目的:病棟看護師が受け持ち患者について、退院後に利用した訪問看護ステーションの訪問看護師から、患者の退院後の状況などの情報提供を受けたことによる退院支援に関する認識の変化を明らかにすることとした。
方法:A病院の病棟看護師で、B訪問看護ステーションから受け持ち患者の退院後の状況報告を受けた者を対象とし、半構成的面接を行った。
結果:研究協力者は男性1名、女性10名で、平均年齢は33.2± 9.6歳であった。病棟看護師が訪問看護師から患者の退院後の状況報告を受ける前の退院支援に関する認識では、【退院後の生活を意識している】と【在宅療養への関心が低い】、【退院後の療養生活が想像つかない】、【退院支援に前向きに取り組めない】、そして【退院支援の知識が足りない】の5つのカテゴリーが抽出された。状況報告を受けた後では【在宅療養への関心を持つ】と【患者・家族の意思を尊重する】、【患者・家族が安心して過ごせるよう準備する】、そして【在宅の関係職種と連携を図る】と、4つのカテゴリーが抽出された。
考察:退院後の患者の状況報告を受けることで在宅での生活を知ることができ、看護師自身に焦点が当たっていたものが患者とその家族に焦点が変化したことと、退院後の生活がイメージできていなかったが具体的な目標や方法が認識されるように変化していたことが明らかになった。
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