国際保健医療
Online ISSN : 2436-7559
Print ISSN : 0917-6543
33 巻, 2 号
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資料
  • 淺野 いずみ, 蓑田 さゆり
    2018 年 33 巻 2 号 p. 69-78
    発行日: 2018/06/20
    公開日: 2018/07/19
    ジャーナル フリー

    目的

      本研究の目的は、看護学生がインドネシア人看護師候補者へ学習支援等のサークル活動を実施することで受けている影響を明らかにすることである。

    方法

      インドネシア人看護師候補者を支援するサークルに所属している看護学生を研究対象とし、半構成的面接を実施した。分析はインタビュー内容をコード化し、サブカテゴリ、カテゴリを抽出した。

    結果

      サークルでの活動内容は、看護学生がインドネシア人看護師候補者に日本語の学習支援と看護師国家試験合格を目指した看護の専門知識・技術についての学習支援を中心に行っており、また、日帰り旅行等のレクリエーションも行っていた。

      看護学生への影響として、«協働する大切さを学ぶ機会»、«言動・考え方がポジティブに変化»、«学習時間の増加»、«同じ看護職を目指す者として刺激をくれる存在»、«国際・海外への興味関心の向上»、«看護観の深化»の6つのカテゴリが抽出された。

    結論

      看護学生は自分たちと同じ目標を持つインドネシア人看護師候補者との交流によって、学習時間の増加や学習意欲への刺激、考え方への影響を受けていることが明らかとなった。また、外国人看護師候補者のような異文化背景を持つ人との定期的な関わりによって、看護学生の国際看護への興味・関心の向上や、看護観の深化・拡大に繋がっていることが明らかになった。

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