日本クリティカルケア看護学会誌
Online ISSN : 2187-400X
Print ISSN : 1880-8913
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8 巻 , 1 号
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第7回日本クリティカルケア看護学会学術集会報告 会長講演
原著
  • 福田 和明, 黒田 裕子
    8 巻 (2012) 1 号 p. 17-28
    公開日: 2013/08/24
    ジャーナル フリー
    研究目的:本研究は,Critical Care Family Needs Inventory-Japanese Version(CCFNI日本語版)を用いて,重症患者家族のニーズに対する看護師の認知構造モデルの構築を目的とした.
    研究方法:調査は,関西地区のICU・CCU・救命救急センターに勤務する看護師590名に対し,質問紙を郵送して実施した.質問紙は,CCFNI日本語版とデモグラフィックデータで構成した.重症患者家族のニーズに対する認知は,家族ニーズに対する重要度認知と充足度認知とした.構造方程式モデリング分析は,Amos18を用いた.
    結果:360名の看護師から回答を得(回収率61.0%),最終的に336名を分析対象とした(有効回答率93.3%).重症患者家族のニーズに対する看護師の認知モデルは,家族ニーズに対する重要度認知と充足度認知で構成した.両認知は,“患者の最善ケア・患者との対面・医療者とのコミュニケーションニーズ(患者関連ニーズ)”と“家族の受容・家族をとりまく環境・支援者ニーズ(家族関連ニーズ)”で構成した.構築した仮説モデルは構造方程式モデリングで分析したところ,データとよく適合していた(χ2=37.508, p=.086, CFI=0.995,RMSEA=0.034.).家族関連ニーズの重要度認知から患者関連ニーズの充足度認知へのパスは,-0.61であり,その他の重要度認知から充足度認知へのパスは,0.68と0.35であった.
    結論:重症患者家族のニーズに対する看護師の認知モデルを明らかにした.このモデルによれば,家族ニーズに対する重要度認知が充足度認知へ影響していることがわかった.これらの結果は,家族ニーズを充足するための看護実践の開発に役立つものと考える.
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  • 西村 夏代, 掛橋 千賀子
    8 巻 (2012) 1 号 p. 29-39
    公開日: 2014/04/05
    ジャーナル フリー
    本研究は,ICUで働く看護師が家族に対して行っている終末期ケアの内容について,語りを通しその具体的内容を明確にすることを目的とした.対象となる看護師は臨床経験5年以上,ICU経験が3年以上でリーダー業務を行っている者とした.書面による研究同意が得られた20名に対し半構成的面接調査を実施し,質的帰納的手法により面接内容を分析した.その結果,ICUで死を迎える患者の家族に対して看護師が実践している終末期ケアは,【患者の現状認識ができるよう支援する】【危機的な心理状況をくみとり臨機応変に援助する】【意識の無い患者の側で過ごせるよう援助する】【短い関わりの中で積極的に関係づくりをする】【安心感を与える存在となり援助する】【ICUで迎える死を後悔しないよう支援する】【臨終を迎えるにふさわしい場に整える】【患者の尊厳を守る】【家族間の調整をする】【家族と医療者間の橋渡しをする】の10カテゴリーが抽出された.これらは,ICUにおける終末期ケアの困難性に臨機応変に対応し,様々に工夫されていることが明らかとなった.また,実践している終末期ケア内容を言語化し,明確にすることでICUでの終末期ケアを共有化する手掛かりを得た.
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研究報告
  • 平良 由香利, 中村 美鈴
    8 巻 (2012) 1 号 p. 40-51
    公開日: 2014/04/05
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は心筋梗塞を発症した成人の復職に伴う困難と,その困難にどのように対応したのかを明らかにし,看護支援を検討することである.第2報では,復職前から復職後を含めた復職の過程に伴う困難と対応について述べる.心筋梗塞を発症した後に復職している成人男性7名を対象に半構造化面接を行い,質的帰納的に分析した.
    その結果,復職前と復職後,復職前後では困難と対応の内容が変化していたが,心筋梗塞を発症した心臓に対する困難と対応,対象者自身の役割の遂行に対する困難と対応が見られた.また,周囲の人々からの気遣いを受けることで復職および仕事継続への意欲を維持できていた.これらから,『生きていくことへの不確かさ』,『役割の遂行』,『周囲の人々からの支え』という看護支援の方向性が明らかになった.看護師は心筋梗塞を発症した成人の復職に伴う困難と対応の特徴を理解し,復職に対して支援していく必要性が示唆された.
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