地下水学会誌
Online ISSN : 2185-5943
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56 巻, 3 号
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巻頭言
論文
小特集
小特集技術報告
  • 小野 誠, 鈴木 俊一, 八木 啓介, 井尻 裕二
    2014 年 56 巻 3 号 p. 213-224
    発行日: 2014/08/30
    公開日: 2014/10/21
    ジャーナル フリー
    放射性廃棄物処分施設の安全評価では不均質場における地下水流動解析を精緻に行うことが重要である。そのため,欧米では従来よりも高精度な解析手法の実用化に向けた検討が進められており,我が国と比較して大きく先行している。筆者らは海外事例の調査を行い,混合型有限要素法(特に不連続ガラーキン法および混合ハイブリッド有限要素法)の既往の手法に対する優位性が示されていたことを踏まえ,当該手法を適用した数値解析コードの開発を進めている。
    本稿では筆者らの調査した海外事例の一部と,これらの手法の概要および筆者らが開発を進めている解析コードの適用事例について報告を行う。
  • 櫻井 英行, 郷家 光男, 白石 知成, 菱谷 智幸, 山浦 昌之, 鹿島 浩幸
    2014 年 56 巻 3 号 p. 225-236
    発行日: 2014/08/30
    公開日: 2014/10/21
    ジャーナル フリー
    全水頭と流速を同時に近似するRaviart-Thomas混合補間(RT)を用いた有限要素の三次元浸透流問題における基本性能について報告する。全水頭のみを未知数とする従来の有限要素法では,流速を要素ごとに計算するため,連続な流速場が精度良く得られない場合がある。一方,RTでは,要素面上の流量を自由度として流速を近似するため,要素間境界で流量を連続にでき,解析領域全体で連続的な流速場を得ることができる。既往の研究の多くは,二次元問題での有用性を示すものであるが,本報告では,RTの数理と三次元要素の数値実験の結果を紹介し,RTの特徴を整理して,実用化に際しての適性や注意点について述べる。
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