岩手医科大学歯学雑誌
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38 巻 , 1 号
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総説
症例
  • 近藤 尚知
    原稿種別: 本文
    38 巻 (2013) 1 号 p. 9-24
    公開日: 2017/03/06
    ジャーナル フリー
    カスタムメイドタイプのマウスガード(マウスピース,マウススプロテクター)は,ラグビーや空手,ボクシング,アメリカンフットボールアイスホッケーなどのコンタクトスポーツにおいて,競技者の外傷予防に有用である.上記のスポーツにおいては,ジュニア期においても成人同様のコンタクトをすることが少なくないため,口腔外傷の予防には,マウスガードの装着が推奨されている.現在までに,各種スポーツにおけるマウスガードの外傷予防効果については数多く報告されている.さらに,カスタムメイドタイプのマウスガードの製作については,加熱加圧形成法,吸引形成法,ロストワックス法などあらゆる種類の方法が詳細にわたる記述として報告されている.一方,混合歯列を有する若年者のためのマウスガード製作法については,その報告はあるが,必ずしもその数は多くなく,かつ製作過程の詳細までは記述されていない.本稿においては,混合歯列期のマウスガード製作法に焦点を絞り,これまでに培ってきた工夫と経験をもとに, 10歳の児童の口腔内を例として,そのマウスガード製作過程の詳細を記した.この時期におけるマウスガードの製作で最も重要な点は,装具であるマウスガードが,激変する口腔内環境の変化に,いかに追従していけるかである.数週間から数カ月先の口腔内の状態を予想して,外形線を設定し,模型上で永久歯の萌出位置を想定して石膏またはセメントで歯冠形態を形成後,模型調整までを行って製作したマウスガードは,混合歯列期においても良好な適合を得ることが可能となり,一定期間は安定した状態を期待することができる.
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岩手医科大学歯学会第74回例会抄録
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岩手医科大学学位審査報告
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