日本原子力学会誌
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49 巻, 2 号
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巻頭言
特集
  • 尾本 彰, 森脇 正直, 杉本 純, 中井 良大
    2007 年 49 巻 2 号 p. 89-111
    発行日: 2007年
    公開日: 2019/04/05
    ジャーナル フリー

     INPROは, 原子力エネルギーの利用が人類の持続的発展に貢献できることを確実なものにするために, 期待される革新的原子炉および燃料サイクルの開発と導入に向けて考え協力する国際フォーラムで, IAEAが事務局となっている。最近の日本および米国の参加によりメンバー数は現在28を数え, 原子力発電をまだ持たない5ヵ国をも含んだユーザーと技術保有国によるユニークなフォーラムとなっている。これまでのフェーズ1では, 将来に向けて原子力システムが持つべき特性を明確にし, 種々の原子力システムを評価する手法の開発が活動の中心であったが, 2006年7月からフェーズ2に移行し, 手法の改良, 制度的な課題への取組み, 技術開発のコーディネイトの3つの分野を追求する活動計画となっている。

講演
シリーズ解説
  • 国際原子力エネルギー・パートナーシップ構想, 核燃料供給保証構想への日本の対応
    水元 伸一
    2007 年 49 巻 2 号 p. 117-121
    発行日: 2007年
    公開日: 2019/04/05
    ジャーナル フリー

     近年, 各国で原子力発電の重要性が再認識され, 原子力発電の拡大・導入が計画・検討されている。一方, イランの核開発問題や北朝鮮の核実験などに見られるように, 国際社会は核不拡散強化のための対応に迫られている。 原子力平和利用の拡大を容認しつつ核拡散防止を図るため, 米国提案の「国際原子力エネルギー・パートナーシップ」構想, 核燃料供給保証構想, ロシア提案の核燃料サイクル・サービス提供のための「国際センター」構想などが相次いで提案・議論されている。

     非核兵器国として原子力平和利用の模範を示してきたわが国として, これらの原子力平和利用と核不拡散の両立に関する国際的枠組み作りの議論等に積極的・主体的に参画し, 貢献していくことが重要である。

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