日本呼吸器外科学会雑誌
Online ISSN : 1881-4158
Print ISSN : 0919-0945
ISSN-L : 0919-0945
33 巻, 7 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
巻頭言
原著
  • 仲田 庄志, 竹中 賢, 堅田 敦, 細井 慶太, 奥村 好邦
    2019 年 33 巻 7 号 p. 674-679
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    目的:気胸術後における胸腔ドレーン部の創治癒不全に対して,2015年1月から我々はドレーン挿入部の皮膚切開は縦方向に行い,吸収糸で閉鎖する方法(以下,N法)を用いている.今回,N法の有用性を検討した.方法:2010年4月から2018年12月に手術症例を対象に検討した.結果:男性130例,女性24例,平均年齢40.5歳であった.単変量解析でBMI19.0以上,N法が創治癒不全の予防因子(P=0.038,P=0.003)で,多変量解析ではN法のみが有意な因子(ハザード比0.135,95%信頼区間0.029-0.611,P=0.009)であった.創治癒不全の発生率は従来法で17例(18.9%)に対し,N法では2例(3.1%)と著明に減少した.結語:N法はドレーン挿入部の創治癒不全を減少させる有用かつ簡便な方法である.

  • 尾嶋 紀洋, 明元 佑司, 本間 崇浩, 北村 直也, 飛弾 結樹, 芳村 直樹
    2019 年 33 巻 7 号 p. 680-685
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    【背景】気胸に対する初期治療として胸腔穿刺を行う場合,穿刺時のみの情報から肺瘻の有無を予測することは容易ではない.本研究では機械学習による決定木分析を用いて,胸腔穿刺時の情報から肺瘻の有無を予測するための各因子を検討し,予測のための決定木クラス分類器を作成した.【方法】2015年7月から2018年9月に気胸に対して胸腔穿刺を行った55例を後ろ向きに検討した.作成した決定木分類器を用い,11例のテストデータに対し予測,評価を行った.【結果】55例中34例に肺瘻を認めた.単変量解析では胸腔穿刺前の気胸率(p=0.02),排気量(p=0.01)に有意差を認めた.テストデータ11例に対する評価は,正解率0.82,再現率0.80,AUC0.82であった.【結語】胸腔穿刺前の気胸率が0.576より大きい場合,穿刺時に肺瘻が開存している可能性が高いと考えられた.作成した予測器は比較的良好な成績であった.

  • 山下 貴司, 朝井 克之
    2019 年 33 巻 7 号 p. 686-692
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    若年者自然気胸は肺胸郭不均衡により発症すると考え,若年気胸患者の肺実質の平均CT値を後ろ向きに調査し,正常肺患者との差違について検討した.若年気胸患者の肺実質の平均CT値を後ろ向きに調査し,正常肺患者との差違について検討した.15歳から25歳の男性,若年気胸患者35例,正常肺患者105例について肺実質平均CT値(HU)と胸腔内容積(mL)について検討したところ,CT値は両側とも有意に気胸群のほうが低かった(右:-846.8/-819.9;p=0.005,左:-843.1/-812.1;p=0.002).胸腔内容積は両群で明らかな有意差を認めなかった.またCT値と胸腔内容積は負の相関を示した.このことから気胸患者における肺胞径は正常肺患者に比べて大きいことが示された.この肺胸郭不均衡が気胸発症の根底にあるため,外科的治療の施行にあたっては肺実質の切除はさらなるリスクになることが懸念され,肺囊胞切除に伴い切除される正常肺実質は最小限に留めるべきであると考えられる.

  • 石黒 太志, 梁 泰基, 竹中 裕史, 川崎 成章, 重光 希公生
    2019 年 33 巻 7 号 p. 693-700
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    当科では2018年11月にUniportal VATS(U-VATS)を導入し,2019年4月までの6ヵ月間に46例の解剖学的肺切除術を施行した.うち原発性肺癌41例と,U-VATS導入前の6ヵ月間にMultiport VATS(M-VATS)で解剖学的肺切除術を施行した原発性肺癌33例の周術期成績を比較検討した.両群の患者背景に差を認めなかった.U-VATS群で手術時間が短く(126 vs. 152分 P<0.01),術後疼痛が軽減した(Numerical Rating Scale 0 vs. 2 P=0.02).術中出血量,ドレーン留置期間,合併症,郭清縦隔リンパ節数には差を認めなかった.M-VATSの経験をもとに手術手技に工夫を加えればU-VATSの導入は可能で,導入により手術侵襲を軽減できるものと考えられた.

