経済地理学年報
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44 巻, 2 号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 2 号 p. Cover1-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 2 号 p. Cover2-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 2 号 p. App1-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 加茂 浩靖
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 2 号 p. 93-115
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 労働市場特性の地域性をもとに, わが国における労働市場の地域構造を把握することにある. このため全国を452の職安管轄区域に区分した単位地域について, (1)有効求人倍率, 雇用保険受給率, 1人当たり製造業賃金, 一般求職者の県外就職率の4つの指標を用いてその地域的パターンを示し, (2)クラスター分析を用いてその類型化を試みた. また分析に際しては, 職安管轄区域の都市的中心性および中心・周辺関係を重視した. その結果, (1)1985年の分析から, 職安管轄区域は, 賃金水準が相対的に高位にある関東地方と西日本の太平洋ベルト地帯, 労働市場の状態が劣悪な国土の縁辺部, この両者の間に広域的に展開し, 有効求人倍率において比較的良好な状態にある地域, の3つの地域に分類されること, (2)1985年と1993年を比較すると, 国土の縁辺部において労働市場状態の改善が顕著であったこと, また, 都市的中心性の低い地区においても労働市場状態の改善傾向が確認され, この変化によって, 労働市場特性の都市的中心性階層間の格差が縮小したこと, (3)1人当たり製造業賃金については, 中心地帯で高く, 周辺地帯で低いという地域性にほとんど変化がみられなかったこと, (4)1985年と1993年を通じて, 県庁所在地区は, それぞれの県のなかでも比較的良好な労働市場状態を示すこと, などが明らかになった.
  • 芳賀 博文
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 2 号 p. 116-134
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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    本稿の目的は, 第二次世界大戦後における邦銀の国際展開の空間的な側面を明らかにすることにある. 1960年代までは, 都市銀行, 特に外国為替専門銀行である東京銀行主体の海外展開がなされ, ニューヨークとロンドンの2大国際金融センターを主要な進出先としていた. 1970年代に入って邦銀の国際業務が拡大するとともに, 進出先は2大国際金融センター以外の都市へも広がっていく. 同時に, ニューヨークとロンドンに香港を加えた3大センターを軸とする, 世界三極体制がこの時期確立される. 1980年代は円高と好景気により, 地方銀行やその他の金融機関も加わって邦銀の海外進出が加速する. 地域的には, 北米や欧州といった先進国の都市やオフショアセンターへの進出が活発化する. そしてバブル経済後の1991年以降には, 店舗配置のリストラが起こるとともに, アジア諸国での急速な経済発展と当地域での規制緩和を受けて, 邦銀の国際展開はアジア指向が強くなった. こうした世界的な三極構造を基底とする邦銀の海外展開は, ニューヨーク・ロンドン・香港の3大国際金融センターをユーロ取引による外貨資金調達の主要な窓口とし, 取り入れた資金を主に日系企業の海外進出に伴う現地貸付として運用することで, それぞれの後背地域の都市間において比較的安定した階層的な関係を有しながら進出がなされて, 店舗ネットワークが形成されてきたと考えられる.
  • 高柳 長直
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 2 号 p. 135-148
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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    かぼちゃは, 近年急速に輸入が増大している野菜である. 本稿は, かぼちや産地を事例として, 国際的な産地間競争が激化していく中で, 国内産地がどのように存続していくのか, その際の課題点について考察を行った. 大都市近郊産地(江戸崎町)では, 夏場に高品質のかぼちやを高価格で販売することによって存続し, 比較的高い所得を獲得してきた. 輸入かぼちやとは品質的に競合せず, 出荷時期もほとんど重ならず, 輸入増加の影響はみられない. むしろ, 担い手の高齢化や流通構造変化への対応のほうがより重要な課題である. 一方, 北海道輸送園芸産地(和寒町)では, 水稲転作作物としてかぼちやが導入され, 不利な立地条件を貯蔵技術の進展によって補い産地が形成されてきた. 和寒産地の場合, 品質的な対抗が難しく価格は低迷している. それに加えて, 出荷経費をはじめとするコストはある程度必要であり, 所得率は低い. 11〜12月は輸入物と競合することになり, 年によって市場価格が低下することによる影響は少なくない. しかしながら, 和寒産地では, 輸入増加の影響をそれほど深刻に受け止めてはいない. かぼちやは, 輪作体系の一つの作目にすぎず, 依然として水稲が農家経営の基幹であるからである.
  • 青木 外志夫
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 2 号 p. 149-157
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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  • 阿部 和俊
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 2 号 p. 158-161
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 2 号 p. 162-164
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 2 号 p. App2-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 2 号 p. Cover3-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 2 号 p. Cover4-
    発行日: 1998/05/31
    公開日: 2017/05/19
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