ブリーフサイコセラピー研究
Online ISSN : 2432-9371
Print ISSN : 1880-5132
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研究報告
ブリーフレポート
  • 相模 健人
    2021 年 30 巻 1 号 p. 12-18
    発行日: 2021/10/31
    公開日: 2021/11/09
    ジャーナル 認証あり

    本研究はスクールカウンセリングにおいてWOWWアプローチとコンサルテーションを組み合わせた実践を紹介した。この実践を検討することにより新たなスクールカウンセラーの活動について提案を行った。実践では小学校においてスクールカウンセラーが WOWWアプローチのコーチとして1クラスにつき一つの授業を観察し,終わりの時間に児童の良い行動をコンプリメントした。授業後にスクールカウンセラーは担任教諭に対して,クラスで問題となっている児童への対応をアドバイスするコンサルテーションを行った。3事例の検討からWOWWアプローチの効果として,児童が授業内でコンプリメントされた良い行動を授業後も継続したことや,児童の良い行動をコンプリメントされることで担任もエンパワーされたことが示された。また,スクールカウンセラーが担任教諭と授業を共有することで,コンサルテーションにおいて授業内で生じた例外を取り上げたり,社会資源を紹介したりしやすくなるという有効性も示された。さらに,WOWWアプローチと組み合わせることで,コンサルテーションにおけるスクールカウンセラーの助言が担任教諭にとってより有効な手立てとなることが示唆された。この実践は教員同士や管理職など様々な教育に携わる者が行える可能性があると考える。

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