目的:在宅死を望む独居高齢者への訪問看護師の支援内容を明らかにする。
方法:質的記述的研究を用い、独居高齢者の終末期に関わり在宅看取りの経験のある訪問看護師14名に半構造化面接を行った。
結果:在宅死を望む独居高齢者への訪問看護師の支援として【独りで死ぬ覚悟を何度も確認する】、【本人と医療者間の病識のギャップを埋める】、【体や心の苦痛を和らげる】、【住み慣れた自宅において独りでの生活が継続できるように環境を整える】、【離れて暮らす家族や協力者が納得できるように関わる】、【本人の希望する在宅死にむけて多職種が力を合わせる】、【在宅死を可能にする地域のネットワークづくり】が抽出された。
結論:在宅死を望む独居高齢者への訪問看護師の支援には、揺れる思いに寄り添いながら本人の意思を最優先に関わること、本人の死後の望みを関係者に伝える機会を意図的に設けることなどがされていた。このことは、独りで死ぬ覚悟を支え、心残りを軽くし本人が望む在宅死を可能にしていた。今後、独居高齢者が望む在宅死を可能にするためには、病期が進む中でのアドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning;以下ACP)の支援と地域での在宅看取りのネットワーク作りが重要であると示唆された。
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