地下水学会誌
Online ISSN : 2185-5943
Print ISSN : 0913-4182
41 巻 , 4 号
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  • 神野 健二
    1999 年 41 巻 4 号 p. 245-252
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    温室効果により水循環機構が変わるかもしれないという気候変動が.現実のものとして認識されるようになりつつある.一方.地下水は河川の基底流量や水資源として重要な役割を果たしているが.地下水循環が悪化し.人々が地下水に対して持っている信頼を無くしつつある.
    最近「水循環」という言葉が.持続可能な水環境を形成するための行政の施策としてしばしば使われている.したがって地下水文学の専門家や技術者は.このような需要に対して応えるべき行動を起こすことが必要である.本稿においては.提案されている政策を具体化するために何をすべきかについて討議している.特に.地下水の専門家は目標とするターゲットと現実の水循環との問に立って.政策を実行するためのインターフェイスとして貢献することを強調している.
  • 杉尾 哲, 衛藤 美佳, 今山 清, 出口 近士, A. SUHARYANTO
    1999 年 41 巻 4 号 p. 253-262
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    宮崎市の中心部においては都市化が進んでいる.一方.降水量の減少傾向はないにもかかわらず.観測された不圧地下水位は徐々に低下している.この不圧地下水位の低下は.都市化によって水循環が変化していることを示すものである.しかし.宮崎市における地表面の被覆状況の変化と地下水位変動の因果関係は解析的に明らかにされていない.
    そこで本論文では.宮崎市中心部の不圧地下水を対象にして.修正したタンクモデルと不浸透面積率を用いて.不圧地下水の水位低下が地表面の被覆状況の変化に起因することの立証を検討した.不浸透面積率が測定されている1982年から1996年までの期間について不圧地下水の変動が解析された.その結果.同一のタンクパラメータを用い.不浸透面積率だけを変えることで.この期間の不圧地下水の水位低下を説明できることが確かめられた.
  • 斉藤 泰久
    1999 年 41 巻 4 号 p. 263-286
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    近年.新たな環境保全のキーワードとして水循環が.国・地方自治体等で議論されている.水循環を扱う場合.そのモデル化や定量化が必要となるが.水文地質特性を考慮せずに水循環の水収支をモデル化できるタンクモデル解析が実施される場合が多い.しかし.水循環の場である水文地質特性を把握しなければ.水循環の本質的な議論は難しいのではないかと考える.
    本論では.検討地域の地下水域の広がりや水文地質特性を十分に把握し.地下水の涵養.貯留.流動量が最も少なくなる渇水期において.水循環を定常地下水浸透流解析によりモデル化できれば.水循環に関連した検討へ地下水浸透流解析を適用することが可能と考えられることを述べた.
  • 中山 将人
    1999 年 41 巻 4 号 p. 287-290
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 廣畑 昌章, 小笹 康人, 松崎 達哉, 藤田 一城, 松岡 良三, 渡辺 征紀
    1999 年 41 巻 4 号 p. 291-306
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    1989~94年にかけて熊本県が県下全域で行った地下水の水質調査の結果.県北に位置するU町に地下水中の硝酸性窒素濃度の高い地点が多くみられた.このため.1995~96年度に地下水の水質調査を行った結果.地下水中の硝酸性窒素濃度と窒素同位体比との関係から調査地点を4つのグループに分類することができた.各グループの硝酸性窒素の供給源について考察した結果.調査地点の大部分が含まれたグループの汚染は化学肥料の溶脱に起因すると考えられた.土地利用別土壌溶出液中の三態窒素(硝酸性窒素.亜硝酸性窒素及びアンモニア性窒素)濃度調査の結果.ハウス及び露地畑土壌により多くの硝酸性窒素が残留し.地下深層まで達していた.U町の各窒素供給源からの地下への窒素浸透量を試算したところ.畜産及び施肥からの窒素浸透量が大きく.特に畑作物への施肥の影響が大きいものと推察された.
  • 山中 勤, 開發 一郎, 中谷 亜紀, 飯田 真一
    1999 年 41 巻 4 号 p. 307-318
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    ヒートパルス法は.樹液流などの流速を測定するうえで有用な手法の一つである.樹液流速は蒸散量に換算することができ.それゆえ地下水涵養量の正確な評価を行う際に重要な要素となる.近年.デジタル式のヒートパルスセンサーが開発され.広く用いられるに至っている.本研究では.カラム実験やアカマツ林での野外観測によって.デジタル式センサーによる流速測定値の誤差特性を検討した.
    室内実験結果より.測定されたヒートパルス速度が過大評価されていることが見出された.この結果に基づき.ヒートパルス速度測定値を補正する半理論的な手法を考案し.野外での樹液流速測定に適用した.補正された値はGranier法による樹液流速測定値と±4cm/hr程度の誤差をもって概ね一致した.このことは.考案された補正手法が樹液流速の過大評価を低減させる上で有効であることを示唆しているが.センサー出力の不安定性に起因するランダム誤差はあまり改善されなかった.
  • 佐倉 保夫
    1999 年 41 巻 4 号 p. 319-328
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 宮川 公雄
    1999 年 41 巻 4 号 p. 329-336
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
  • 新見 治
    1999 年 41 巻 4 号 p. 337-345_1
    発行日: 1999/11/30
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
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