和歌山県の早和果樹園にフィールドサーバを用いたモニタリングシステムを設置し、各種気象条件および土壌水分量の計測とともにネットワークカメラによる樹体画像の撮像を行った。フィールドサーバは無線 LAN を介して麓の選果場と接続されている。選果場からは ADSL 回線を利用し三重大学および中央農業研究センター間との VPN を構築しており、遠隔地から果樹園で計測されたデータへのアクセスが可能である。また、フィールドサーバ近傍にはデータロガーを設置し、天候等により無線 LAN 通信が途絶した場合でも、データを記録し続けることが可能なシステムとした。