日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
52 巻, 12 号
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巻頭言
時論
シリーズ解説
解説
解説
解説
  • 技術成熟度評価に基づく現状整理と提案
    「分離変換・MAリサイクル」研究専門委員会
    2010 年 52 巻 12 号 p. 796-800
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/09/06
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     米国航空宇宙局(NASA)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)でも活用されている技術成熟度(TRL)基準を用いて,放射性廃棄物処理・処分の負担軽減などを目的とする分離変換技術の成熟度を評価した。技術成熟度の厳密評価ではなく,そこから浮かび上がってくる課題を客観的に把握することを目指した。そこで見えてきたものは,直面する技術開発上の高い壁であった。TRLについて概説するとともに,今後,分離変換技術の開発を効率的・効果的に進める方策を提案した。

  • 評価済み核データライブラリーJENDL-4.0の完成
    柴田 恵一, 岩本 修, 千葉 豪
    2010 年 52 巻 12 号 p. 801-805
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/09/06
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     原子炉の中では,中性子がウランやプルトニウムなどの原子核と相互作用をすることによりエネルギーを生み出している。したがって,原子力施設の設計等には中性子と原子核がどのような反応をどのくらいの頻度で起こすかを記述する核データが必要となる。本稿では,核データの評価について紹介するとともに,本年5月に公開した最新の評価済み核データライブラリーJENDL-4.0の作成手法,精度検証および利用について解説する。

  • 日本製鋼所の製造技術の変遷と今後の取組み
    佐藤 育男
    2010 年 52 巻 12 号 p. 806-810
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/09/06
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     日本製鋼所は1907年,天然の良港を持つ北海道室蘭市で,主に砲身と防弾鋼板を国産化する民間最大の兵器会社として創業を開始した。終戦後,これら製造技術が原子力機器用材料等の製造へ受け継がれた。1970年以降,一貫して原子力発電機器の構造健全性向上を目的に大型・一体化鍛鋼品の製造技術開発を継続してきた。現在,室蘭製作所では原子力ルネッサンスを迎え,世界最大の600トン鋼塊から第三世代炉と呼ばれる各種原子炉圧力容器部材の製造が盛んに行われている。

  • 食物を介しての人と原子力の接点
    山澤 弘実
    2010 年 52 巻 12 号 p. 811-815
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/09/06
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     僅かではあるが再処理施設や原子炉から放出される放射性核種の中で,炭素14が最も線量寄与が大きいことは,意外と知られていない事実である。環境中に放出された炭素14が我々に与える影響を合理的に評価するためには,環境中物質の中で最もダイナミックな炭素の循環に紛れ込んだ炭素14の動態把握が必要である。これまでのFP核種の環境移行研究とは異なる炭素14固有の特徴を踏まえて,研究の現状を述べる。

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