地下水学会誌
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46 巻, 4 号
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  • Kumuduni M. K. D. GAMAGE, 山田 浩由, 渡辺 邦夫, 畑 裕一
    2004 年 46 巻 4 号 p. 277-297
    発行日: 2004/11/20
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    スリランカ南部,パハラ・マッタラ地域に発達する割れ目岩盤中の地下水挙動の解析について研究した.地質及び水理地質に関しては,スリランカ水資源局(WRB)及び独立行政法人国際協力機構(JICA)により得られたデータを用い,当該地域に分布する割れ目岩盤のモデルを構築して解析した.解析には3次元チャンネルネットワーク解析法Don-Chan(Donen-Saitama Channeling Flow Model)を用いた.モデル化にあたって,割れ目を,小割れ目,主要割れ日,断層の3種類に区分した.これらの各割れ目の透水量係数を推定するために,まず,2つの井戸を用いた揚水試験を解析した.推定された割れ目の透水量係数の妥当性は,別の井戸を組み合わせた揚水試験を解析することで検証した.研究の結果,パハラ・マッタラ地域に対して用いたチャンネルネットワーク・モデルは,今後,スリランカの深層地下水開発で必要となる,揚水に伴う地下水流動の挙動の予測に持ちいうることが明らかとなった.
  • 安元 純, 芝 洋輔, 藤原 拓, 大年 邦雄
    2004 年 46 巻 4 号 p. 299-313
    発行日: 2004/11/20
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    河川感潮域においては,潮汐に伴う海面および感潮河川の水位変動が海岸帯水層への塩水侵入の時空間変動特性に影響を及ぼしていると考えられる.しかし,これらの要因を定量的に分離するのは通常の調査では困難である.本研究では,河口水門を閉じて感潮河川の水位を一定時間固定し,そのことが地下水への塩水侵入に及ぼす影響を観測により検討した.河川水位の固定化に伴って地下水位および淡塩境界の変動が抑制されること,河川近傍ほど抑制程度の大きいことがわかった.また,淡塩境界面モデルを用いた数値計算により観測結果を検証するとともに,河川水位を固定する時間長と地下水への影響持続時間長との関係について検討した.
  • 茨城県の名水
    吉田 誠
    2004 年 46 巻 4 号 p. 315-323_1
    発行日: 2004/11/20
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
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