〔目的〕急性期病院に勤務する新卒看護師が直面する職務遂行上の困難と困難を乗り越えるための行動および就業継続にむけた支援のありかたを明らかにする。
〔方法〕新卒看護師8名を対象に半構成的面接によるデータ収集および質的記述的分析を行った。
〔結果〕直面する困難として【急性期病院における実践能力の不足】、【自己の行動に抱くネガティブイメージ】、【職務に関連した身体の変調】、【組織内でのコミュニケーションに対する苦手意識】の4カテゴリ、乗り越えるための行動は【困難な状況の解消に向けた行動】、【自身が置かれている状況と折り合いをつける】、【意欲向上につながる状況の受け入れ】の3カテゴリで構成された。
〔考察〕急性期の看護実践に必要な知識や技術、対人関係の困難などに直面し、その困難を乗り越えるために困難な状況を解消する行動を取る一方で状況と折り合いをつける行動がみられた。急性期病院に勤務する新卒看護師に対して、心理面の安定を図る支援と看護職としての社会化を促進させる支援が必要と考える。
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