リメディアル教育研究
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最新号
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【巻頭言】
【資料】
  • ―セッションにおける対話の分析をとおして―
    外山 敦子, 増地 ひとみ
    原稿種別: 資料
    2021 年 15 巻 p. 5-13
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    [早期公開] 公開日: 2021/03/01
    ジャーナル フリー

    本稿では,学部生チューターによるライティング支援の実態を,特に教員チューターのそれと比較することで明らかにした。その方法として相談者と支援者との間で交わされる「対話」に着目し,セッションの録音素材を分析した。学部生チューターは,書き手との親和性が有利に働く一方で,質問や理由伝達のスキルには個人差が生じやすく,優先順位の不適切さや説明の曖昧さには総じて課題が多い。また,書き手の悩みが漠然としている場合は力を発揮しにくいなど,学部生チューターが苦手とする場面には一定の傾向がみられる。そのため,彼らの苦手要素に照準を合わせた研修メニューの開発や補助ツールの活用,運営方法の工夫などの対策を講じる必要がある。

  • 受賞論文:型に合わせてレポートを書かせる指導の方法とその効果の検証(『リメディアル教育研究』第11巻第1号,2016年)
    中園 篤典
    原稿種別: 資料
    2021 年 15 巻 p. 15-16
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    ジャーナル フリー
  • 受賞論文:「教訓帰納」を活用したリメディアル英語教育 ―間違いの見直しを促す実践の効果―(『リメディアル教育研究』第12巻,2018年)
    小湊 彩子
    原稿種別: 資料
    2021 年 15 巻 p. 17-18
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    ジャーナル フリー
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【論文】
  • 仲道 雅輝, 秋山 英治
    原稿種別: 論文
    2021 年 15 巻 p. 21-33
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    [早期公開] 公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    実践対象校の初年次科目「日本語リテラシー入門」において実施しているプレイスメントテストに関して,より効果的な実施方法を見出すことを目的として,約1,900名のテスト結果を用いて,試験時間と出題順が解答率と正答率にどのような影響を及ぼしているかを検討した。筆者らが行ってきた先行研究の結果により試験時間,設問分野の出題順序がテスト結果に影響する可能性が示唆されたことから,試験時間を20分と30分の2群,出題順序を正順と逆順の2群,合計4群にわけ,各群の解答率と正答率を分析した。その結果,試験時間は30分,出題順序は正順が妥当であることが明らかになった。

  • ―フォーカス・グループ・インタビューによる入学前教育課題の振り返りから―
    野本 義則
    原稿種別: 論文
    2021 年 15 巻 p. 35-44
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    ジャーナル フリー

    本研究は作業療法士養成教育におけるリメディアル教育の在り方について,学生の入学前教育の体験の語りからその示唆を得ることを目指した。筆者が担任をした作業療法士養成校学生を対象に,「入学前に実施した課題について,良かったことや悪かったこと,その改善策」を主題とするフォーカス・グループ・インタビューを実施し,その語りを質的研究方法により分析した。学生の語りの分析から,(1)学習態度の再習慣化,(2)時期及び課題水準の違和感の緩和,(3)自然科学分野への導き,(4)専門科目との関連性の教示,(5)国家試験問題と教科の具体的な例示,(6)疾患・障害の具体的例示及び医学用語・専門用語の教示,(7)専門職としての規律教育,(8)作業療法・作業活動の持つ意味の提示をそのプログラムに必要な要素として得た。これを用いて,彼らの「専門的なことを学びたい」といった思いを活かしたプログラムの作成が必要と考える。

  • −印刷辞書とスマートフォン・オンライン辞書を比較して−
    大薗 修一, 藤田 恵里子
    原稿種別: 論文
    2021 年 15 巻 p. 45-55
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は,日本の大学生英語学習者における英文理解時の語義検索行動が,辞書の種類や英語の習熟度によってどのように影響を受けるかを明らかにすることである。参加者(印刷辞書群とスマホ・オンライン辞書群)に,英文中の目標語の適切な意味を選択させる英文語義検索タスクを実施した。その結果,印刷辞書群とスマホ・オンライン辞書群の間には差は見られなかったが,英語熟達度上位群の方が下位群よりも高得点を得たことが示された。特に,スマホ・オンライン辞書の下位群は,意味選択ではなく品詞選択でミスをする傾向があることが示された。また,英語熟達度の低い学習者は辞書に記載されている最初の意味を選択する可能性がある。このことから,指導者は辞書に記載されているすべての意味に目を通すように指導するだけでなく,文中の目標語の品詞にも注意を向けさせるべきであることが示唆された。

【実践研究論文】
  • −チャンツを用いた音読練習を通して−
    川井 一枝
    原稿種別: 実践研究論文
    2021 年 15 巻 p. 57-71
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    [早期公開] 公開日: 2021/05/01
    ジャーナル フリー

    チャンツを用いた音読練習の実践を通して,英語リメディアル教育におけるチャンツの役割や音読指導のあり方について考察した。対象となる大学生2グループにチャンツを用いた音読指導を行い,事前事後における発音の変化,また練習回数(8回と15回)による違いなどを検証した。さらに質問紙を用いて情意面に与える影響を調査した。結果,15回練習したグループに部分的ではあったが発音の向上が見られた。またチャンツのリズムや音楽が参加者の情意面に肯定的に働くことを確認した。英語リメディアル教育において音読は多用されており即時的効果も得やすいが,単調でもあり継続するには工夫が必要である。学習意欲を喚起させる刺激の一つとしてチャンツを使用する可能性が示唆された。

【実践報告】
  • 島 智彦
    原稿種別: 実践報告
    2021 年 15 巻 p. 73-81
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    [早期公開] 公開日: 2021/01/01
    ジャーナル フリー

    大学生の数学リメディアル授業において,ブックエンドモデルを利用した授業を設計し,学生の情意面の変容を調査した。ブックエンドモデルは,講義の前後に焦点付けの討論を行い,講義の途中でペアによる話し合いを適宜はさむ授業モデルである。本研究では,このモデルを,数学のリメディアル授業に適合するように修正を行い,授業で日常的に取り入れて実践した。効果の検証として,学習意欲に関する質問紙調査と協同作業認識尺度を用い,付随的に自由記述調査を行った。実践の結果,学習意欲に関しては,全ての項目で肯定的な変化が見られた。また,協同作業認識尺度に関しては,有意傾向ではあるものの,一時的に個人志向因子に肯定的な変化が見られた。

  • ―「語順」を活用した実践報告―
    小湊 彩子
    原稿種別: 実践報告
    2020 年 15 巻 p. 83-90
    発行日: 2021/06/01
    公開日: 2021/06/10
    [早期公開] 公開日: 2020/11/01
    ジャーナル フリー

    文法の理解度は,学習者の英語に対する学習意欲に大きな影響を与える。そのため,英語リメディアル教育対象学生にとって分かりやすい文法指導を行うことが,彼らの学習意欲や英語力の向上には欠かせない。本実践では,「語順」を活用して日本語と英語の構造の違いを意識することで,英語習熟度の低い大学生が理解しやすい文法指導を目指した。対象学生43名に行ったアンケートでは,中学・高校時に語順を理解していなかった学生が65%おり,約89%の学生が「語順」が英語の理解に役立ったと回答した。多くの学生が苦手とする関係代名詞の指導に関しては,「語順」を活用したやり方が分かりやすいと回答した学生の割合が,従来用いられている2文結合教授法を分かりやすいと回答した学生の割合よりも多かった。

【資料】
【会員の本(新刊紹介)】
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【会告】
【編集後記】
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