日本原子力学会誌
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47 巻, 12 号
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巻頭言
特集
講演
  • 処分場の立地に向けて
    中野 政詩
    2005 年 47 巻 12 号 p. 822-826
    発行日: 2005年
    公開日: 2019/01/31
    ジャーナル フリー

     放射性廃棄物処分は, 人間環境の保全と地球環境の保全の両面に配慮したものでなければならない。そのためには, 処分の科学が安全の科学と環境の科学とを十分に取り込み, 処分場の当初計画・設計の段階で操業終了後の将来像を描いて, 建設・操業段階から景観の確保に配慮すると共に, 操業終了後の土地利用, 経済圏・文化圏の変化に必要な施設や機能を建設する必要がある。また, 廃棄体の埋設に伴ってバイオミネラリゼーションの変化が生まれ, 鉱物多様性ひいては自然多様性の変化を引き起こし地球システムの変化につながる可能性があると予想され, 処分が及ぼす地球システムへの影響予測, 影響評価, 対策等の研究に手をつけておくべきである。さらに, 処分場の立地に向けては安心の醸成が必要であり, そのためには安心の科学を適用し, 科学・市民社会・政策行政のそれぞれが連携しパートナーシップを形成することがよいと考えられている。

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