三次元を表示するホログラムの場合,可視化するため再生照明光が必要となる.すなわち,ホログラムの伝送と再生が可能である可視光の利用が有効である.しかし,従来の通信の電波やIrDA(Infrared Data Association)の赤外線での利用は再生困難であった.そこで,半値幅の狭いバンドパスフィルタを用いて分散の影響を低減して再生像の改善をした上で,IrSimple技術に可視光デバイスを適用して可視光通信の可能性を検討し,可視光技術にIrSimpleプロトコルを適用して計算機合成ホログラムの伝送および再生したので報告する.