教育メディア研究
Online ISSN : 2424-2527
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22 巻, 1 号
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  • 情報活用スキルを育成するための学習環境整備の要件
    塩谷 京子, 堀田 龍也, 久保田 賢一
    2015 年 22 巻 1 号 p. 1-12
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/09/14
    ジャーナル オープンアクセス
    近年学校図書館は本好きな児童が集まる場から「学びの場」へと,学習環境整備が進められてきた。児童が学校図書館を活用するためのスキル(本論文では「情報活用スキル」と言う)は,調べ学習や探究的な学習を通して習得される。そこで,このような学習を行う場である学校図書館の学習環境の改善は,児童の「情報活用スキル」の習得度の向上に効果があることについて検証を試みた。本調査における改善の特長は,利用者の活用を意識した展示の仕方にある。改善の要件として,「授業の成果を保存・展示できる」「常に新しい情報を入手できる」ことを満たすために,授業の成果物や新しい情報(新聞)を利用者が日常的に手に取れるような工夫を行った。その結果,「情報活用スキル」の平均値は向上し,利用者の活用を意識した展示の工夫は「情報活用スキル」の習得度の向上に概ね有効であることが示された。その一方で,「情報活用スキル」の習得には,授業だけでなく日常での情報収集の手段が大きく寄与することも見出された。
  • 黒上 晴夫, 堀田 龍也, 小柳 和喜雄
    2015 年 22 巻 1 号 p. 13-24
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/09/14
    ジャーナル オープンアクセス
    文部科学省は平成25年10月から平成26年1月にかけて,小学校5年生および中学校2年生の児童生徒,それぞれ約3,000人を対象に,情報活用能力の習得状況を測定する調査を行った。その結果からは,入力スキルについての大きな個人差,情報を組み合わせたり関連づけたりする複雑な問題の低通過率,学校や家庭でのICT活用と情報活用能力の有意な相関,複雑な認知的な処理を要求する授業の頻度と情報活用能力の有意な相関等が明らかになった。 これらの結果から,教育メディア研究の課題として,①情報活用能力の3観点8要素の妥当性や系統性についての検討,②思考・判断・表現力を重視するカリキュラムの内容や運用方法,教授方法についての具体的な研究成果を示していくこと,③タブレットPCを含むICTの学校での活用と情報活用能力の育成の関係を明らかにすること,④家庭でのICT活用についての知見を蓄積すること,が教育メディア研究の課題として示された。
  • 生田 孝至
    2015 年 22 巻 1 号 p. 25-26
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/09/14
    ジャーナル オープンアクセス
  • 佐藤 慎一
    2015 年 22 巻 1 号 p. 27-28
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/09/14
    ジャーナル オープンアクセス
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