景観生態学
Online ISSN : 1884-6718
Print ISSN : 1880-0092
ISSN-L : 1880-0092
20 巻 , 1 号
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
特集「植生管理から生態系管理へ」
  • 倉本 宣
    原稿種別: 巻頭言
    2015 年 20 巻 1 号 p. 1-2
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
  • 阿河 眞人, 清田 秀雄, 松本 博光
    原稿種別: 実践報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 3-6
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
  • 岸 一弘
    原稿種別: 実践報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 7-13
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
  • 内山 翼
    原稿種別: 調査研究報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 15-28
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    公園緑地における生態系管理の取り組みは各所でマニュアル化されているが,これまでその運用を担う自治体職員の意識や運用状況については明らかにされてこなかった.本研究では,横浜市が2013年に策定した生態系管理マニュアルである「横浜市森づくりガイドライン」について,ヒアリング調査とアンケート調査を通じて運用状況と職員意識に関する調査を行った.森づくりガイドラインに基づく管理作業が行われた緑地では,生物多様性保全や景観形成,安全性,快適性の確保,業務の効率化の面で成果がみられた.一方,アンケート調査では,多くの職員が森づくりガイドラインの内容を役に立つと評価しているものの,実際の作業に結びついた割合は半数にとどまっており,安全性や快適性の確保を目的とした内容が中心であった.今後,生態系管理を推進するには,以下の3点が重要であると考えられた.(1)職員の関心が高い安全性の確保や良好な景観の形成のための作業のきっかけとしつつ,作業手法の工夫により結果的に生物多様性の保全につながる手法を充実させること.(2)研修による生態学的基本知識の習得と作業事例の見学を組み合わせた人材育成を行うこと.(3)個々の公園緑地で管理方針となる保全管理計画を策定し,作業を行うのに十分な知識を有した職員の判断根拠を与えること.
  • 内山 香, 石川 郁夫
    原稿種別: 実践報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 29-35
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
  • 服部 保
    原稿種別: 調査研究報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 37-40
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
  • 倉本 宣
    原稿種別: 調査研究報告
    2015 年 20 巻 1 号 p. 41-47
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    自然観察の森の関係者の生態系管理に対する意識を明らかにするため,「横浜自然観察の森調査報告」の1995年から2013年までの620タイトルの1069キーワードを計数した.合計では,分類群については鳥,植物,虫が多く,活動については管理が多く,フィールドについては林が多く,種についてはホタルとカエルが多かった.時間的変化については,ゴミは初期に,保全計画は中期に,炭焼きは後期に多かった.クモ,アリジゴク,オシドリは初期に,ネコ,アライグマは後期にみられた.横浜自然観察の森においては早期から関係者の関心は植物的自然にとどまらず小動物を中心とする動物的自然に向けられており,生物群集全体が対象となっていた.
  • 小松 直哉, 小堀 洋美, 横田 樹広
    原稿種別: 原著論文
    2015 年 20 巻 1 号 p. 49-60
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル フリー
    都市の生物多様性の持続的管理のためには,住宅地域も対象とした広域的な生態系管理を行なう必要がある.その実現のためには,地域に居住し,その周辺環境と身近に接している地域住民を対象とした市民科学の導入は有効な手法として挙げられる.市民科学とは,専門家ではない市民や学生がモニタリングやデータ収集だけでなく,主体的に科学的研究プロセスに関わる手法であるが,市民科学を用いた科学研究の成果を広域的な生態系管理に生かしている事例は少ない.そこで本研究では,横浜市都筑区牛久保西地区において,学生および市民が,1)チョウ・トンボを指標とした生物分布調査,2)個人住宅における庭の生物調査,3)大学保全林内のチョウのビオトープの創出と検証,といった生態系のモニタリングと管理を市民科学プログラムとして実践すること,その結果から住宅地域の生態系管理における市民科学の今後の可能性と課題を抽出することを目的とした.チョウ・トンボの生物分布調査では,住宅地域の生物分布を明らかにし,生物分布データベースとして意義のある調査結果を共有した.個人住宅における庭の生物調査では,庭に出現する身近な生物と庭の環境要因との関係性を学生と市民との協働により評価した.また,大学保全林を活用したチョウ誘致のためのビオトープ創生とモニタリングの実践により,ビオトープがチョウ類の生息拠点としての機能を有しているか検証した.これらの市民科学プログラムを活用することによって,住宅地域の生物相ポテンシャルや生物にとっての私有地の緑の重要性などを学生と市民が共有でき,また,住宅地域の生態系管理おける市民科学の有効性が示唆された.牛久保西地区の緑のまちづくり事業では,これらの市民科学プログラムの成果を活用した緑の管理は,官学民の連携により行っている.今後,市民が生態系管理の意義などを理解したうえで独立して調査や管理を行えるような教育プログラムなどの教育的側面を充実させることにより,大都市近郊の住宅地域における生態系管理へ展開していける可能性がある.
実践報告
訂正記事
feedback
Top