目的:訪問看護における臨床判断に関する研究を看護師の判断に伴う思考プロセスに焦点を当て、実践的知識を明らかにし、今後の研究課題について示唆を得る。
方法:医学中央雑誌、Google Scholarにて、「臨床判断」、「在宅看護」「訪問看護」をキーワードで検索し、訪問看護における臨床判断研究についてシステマティックレビューを行った。判断の具体的内容について看護師の思考プロセスに焦点を当て質的帰納的に内容分析し検討した。
結果:判断内容の分析から、訪問看護師の臨床判断が、①INTEREST/関心を寄せる②IF/推察③意思決定④実施⑤リフレクションの5つのカテゴリーがプロセスとして整理された。
結論:訪問看護における臨床判断の特徴として、療養者・家族双方を考慮し、信頼関係構築を基盤として据え、生活面や多職種との協働を含めた内容が明らかになった。
今後、エキスパートの訪問看護師を対象に、療養者の状況や場面を特定した臨床判断の内容解明から、その実践的知識を抽出する必要性が課題として示唆された。
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