目的: 自助グループに参加する認知症高齢者の男性家族介護者におけるレジリエンスの構成要素を明らかにし、レジリエンスに焦点を当てた支援の示唆を検討する。
方法: 自助グループに参加する認知症高齢者の男性家族介護者5名を対象とした。介護における困難な状況に伴う心理的危機状態から立ち直る体験を中心に、半構造化面接を実施し、質的帰納的分析を行った。
結果: 自助グループに参加する認知症高齢者の男性家族介護者のレジリエンスとして【介護によって湧き上がる感情に向き合い介護する】【介護との距離と前向きになるきっかけをつかむ】【人とのかかわりの中で新しい気づきや精神的な安定を得る】【自己肯定感を持ちこれまでの経験を生かしながら対処する】【介護経験の振り返りから自己洞察する】【自己効力感を持ち介護と他者貢献を主体的に行う】の6カテゴリーが抽出された。
結論:他者や社会とのつながりをもつことは、男性家族介護者自身が本来持っているレジリエンスを発揮し高めることにつながっていると示唆された。
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