日本看護管理学会誌
Online ISSN : 2189-6852
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21 巻 , 2 号
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報告
  • 大岡 裕子, 吉永 純子, 鈴木 英子
    原稿種別: 報告
    2017 年 21 巻 2 号 p. 87-97
    発行日: 2017/12/25
    公開日: 2017/12/19
    ジャーナル オープンアクセス

    看護師の社会人基礎力の関連要因を明らかにすることを研究の目的とし,個人属性,看護実践・教育・経験,自尊感情,職業キャリア成熟及び社会人基礎力からなる自記式質問紙調査を実施した.2014年6月~8月,四国地方の2施設の大学病院に勤務する看護職1,220人を対象にアンケートを行い,回収数1,142人(回収率93.6%)のうち,997人(81.7%)の有効回答数が得られた.回答者の平均年齢は33.65±10.48歳,平均経験年数は9.52±9.01年であった.

    重回帰分析の結果,社会人基礎力を高める要因として,職業キャリア成熟,自尊感情,看護実践,職位,役割モデル,相談相手,プレゼンテーションを求める研修の参加が重要であることが明らかになった.特に,職業キャリア成熟との関連が強く認められ,社会人基礎力を高めるためには職業キャリア成熟が最も重要な因子であることが示唆された.

  • 國江 慶子, 佐々木 美奈子, 大西 麻未
    2017 年 21 巻 2 号 p. 98-109
    発行日: 2017/12/25
    公開日: 2017/12/19
    ジャーナル オープンアクセス

    背景:病棟再編成は病棟看護師(以下,スタッフ)や看護実践に否定的な影響を及ぼすことがあり,病棟看護師長の行動は重要である.

    目的:看護師長とスタッフの病棟再編成の経験をもとに,病棟再編成プロセスにおける看護師長の行動を明らかにすることを目的とした.

    方法:質的研究デザインを選択し,病棟再編成を予定している病棟では3時点の縦断的調査を行い,師長・スタッフに対する半構造化面接及び病棟観察を実施した.また,過去に病棟再編成を経験した師長に対しては半構造化面接のみを実施した.修正版グラウンデッド・セオリー・アプローチを参考に,質的帰納的分析を行った.

    結果と考察:病棟再編成プロセスにおける師長の行動は,[病棟に関係する医療従事者相互の納得のもと,患者にとって安全で,円滑に業務遂行できることを目指し,『病棟を整える』]ことであり,【4つの行動方針】:「スタッフが新しい環境・業務を絵や動きとしてイメージできるよう導く」「病棟での新しい環境・業務について,各病棟関係者間の折り合いをつけ,合意を確認する」「病棟関係者がお互いに納得できるよう課題の改善策を見出す」「スタッフが肯定的に業務に取り組めるよう支援する」により成り立っていた.また,これらを実現する【12の実践行動】が明らかになった.師長は病棟全体を視野にいれ,【4つの行動方針】に沿って【12の実践行動】を組み合わせながら『病棟を整える』ことが必要であった.

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