はじめに:在宅支援診療所の看取りに関連する要因を分析した.
方法:1年間での当院看取り例と病院看取り例に対し年齢,性別,介入日数,がん・非がん,DNARの有無,自宅・施設,ACPの回数,障害高齢者及び認知症高齢者の日常生活自立度,問い合わせ数,往診数,電話再診数の項目に単変量解析を,またp<0.20の項目に多変量解析を行いp<0.05で有意差ありとした.
結果:対象44例中当院看取りは26例.単変量解析で当院看取り例にACPの回数が有意に多かった.DNARの有無と自宅・施設の別と合わせた多変量解析でACPの回数のみ有意差がみられた.
結論:当院での看取りとACPの実施回数の関連性が示唆された.
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