日本水文科学会誌
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45 巻 , 3 号
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特集 シンポジウム「海外学術研究および国際貢献における水文科学の役割」
序文
総説
  • 檜山 哲哉
    2015 年 45 巻 3 号 p. 61-72
    発行日: 2015/10/28
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル フリー
    地球温暖化は北極域(北極海とそれを取り囲む環北極陸域)で顕著に進行している。温暖化は,シベリアの水循環と水環境(凍結・融解時期や永久凍土表層の状態)を変化させることで凍土生態系に影響を与える。その結果,シベリアに暮らす人びとの文化生態や生業にも影響を及ぼす。本論文では,環北極陸域に位置する東シベリアにおいて,温暖化が河川洪水(春洪水と夏洪水)の頻度や規模の変化を通してどのように人々の生活や生業に影響を及ぼしているのかを調査し,これまでの人々の適応と現地政府の適応策を調べ,今後採るべき適応策を考案した文理融合型の国際共同研究プロジェクト(地球研シベリアプロジェクト)の概要を紹介する。そして,「社会のための科学」を包含する水文科学の構築に向け,本学会がどのように寄与していくべきかについて,考察する。
  • 杉田 倫明
    2015 年 45 巻 3 号 p. 73-84
    発行日: 2015/10/28
    公開日: 2015/11/13
    ジャーナル フリー
    水は生命維持にとって重要であると同時に,環境に影響を及ぼす媒体となりうるため,現実問題の解決にはしばしば水文科学の知識が必要とされる。その結果,水文科学は日本国内のみならず世界の様々でその研究対象を広げてきた。一方,研究を介した国際協力という側面に注目すると,技術移転やキャパシティ・ディベロップメントなど相手国からは求められるが研究者にとって本務でない部分については,必ずしもうまくいっているわけではないように思われる。この理由として,研究者のこの手の問題に対する経験・知識の不足をあげることができる。本論は主に著者の個人的な経験と限られた統計データに基づいているため,より網羅的な研究が望まれる。
連載企画「最前線の現場」
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