食品と低温
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  • 和仁 皓明
    1986 年 12 巻 4 号 p. 117
    発行日: 1986/11/29
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • 蔡 龍銘
    1986 年 12 巻 4 号 p. 119-123
    発行日: 1986/11/29
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    本研究では台湾産の'屏東長茄'種ナス果実を材料とし, 1℃, 10℃および16℃にて, 貯蔵中の品質変化を調べ, また, 低温障害の発生状態を観測した。
    ナス果実を厚さ0.03mmのポリエチレン袋で包装し, 各温度処理に有孔区, 密封区およびエチレン除去区を設けた。
    貯蔵期間中, 週ごとに品質の変化および低温障害の症状, すなわち, 水分含量, アントシアン含量, 可溶性固形物含量, 果肉硬度, 表皮のピッティング, 種子部の褐変などを調査した。
    1℃で1週間以上も貯蔵した果実は完全に軟化し褐変した。10℃で貯蔵した場合, 密封区に最初にピッティングが発生し, 次ぎにエチレン除去区に, 最後に有孔区にも発生した。
    20℃通気貯蔵でナス果実の呼吸量を測定した。始めは10-15mg/k9/Hrの低レベルであったが, 10日以降になるとカビが発生し, 呼吸量も40mg/kg/Hrまで上昇した。
    低温障害が進むにつれ, 果肉中の柔軟細胞の扁平化は多くなったが, 表皮層の細胞は変化していなかった。
  • 江平 重男, 内山 均
    1986 年 12 巻 4 号 p. 125-135
    発行日: 1986/11/29
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    ヒラマサ, クロサギ, シマアジ, ヒラソーダおよびトラフグを即殺, 氷蔵およびパーシャルフリージング (PF) (-3℃) 貯蔵して, 貯蔵中の鮮度低下および筋原繊維たんぱくの変性を追及し, それらを両貯蔵区間で比較した。
    1) PF貯蔵により, ヒラソーダを除き, 生鮮度保持期間を氷蔵の2.5-8倍, 9.5-20日間延長できた (Fig.1, Table 3) 。
    2) 漁獲時の激動により体温上昇が著しいヒラソーダの生鮮度保持には速やかに冷却することが特に重要であると考察された。
    3) PF貯蔵は腐敗防止にも有効であった (Fig.2) 。
    4) 抽出性からみた筋原繊維たんぱくの変性は, 氷蔵中腐敗に至るまで, PF貯蔵でも21日間顕著に増大する傾向は認められなかった。
    5) 筋原繊維たんぱくの変性が顕著でなかった理由は, 筋肉pHの低下が比較的小さく, 6以上にとどまったためと考察された。
    6) 筋肉pHの低下と乳酸量間には明瞭な相関々係は認められなかった。
    7) 今回の実験を総括し, PF法は漁船内鮮度保持の改善に有効と考えられた。
  • 杉本 昌明
    1986 年 12 巻 4 号 p. 137-142
    発行日: 1986/11/29
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
  • 1986 年 12 巻 4 号 p. 144
    発行日: 1986年
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
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