日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
57 巻, 7 号
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巻頭言
時論
連載・福島からの風
座談会
  • ―規制の哲学を説明しなければ,信頼を得られない―
    澤 昭裕, 諸葛 宗男, 澤田 哲生
    2015 年 57 巻 7 号 p. 447-452
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/02/19
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     原子力規制委員会とその事務局である原子力規制庁が発足して,まもなく3年になる。法律上,3年目の見直しが規定されているが,この規制は3・11の影響のもと,“あるべき規制”に果たしてなっているのか。見直すべき点は一体何なのか。そもそも,現在の規制の出発点であり下敷きになっている,いわゆる“田中私案”とは何なのか。あらためてその意義についても読者に問いかける。

解説
  • 概要および原子力編にまとめられた外的事象対策に関する今後の課題
    糸井 達哉, 宮野 廣
    2015 年 57 巻 7 号 p. 453-456
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/02/19
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     土木学会,日本建築学会,日本地震工学会,地盤工学会,日本機械学会,日本都市計画学会,日本地震学会,日本原子力学会の8学会の連携のもと設置された東日本大震災合同調査報告書編集委員会より,福島第一原子力発電所を含む原子力関連施設に関わる被害状況を取りまとめた「東日本大震災合同調査報告 原子力編」が刊行された。そこで,報告書および出版を受けて開催した合同報告会の内容に基づき,東京電力福島第一原子力事故等の原子力関連施設の被害を踏まえた,地震・津波を含む自然現象に対する今後の課題を概説する。

報告
解説
解説シリーズ
  • 日本に誕生した大強度ミュオン源
    河村 成肇
    2015 年 57 巻 7 号 p. 475-479
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/02/19
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     茨城県東海村に建設された大強度陽子加速器施設 (J-PARC) は複数の実験施設で構成され,様々な分野の研究が実施されている。ミュオン科学実験施設はJ-PARCを構成する施設の一つで,世界最高強度のミュオンビームを生みだしている。ミュオンの利用範囲は基礎から応用まで幅広く,素粒子物理学から物質・材料研究にまでおよぶ。本稿では多くの読者にとっておそらく耳慣れない素粒子“ミュオン”の解説から始め,ミュオンビームを生みだすための施設を概観し,実際にミュオンを使った研究例を紹介する。

  • 第3回 (最終回) 地層処分計画の実施段階 (2000年頃以降)
    増田 純男, 佐久間 秀樹, 梅木 博之
    2015 年 57 巻 7 号 p. 480-485
    発行日: 2015年
    公開日: 2020/02/19
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     半世紀を超える研究開発の結果,地層処分の安全性に関する科学的な確信と, 実現性に関する工学的な保証が,計画に係る専門家のコミュニティに広く認識され, 21世紀に入って事業段階へと進みつつある。こうしたなかで,地層処分はより強く,また広く社会の関心をひくこととなった。専門家コミュニティが地層処分に関する社会とのコミュニケーションを図っていくため,地層処分に関する重要な基準や考え方が国際的な共通基盤として整えられ汎用化されつつある。本稿ではシリーズの最終回としてこうした状況を概観し,今後の地層処分事業を進めていくための一助としたい。

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