  • 三和 健, 宮本 竜弥, 高木 雄三, 春木 朋広, 谷口 雄司, 中村 廣繁
    2019 年 33 巻 7 号 p. 701-705
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    食道奇静脈陥凹(azygoesophageal recess:AER)に発生するブラは,アプローチが困難である.2005年から2018年までの14年間に当科で経験した気胸手術症例342例中,AER発生のブラ14例(4.1%)を解析した.全例男性で肺気腫合併の高齢者が多かった.術前CTでブラを責任病変と認識できたのは8例のみで,手術では責任病変の同定は4例で難渋,術式はブラ切除12例,ブラ結紮1例,ブラ焼灼1例であった.ブラ切除症例では自動縫合器は8例で下位肋間から挿入,6例に補強材付自動縫合器を使用した.手術時間は中央値で70.5分,出血量5 ml,ドレーン抜去1日,術後在院日数7日であった.AERのブラは以下の理由でアプローチが難しい.①胸腔の最深部である.②肺尖部のような可動性がない.③椎体に近い.④肺気腫合併が多い.自験例では補強材付自動縫合器を下位肋間から挿入する工夫が大切であった.

症例
  • 菅野 健児, 前原 孝光, 山本 健嗣, 根本 大士, 木越 宏紀, 益田 宗孝
    2019 年 33 巻 7 号 p. 706-713
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    38歳男性.胸痛を契機に胸部異常影を指摘され,当科紹介となった.CT(Computed tomography)にて,上大静脈と左腕頭静脈を圧排する16×13×9 cm大の前縦隔腫瘤を認め,CTガイド下針生検で卵黄囊腫瘍の診断となった.BEP療法(bleomycin,etoposide,and platinum)を施行したが,薬剤性肺障害を併発したため,化学療法を中止し手術の方針となった.右肺浸潤や横隔神経との癒着が疑われたため,胸腔鏡手術を先行した.左側臥位で胸腔鏡手術を施行,右肺上中葉の部分合併切除を行い,横隔神経を腫瘍から剥離温存した.仰臥位に体位変換後,胸骨正中切開で腫瘍を切除した.心膜と左腕頭静脈を合併切除し,外科的完全切除を完遂した.術後に重症合併症は認めなかった.胸腔鏡手術の先行により,良好な視野で肺部分切除と横隔神経の温存ができ,完全切除し得た卵黄囊腫瘍の1例を経験した.

  • 坂尾 伸彦, 重松 久之, 藻利 優, 岡崎 幹生, 湯汲 俊悟, 佐野 由文
    2019 年 33 巻 7 号 p. 714-718
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    副腎皮質癌は稀な疾患で,しばしばその診断に難渋するため,進行した症例が多く予後不良とされる.症例は60歳代女性,検診発見の胸部異常陰影を精査したところ,両側多発肺結節と左副腎腫瘍を指摘された.左副腎腫瘍摘出術を施行し,副腎皮質癌と診断された.多発肺結節に対して両側肺部分切除術を施行し,副腎皮質癌の肺転移と診断した.術後化学療法としてミトタンの投与を開始したが,再度両側肺の新たな結節を認め,計5回の肺部分切除術を施行した.いずれも副腎皮質癌の肺転移と診断した.副腎皮質癌術後5年10ヵ月が経過しているが,現在も生存中である.両側多発肺転移を伴った副腎皮質癌であったが,原発巣の切除後,肺転移巣を積極的に外科的切除することにより,比較的長期生存を得られる可能性が示唆された.

  • 市川 淳, 柳澤 純
    2019 年 33 巻 7 号 p. 719-722
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    肺犬糸状虫症は肺癌,転移性肺腫瘍,他の良性腫瘍との鑑別が困難であることが多い.今回我々は肺犬糸状虫症の1例を経験したので報告する.症例は52歳男性.左肺腫瘍の精査加療目的に当院を紹介された.胸部単純CT検査で左下葉外側辺縁に境界明瞭で辺縁整な28×22 mmの結節を認めた.転移性腫瘍などの悪性腫瘍との鑑別を要し,診断確定のために胸腔鏡下左肺部分切除術を施行した.摘出標本の病理組織学的検査で寄生虫塞栓による陳旧性肺梗塞と診断した.肺犬糸状虫症は自然軽快し得るとされているが,悪性腫瘍との鑑別が必要であることが多く,積極的な外科的切除による治療が望ましいと思われた.

