日本原子力学会誌ATOMOΣ
Online ISSN : 2433-7285
Print ISSN : 1882-2606
66 巻, 10 号
選択された号の論文の20件中1~20を表示しています
巻頭言
時論
Perspective
視点 これからの原子力に求められるもの
特集
解説
  • So what? Now what?
    村上 朋子
    2024 年66 巻10 号 p. 511-515
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/10
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     国際機関や日本を含む各国政府において多くの革新型炉開発に係るプログラムが実施中であり,とりわけ世界で数十かそれ以上の概念が提唱されている小型モジュール炉(SMR)については国際機関が共通評価指標“SMR Dashboard”を発行する等,活発な動きが見られる。しかしながら原子力以外の他産業との競争という「顧客目線」を欠いたままでは事業者に選択される技術とはなり得ず,社会実装の道のりは遠い。

  • 組織の安全文化の育成と維持に影響を与えるリーダーの振る舞い
    髙田 博子
    2024 年66 巻10 号 p. 516-520
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/10
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     原子力規制委員会が制定した健全な安全文化の育成と維持に係るガイドでは,検査で確認する際の視点および安全文化10特性43属性を示している。本稿では,組織の中心的な価値観として重要なリーダーシップの特性と属性に焦点を当てる。4つの分析対象要素(「職業文化」,「環境」,「文化と社会関係」および「組織文化」)と3つの分析レベル(「マクロ」,「メソ」および「ミクロ」)から構成される2次元の文化分析枠組みを用いてリーダーの振る舞いを検討する際の考え方を解説する。また,リーダーの振る舞いを評価し改善する方法についてリーダーシップの特性と属性との関係を踏まえて解説する。

サイエンスよみもの
報告
  • 原子力施設の保護と日本の役割―ロシアによるウクライナ侵攻と原発攻撃をうけて―
    小林 祐喜
    2024 年66 巻10 号 p. 525-528
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/10/10
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     2022年2月,ロシアがウクライナに軍事侵攻し,ザポリージャ,チョルノービリ両原子力発電所を攻撃した。ザポリージャ原発については占拠を続けている。運転中の原発を武力攻撃し,占拠するのは前代未聞の出来事であり,従来の核セキュリティの概念を超越している。笹川平和財団安全保障研究グループは,国際原子力機関(IAEA),国連などの国際機関の在り方,国際法の役割と限界を指摘しながら,戦時下の原子力施設の保護,防護について2023年3月に政策提言を取りまとめ,総理官邸などに配布した。その後のザポリージャ原発周辺の状況や,戦時下における原子力施設の保護に関する議論の経過を踏まえながら,日本がどのような役割を果たすべきかについて考察する。

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