the strokes. Intensive experiments were conducted on various document images. The results demonstrate that our method yields better results than other methods.
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原稿種別: 付録等
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App1-
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
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原稿種別: 付録等
p.
App2-
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー
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原稿種別: 付録等
p.
App3-
発行日: 2016/02/13
公開日: 2018/03/30
会議録・要旨集
フリー