  • 米井 彰洋, 森山 裕一
    2019 年 33 巻 7 号 p. 723-729
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)は1991年に報告されて以降,多数の報告が相次ぎ,現在では独立した疾患概念として認識されているものの,肺病変をきたす症例はあまり多くなく,さらに肺孤立性病変のMTX-LPD症例の報告は稀である.

    症例は関節リウマチでメトトレキサート内服中の68歳女性.27 mmの原発性左下葉肺癌疑いで紹介となった.気管支鏡検査にて確定診断は得られなかったが,各種画像検査より肺悪性腫瘍を疑い胸腔鏡下左下葉切除を行った.摘出標本の病理診断によりび慢性大細胞型B細胞リンパ腫と診断され,患者情報より追加したEBV-encoded small RNA in situ hybridization(EBER ISH)が陽性であったため,MTX-LPDと診断された.MTX-LPDであればMTX中止のみで腫瘍の縮小あるいは消失を期待できる.MTX内服中の患者に肺腫瘍が指摘された場合には,本疾患も鑑別にあげ,治療計画を立てることが重要と思われた.

  • 寺内 邦彦, 井上 匡美
    2019 年 33 巻 7 号 p. 730-735
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    23歳の男性.左再発性自然気胸に対して,胸腔鏡下での気胸手術を施行した.手術操作中に壁側胸膜下から縦隔に広範な気腫がみられた.まずブラ切除術および被覆術を完遂させ,術後,挿管したまま胸部CT検査を施行した.CT検査上,気腫は術側の胸壁の壁側胸膜下が主体であったが,縦隔気腫自体は軽度で,また対側胸郭は問題なかった.ラリンジアルマスクに変更して気管支鏡検査を行うも,明らかな気管・気管支損傷は認めなかった.術後経過は良好で,その他の合併症はなく経過し軽快退院した.本症例の病態は,開胸前の気管支内吸引によりポート創から壁側胸膜下の気腫が発生した可能性が考えられ,文献的には初めての報告である.

  • 川本 常喬, 穴山 貴嗣, 山本 麻梨乃, 岡田 浩晋, 宮﨑 涼平, 渡橋 和政
    2019 年 33 巻 7 号 p. 736-743
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    神経線維腫症1型(以下:NF1)の患者では血管脆弱性を伴うことがある.症例は43歳女性.左腰痛にて当院救急搬送となり,左肋間動脈瘤破裂による大量血胸と診断した.循環動態は安定しており経カテーテル的動脈塞栓術(以下:TAE)を施行したが,完全止血には至らず出血性ショック状態となり緊急開胸手術を施行した.肋間動脈の広範な結紮止血を試みたが,血管壁組織が脆弱で,血管塞栓用コイルは胸腔内術野に容易に脱落した.最終的には被覆材による圧迫止血でかろうじて止血を得た.過去の報告ではNF1患者77例において計83回の大量血胸を来しており,救命率は74.4%であった.循環動態が安定していればTAEが治療の第1選択となり得る.しかし,脆弱な血管壁組織の破綻に対して開胸手術でも止血が困難な症例が存在することを念頭に置く必要がある.

  • 上村 亮介, 松岡 英仁
    2019 年 33 巻 7 号 p. 744-748
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    86歳男性.全身状態不良で左胸腔からの胸腔鏡下胸腺腫摘出術を行った無症候性胸腺腫(28×12 mm,type B2,正岡II期)の術後1年目に,胸部CTで左肺動脈幹左側に20×12 mmの境界明瞭な扁平腫瘤陰影を認めた.明らかな増大傾向があり,多発胸腺腫もしくは再発の診断で前回手術後の全身状態が改善したことを考慮して胸骨正中切開で胸腺腫胸腺摘除術を施行した.術後病理検査ではtype B3,正岡I期の胸腺腫と診断された.本例は胸腺腫の組織亜型が異なっていたため多発と考えられた.胸腺腫は多発発生の可能性があるため胸腺腫胸腺摘除術が望ましいと考える.

  • 村田 祥武, 池田 政樹, 藤永 卓司
    2019 年 33 巻 7 号 p. 749-753
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    完全内臓逆位に合併した肺癌に対して左中下葉管状切除を施行した1例を報告する.症例は76歳男性.血痰を主訴に受診し,喀痰細胞診で肺癌が疑われた.CTおよび気管支鏡検査にて下葉気管支を閉塞し中間気管支幹に浸潤する扁平上皮癌cT2aN2M0 IIIA期の診断となった.気管支走行が左右逆であり,かつ左中下葉管状切除を要することから,左用double lumen tubeを反転させて右主気管支に挿入し,分離肺換気を行った.胸腔鏡併用の後側方開胸で左中下葉管状切除を行った.左胸腔内は通常の右胸腔内構造の完全鏡像であり,構造の違いに注意を要したが,手技上の難易度は同等であった.手術時間は398分,出血量は438 mlであった.本症例では,左右鏡像であることに手術操作の注意を要したほか,気管支形成および気管支鏡観察を可能にする挿管方法の検討が重要であった.

