日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携
Online ISSN : 2434-4842
Print ISSN : 1883-6380
9 巻, 2 号
日本保健医療福祉連携教育学会学術誌・保健医療福祉連携
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
  • 藤井 博之
    2016 年 9 巻 2 号 p. 105
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
  • 2016 年 9 巻 2 号 p. 106-129
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
  • 半谷 眞七子, 山田 未知, 末松 三奈, 會田 信子, 山内 恵子, 阿部 恵子, 安井 浩樹, 野田 幸裕, 亀井 浩行
    2016 年 9 巻 2 号 p. 130-140
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
    【目的】医療系学生が学部混合グループで糖尿病患者に対して糖尿病教室を企画・実施し(「糖尿病教室IPE」),その経験が参加学生のチーム医療に対する認識に及ぼす影響を検討した。 【方法】医療系学生13名を対象とし,糖尿病教室終了後に実施したインタビューをSCAT (Steps for Coding and Theorization) を用いて質的に分析した。 【結果】「①患者との関係性」,「②自他職種の専門性理解」,「③チーム医療を推進していく上でのIPE参加による気づき」が大分類として得られたが,いずれも多職種でチーム医療を行うために認識することが重要であると考えられた。また,学生の「患者との関係性」において[患者理解],[患者に対する責任],[患者への介入]の3つの過程が存在し,その重点は各学部で異なっていた。また,IPE参加により,医学生は他職種の役割,看・薬学生は自他職種の役割,栄養学生は自職種の専門性の理解が深まった。 【考察】「患者との関係性」の過程には,各学部の臨床実習経験の内容・期間が影響していた。自職種の専門性の明確化には各学部での事前学習が必要であり,他職種との関係形成には交流経験の蓄積が求められるため,継続したIPEプログラムの構築が望まれた。
  • 病院に勤務する中堅の専門職種への調査から
    國澤 尚子, 大塚 眞理子, 丸山 優, 畔上 光代
    2016 年 9 巻 2 号 p. 141-156
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
    【目的】病院で多職種連携を実践している保健医療福祉専門職の中堅者におけるIPWコンピテンシー自己評価尺度を開発する。 【方法】A県内の全349病院に勤める保健医療福祉専門職で多職種と連携した実践経験のある中堅者594名に対して,IPWに関する行動を評価する37項目の調査票を配布し,52病院411名の回答を対象とした。項目分析により項目の除外を検討し,因子分析により因子構造の確認と因子的妥当性の確認を行った。また,属性の影響を検討するため,項目ごとに職位,現在の職種での経験年数,年齢のχ2検定を行った。各因子と職位の関係にはt検定を,経験年数,年齢の関係は一要因分散分析を行った。さらに,職位と経験年数を独立変数,各因子を従属変数とした二要因分散分析を行った。 【結果】因子分析により6因子が抽出された。天井効果が見られた項目を除外した26項目での因子分析では,4因子が抽出された。確認的因子分析では,26項目のほうが適合度指数は高かった。属性については,非管理職のほうが専門職連携の行動をとっていることが示された。職位,経験年数,年齢による顕著な差は見られなかった。 【結論】作成した尺度は内的整合性および各項目の識別力が十分にあると判断された。中堅者に用いる尺度としては26項目が妥当と考えられる。今後,対象者の属性,質問項目の表現について検討が必要である。
  • 阪井 万裕, 成瀬 昂, 永田 智子
    2016 年 9 巻 2 号 p. 157-165
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
    訪問看護師と他職種との連携を促進するための職場環境を明らかにすることを目的とした。千葉県の訪問看護師を調査対象とし無記名自記式質問紙調査を行った。他職種との連携状況は,日本語版Relational Coordination Scale(以下,J-RCS)を用いて測定した。直近の過去三ヶ月間に受け持ち利用者をケアする上で関わった主治医,居宅介護支援専門員,訪問介護職,訪問リハビリ,通所デイサービス・デイケア,訪問入浴,ショートステイの専門職スタッフの計7職種について,関わった職種数を分母,J-RCS得点の総和を分子としたJ-RCSスコアを求めた。分析は,14事業所74名のデータをJ-RCSスコアが従属変数,職場環境要因が独立変数,訪問看護師・事業所特性を調整変数とし,事業所毎の傾向性を考慮したランダム切片マルチレベル分析を行った。分析の結果,利用者に関わる訪問看護師数・訪問曜日・回数を決めている事業所の訪問看護師ほど他職種との連携のしやすさを感じていた。
  • 楠本 泰士, 菅原 仁, 飛山 義憲, 河方 けい, 小松 泰喜, 高橋 哲也
    2016 年 9 巻 2 号 p. 166-172
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
    【目的】多職種間で共通した評価法の開発のために学生レポートの評価におけるルーブリック評価の有効性を調査することを目的とした。 【方法】理学療法学科2年生の69名を対象に,運動療法実習の前後半の計2課題のレポートをルーブリックを用いて採点した。ルーブリックは12の小項目で構成し,採点は1~5点で行い,60点満点とした。教員の採点と学生の自己採点をそれぞれ行い,項目ごとに反復測定二元配置分散分析,および単純主効果の検定を行った。 【結果】合計点と10の小項目で交互作用が確認された。教員の採点では9つの小項目が後半課題で有意に改善した。前半課題は全ての小項目で,後半課題は7つの小項目で教員の採点と比較して学生の自己採点が高かった。 【結論】多職種間で共通した評価法の開発のためにルーブリックでのレポート指導は一定の学習効果を見込めた。ルーブリック使用時には,事前に課題内容の理解を促す必要があることが示唆された。
  • 大室 美紀, 崎元 雄彦, 井上 嘉余子, 室谷 孝志, 徳山 美奈子, 小高 明雄
    2016 年 9 巻 2 号 p. 173-180
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
    2001年からの当院におけるNST活動の取り組みについてまとめた。最初は消化管術後患者のみを対象とした外科病棟単科型から始めて,2003年から全科依頼型の兼業兼務型方式で週1回回診を行ってきた。途中,2012年から「歯科・口腔外科」,2013年から「消化管外科・一般外科」の単科型の回診を追加した。さらにチーム間連携の必要性から2014年よりフットケアチーム,2015年から緩和ケアチームと連携を開始している。また,教育活動として2007年からNST月例研修会の実施やNST専門療法士実地修練生の受け入れも行ってきた。今後のNST活動は,各医療チームとの連携を強化し治療及びケアの充実に努めていくことが重要であり,そのためNSTメンバー個々の知識の向上を図り専門性を高めた医療チームへ発展して行く必要があると考えている。
  • 渡邊 秀臣
    2016 年 9 巻 2 号 p. 181-183
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
  • 小川 孔美
    2016 年 9 巻 2 号 p. 184-187
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
  • 小野 敬済
    2016 年 9 巻 2 号 p. 188-189
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/09/26
    ジャーナル フリー
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