教師学研究

教師の協働的効力感に関する実証的研究

淵上克義, 西村一生

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 1-12
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/20

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_1

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本研究は,協働的関係を視野に入れた教師の対人的効力感を測定するための新たな尺度を開発し,この協働的効力感と従来の効力感について職場の雰囲気,対人的サポート,及びバーンアウトとの関連性について検討した。調査対象者は,中学校と高等学校の現職教師370名であった。まず因子分析を行った結果,教師の協働的効力感は,支えあいの自覚,学校改善への意欲,積極的援助,普段のコミュニケーション,立場の違いの克服,管理職との協働の六因子が抽出された。次に,教師の協働的効力感は,職場の雰囲気と学校内でのサポートから強く影響を受けることがわかった。最後に協働的効力感はバーンアウト低減とも関連していることが明らかになり,学校組織における教師の協働的効力感の重要性が示唆された。

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教師としてのアイデンティティを軸とした実践的知識に関する実例研究 : ナラティヴ・アプローチに基づいて

藤原顕, 荻原伸, 松崎正治

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 13-23
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/20

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_13

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現在、授業研究では、授業を教師のパースペクティヴから捉え、その実践経験の意味を探求することが主題化されてきている。この授業研究における新しい動向の焦点の一つが、教師の実践的知識である。実践的知識には、教師としての自己をどう認識し価値づけるかというアイデンティティにかかわる側面が見出せ、この側面を軸として実践的知識を探求することは重要な研究課題とみなせる。本稿では、ある高校国語科教師の授業の構想と実践にかかわる実践的知識について、教師としてのアイデンティティを軸に探求した事例研究の結果を示している。すなわち、アイデンティティを二つの異なる自己像の統合としながら、この教師の実践的知識におけるアイデンティティの側面を、授業をめぐる親和的統合、生徒との関係をめぐる受容的統合、教師役割をめぐる矛盾的統合という三つの様態、及びこれらを根本的に規定する実践テーマというカテゴリー間の関連を通して明らかにした。

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「知識」と「わざ」の教師学 : 職人の「わざ」の伝承課程が示唆すること(第3回日本教師学学会)

生田久美子

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 24-34
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/28

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_24

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学びのデザイン(第3回日本教師学学会)

平野哲行

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 35-43
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/28

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_35

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教師教育への期待(第4回日本教師学学会)

中島章夫

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 44-51
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/28

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_44

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古典芸能に習熟すること : 能において「手順を暗記する」というのはどういうことか?(第4回日本教師学学会)

藤田隆則

原稿種別: 本文
2004 年 5.6 巻 p. 52-60
発行日: 2004/07/31
公開日: 2017/07/28

DOIhttps://doi.org/10.20590/jaehd.5.6.0_52

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