2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻(以下,ウクライナ侵攻)は,世界のエネルギー情勢に大きな影響を及ぼしている。この影響について筆者は,本誌2023年11月号の「ウクライナ侵攻による原子力情勢の変化」において解説したが,本稿ではその後約1年半経過した2024年12月現在の世界の状況についてまとめた。
世界を襲ったエネルギー危機は,これまでの気候変動への対応に加え,原子力発電のエネルギー安全保障上の重要性を喚起し,世界の原子力回帰に向けた動きが鮮明になっている。原子力推進を加速する国,脱原子力を見直そうとする国,初めての原子力発電を導入しようとする国など,その動きは広がっている。
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