日本原子力研究所における研修事業も,東京の駒込で昭和33年に開始して以来,本年(平成10年) 1月で40周年を迎えた。この間,国内の研究者,技術者の養成,国の指定講習機関としての資格取得講習,一般市民教育,国際協力研修などを行い, 4万人を超える研修修了者を送り出してきた。この間,原子力産業は成熟期を迎えるなど,原子力を取り巻く状況は当時の状況から大きく変化している。
そこで,今後の日本における研修のあり方を考えるため,研修所の歴史をたどるとともに,近年の活動状況および今後の展開について紹介する。
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