経済地理学年報
Online ISSN : 2424-1636
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44 巻, 3 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 3 号 p. Cover1-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 3 号 p. Cover2-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 3 号 p. App1-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 林 上, 新美 陽子
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 165-186
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    救急医療は生命に関わる特殊なサービスであり, 時間帯を問わずに住民に等しく供給されることが要請されている. このため, その空間的供給システムは中心地理論によって説明される通常の医療サービスの供給システムとは異なる. このシステムの理念型は, 3種類の供給形態と3段階の医療レベルの組み合わせとして捉えられる. こうした理念型は, 愛知県において実際に見出すことができ, 同県では救急告示体制と第1〜3次救急医療体制の2本立てでサービスが供給されている. 在宅当番医制と休日夜間診療所による第1次救急医療の対応は, 地域によって異なる. 在宅当番医制による平日夜間の診療は内科, また休日昼間は外科を主体とするが, 医師の負担感から休日夜間診療所による対応へと移行しつつある. 休日夜間診療所は主に休日昼間に開設されており, その中心は内科と小児科である. 第2次救急医療は県内に15ある第2次救急医療圏ごとに当番方式で実施されており, また第3次救急医療はより広い地域を対象として運営されている. 救急医療情報システムは, 救急医療機関の応需状況を案内するシステムである. 住民からの問い合わせ割合には地域差があり, 第1次救急医療体制が不十分な地域や, 休日夜間診療所が充実している地域では多くない. 逆に, 第1次救急医療体制は十分でないが近隣がこの体制に恵まれている都市地域, あるいは在宅当番医制が広報などで十分周知されていない地域では, 問い合わせが多い.
  • 箸本 健二
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 187-207
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 情報化を通じた物流集約化を進めている量販チェーンを対象として, 集約化に伴う物流システム全体の空間的変容を分析した. 信州ジャスコを対象企業として, その情報システムならびに配送システムを検討した結果, 取引情報の流れは, 商品の配送経路を遡上する従来のものとは異なり, 情報拠点をアウトソーシングし, 店舗, 情報拠点, 卸, 配送センターの間を専用回線でつないで情報交換を行う形態に変化している. また, 物流および商流の拠点も, それぞれ異なる立地への指向を強めている. 物流拠点は, 各拠点が担当する配送範囲の広域化につれて, すべての店舗に対して無理のない配送計画を立案するために, 最も遠い配送先店舗群に対する時間距離がほぼ均等となる地点への立地指向を強めている. 一方, 卸の商流拠点は, 取引先の量販チェーンにおけるバイヤーの勤務地に近接して立地する. これは, 卸の商流拠点がバイヤーとの対面接触に有利な立地を目指すためである. さらに, 物流集約化のコスト効果を店舗の利益率に換算した場合, 平均で約1.5〜2%の純利益率の向上に相当することが明らかにされた. 対象企業における現在の税引後純利益率が約1%弱であることから, 合理化がもたらす戦略的意味は極めて大きいと評価できる. しかし, 集約化に伴う卸の上位集中化は, 中小卸の衰退, 量販チェーンを軸とした流通機構の垂直的統合の進展, 周辺部における雇用の減少など, 地域卸に与える影響も少なくない.
  • 西 律子
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 208-223
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本稿では, 単身高齢者を取り巻く, 「住まう」という行為を通した居住空間への高齢者の意識や評価を考察した. 対象としたのは, 文京区内の高齢者が集住する, 3箇所の集合住宅居住者である. 調査方法としてライフヒストリーの聞き取りという手法を用い, 高齢者の日々の生活経験とともに, 人生経験を把握することによって, 高齢者の多様性, 経験の蓄積と居住空間への評価や意識との関連性を捉えようとした. 調査並びに考察の結果, 明らかになったことは以下の点である. (1)対象とする高齢者の社会階層への着目が不可欠である. (2)文京区のような都心周辺地域が, サービスやアメニティの蓄積によって高齢者の「生活の質」を支えている. (3)高齢期での移転・転居は, 同じ行政区であっても, 当事者にとって大きな問題となって現れてくる. (4)高齢者とその生活が, 住宅のあり方を通じて規定されるという側面がある. (5)高齢者の居住空間へのニーズを把握するにあたっては, フィジカルな側面とメンタルな側面の相互作用の上に成り立つ, 高齢者個人の「身体性」並びに個別の身体機能を含めた考察が必要である.
  • 小澤 さやか
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 224-238
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
    本研究では, 高冷地の花卉栽培地域として長野県諏訪郡富士見町を事例に花卉栽培の発展プロセスを明らかにし, 花卉栽培農家における経営形態の時系列的変化の分析と, そのような変化を支える条件を存立基盤として明らかにした. 現在の富士見町では, キク栽培専門農家, キクとカーネーション栽培の複合経営農家, カーネーション栽培専門農家の3タイプの花卉栽培農家が混在している. 3タイプの花卉栽培農家に共通する存立条件は, 先駆者の存在と端境期出荷による経済的な有利性である. これらの共通条件に国庫補助による大型ハウスの建設や米の生産調整など行政の後押しと各農家の意志決定が加わることによって, 同一地域内において経営形態の分化が生じている. また, 富士見町をキクとカーネーションの産地として維持させているのは農業協同組合であり, 花卉の生産から出荷に至る一連の過程に大きく関与している.
  • 長尾 謙吉
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 239-241
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 森川 洋
    原稿種別: 本文
    1998 年 44 巻 3 号 p. 242-245
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 3 号 p. 246-265
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1998 年 44 巻 3 号 p. App2-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 3 号 p. Cover3-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1998 年 44 巻 3 号 p. Cover4-
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2017/05/19
    ジャーナル フリー
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