  • 島津 夢太, 山﨑 順久, 田中 宏和, 渡辺 裕介, 園部 誠, 米門 秀行
    2019 年 33 巻 7 号 p. 754-758
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    肝性胸水は肝硬変に伴う漏出性胸水の貯留であり,横隔膜の瘻孔により腹腔と胸腔とが交通し,腹水が胸腔内に流入するということが原因の1つとして知られている.我々は難治性の肝性胸水に対し,超音波造影剤であるペルフルブタンを腹腔内に注入し造影超音波検査を行うことで横隔膜の瘻孔を同定し,胸腔鏡にポリグルコール酸シート付きの自動縫合器を用いて瘻孔を閉鎖した例を経験した.造影超音波検査は簡便であり,手術前に瘻孔の局在を確認できるので有用であると考えられた.

  • 小池 幸恵, 砥石 政幸, 境澤 隆夫, 西村 秀紀
    2019 年 33 巻 7 号 p. 759-764
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    原発性肺癌区域切除術後の断端再発との鑑別を要したステープル周囲肉芽腫の2例を経験したので報告する.症例1は65歳,女性.原発性肺癌に対して右S6区域切除術施行後,S2側のステープル周囲に結節影が出現した.経過で増大を認めたためS2区域切除術を施行した.病理組織学的に肉芽腫と診断された.症例2は67歳,男性.原発性肺癌に対して左S6区域切除術施行後,ステープル周囲に腫瘤影が出現した.経過で縮小を認め,気管支鏡検査およびCTガイド下生検で悪性所見を認めなかったため肉芽腫と判断し,現在まで経過観察している.原発性肺癌切除術後の断端再発を疑う病変に対しては,肉芽腫の可能性も念頭に置き,十分な検討を行うことが肝要である.

  • 富山 憲一, 伊藤 則正, 指方 輝正, 仙波 秀峰
    2019 年 33 巻 7 号 p. 765-769
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    症例は70歳代,男性.糖尿病などで当院内科にてフォロー中,胸部CTにて右上葉に22×15 mm大の腫瘤を認め,当科に紹介となった.気管支鏡検査を行い,右B2入口部で内腔に突出する腫瘤を認め,同部で組織生検を実施し,肺腺癌との診断を得た.全身検査の結果,stageIA3の肺癌と判断し,胸腔鏡下右上葉切除術を実施した.組織診断の結果,腫瘍は唾液腺型の悪性多形腺腫と考えられ,最終的に多形腺腫由来癌(carcinoma ex pleomorphic adenoma)と判断した.気管,気管支および肺原発の唾液腺型多形腺腫は稀な疾患であるが,その多くは組織学的に良性腫瘍である.組織学的に悪性と診断された症例は,自験例を含めて本邦では18例のみで,非常に稀な疾患と考えられた.

  • 名波 勇人, 奥田 雅人, 小林 淳, 千葉 直久, 橘 充弘
    2019 年 33 巻 7 号 p. 770-775
    発行日: 2019/11/15
    公開日: 2019/11/15
    ジャーナル フリー

    症例は71歳男性,両下肢の脱力を主訴に近医整形外科を受診した.胸腰椎MRIで,胸部異常陰影を指摘され,当院当科紹介受診となった.胸部-CTで,右上葉に7.2 cmの腫瘤影が確認され,気管支鏡検査を行った.組織診断結果は非小細胞肺癌であった.cT4N0M0 StageIIIAの診断で胸腔鏡下右上葉切除術とリンパ節郭清(ND2a-2)を行った.術後病理結果は高悪性度胎児性肺腺癌(High-grade fetal lung Adenocarcinoma:H-FLAC)であった.術後化学療法としてシスプラチン+ペメトレキセド療法を施行した.術後3ヵ月経過し無再発生存中である.高悪性度胎児性肺腺癌(High-grade fetal lung Adenocarcinoma:H-FLAC)は非常にまれな肺腺癌であり,報告数も少ない.文献的考察を加えて報告する.

feedback
Top