アジア教育文化ジャーナル
Online ISSN : 2433-7943
ISSN-L : 2433-7943
3 巻
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『アジア教育文化ジャーナル』第3巻
  • 能力形成に対するA大学機関別の学生の自己評価を手がかりに
    田 稼之
    原稿種別: 原著論文
    2021 年3 巻 p. 1-21
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2025/12/07
    ジャーナル フリー
    本稿では、中国における3種類の高等教育機関の機能を解明するために、地方部S省のA重点大学の学部、独立学院と継続教育学院の学生による能力形成への自己評価を考察指標として、機関別の学生の能力評価の違いとその影響要因を分析した上で、各機関における能力形成への肯定的評価の順位によって、3機関の教育的機能の実態を測り、こうした実態と3機関の機能への政策的規定との関係を検討した。その結論として、独立学院と継続教育学院は実務能力の育成と関わる、教育政策に求められている応用型人材の育成と職業訓練の機能を明確に発揮しているとは言いがたく、学部の専門教育と教養教育の機能を踏襲している可能性があるが、学部は必ずしも重点大学の伝統的な学術面での機能と関わる学生のアカデミックな能力を養成しているとは限らない。
  • 現職保育者及び保育者志望学生への質問紙調査から
    戸田 大樹, 大村 良恵
    原稿種別: 原著論文
    2021 年3 巻 p. 22-40
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2025/12/07
    ジャーナル フリー
     本研究では、現職保育者と学生の保育経験年数、乳幼児に対する「言葉かけ」・ 「語彙選定」の「伝達」「非伝達」経験における重要性と割合の認識、以上2つの関係を明らかにすることを目的としている。質問紙調査の結果、現職保育者と学生の保育経験年数、乳幼児に対する「言葉かけ」「語彙選定」の「伝達」「非伝達」経験の重要性とその割合、この2つには関係があることが明らかになった。具体的には、養成校は、学生に対して乳幼児への「言葉かけ」は「伝達4割以下:非伝達6割以上」の割合で学習するよう、自己評価の観点を示すことが重要であり、学生が乳幼児に対する「言葉かけ」の適切さを省察する過程において、自己評価の客観性が増し、主観的な自己評価から、客観的で現実に即した自己評価につながっていく可能性が示唆された。
  • 蒙古 貞夫
    原稿種別: 原著論文
    2021 年3 巻 p. 41-60
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2025/12/07
    ジャーナル フリー
     ホーリンウリゲルという伝統芸能は、東部モンゴル地区に住むモンゴル人に対して、ただ農閑期の主要な娯楽活動ではなく、自民族およびほかの兄弟民族の歴史や文化を理解する主な手段でもあった。そこで、ホーリンウリゲルの起源と発展について検討して、この芸能が実際に発生した時期および発展過程を明確することが大きな意義がある。しかし、ホーリンウリゲルの成立について慎重に分析すると、この芸能がモンゴル英雄叙事詩やマングスインウリゲルやベンスンウリゲルなどの説唱芸術の要素を吸収したことおよびその説唱方法や伴奏楽器も長い歴史の中で変化してきた経緯を確認できるので、研究者がホーリンウリゲルの起源と発展に様々な観点を出している。本研究では、ホーリンウリゲルの起源と発展に関して考察を行い、この芸能の起源期および発展してきた脈絡を検討し、ホーリンウリゲルの研究により精緻な理論根拠を提示する。
  • 大村 良恵, 松本 佳代子, 氏家 博子, 戸田 大樹
    原稿種別: 研究ノート
    2021 年3 巻 p. 61-68
    発行日: 2021/03/01
    公開日: 2025/12/07
    ジャーナル フリー
     本研究では、男子学生が保育者を志す意識を明らかにすることを目的としている。結果、男子学生は高校に入った頃から保育者を希望した者が多いことが明らかとなった。また、男子学生は女子学生に比べ、具体的なきっかけが特にあったわけではなく、進路を決めなければならなかったこと、単に資格が欲しかったことを志望動機としていることが明らかとなった。これらのことから、現在、保育者を志す男子学生の特徴として、積極的または消極的な志望動機の二極化が起きていることが想定される。このような消極的な動機を抱えた男子学生は、実際に現職保育者になったとしても離職につながる可能性が高いことが示唆された。
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