動物心理学年報
Online ISSN : 1883-6283
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21 巻, 2 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • TSUNEYA OKANO
    1972 年 21 巻 2 号 p. 55-67
    発行日: 1972/03/25
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
  • SHIRO IGARASHI, TOSHIRO KAMIYA
    1972 年 21 巻 2 号 p. 68
    発行日: 1972/03/25
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
  • 松田 伯彦
    1972 年 21 巻 2 号 p. 69-80
    発行日: 1972/03/25
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は, 中脳中心灰白質の刺激により起される逃走反応が, 本来動物にとって正の誘意性あるいは中性の刺激・事態に条件づけられ, それらに対し嫌悪が示され回避条件づけが形成されるかどうかを検討することである。
    中脳中心灰白質の刺激により逃走反応をおこすネコ6匹が用いられた。まず食餌の回避条件づけでは, 統制として24時間の絶食・絶水後5分間にミルクを飲む時間が測定されたそして約1週間後同様に絶食・絶水した後5分間ミルクを飲もうとする瞬間ごとに中脳中心灰白質の刺激を1秒間与えた。次の, 部屋の回避条件づけでは, 白色と黒色の2つの部屋の偏好・偏嫌を調べ, そして毎日5試行ずついずれかの部屋で中脳中心灰白質の刺激をランダムに5秒間・5回与えられる回避条件づけがおこなわれ, その後刺激を受けた部屋から受けない部屋へ移るかどうかのテスト試行が5回おこなわれた。部屋の移行という条件反応が2日続けてみられた場合, 条件づけができたものとして実験を終了した。10日以内に条件づけがなされなければ実験を中止した。
    結果は次の通りである。
    1. 食餌の回避条件づけでは, 4例についておこなわれたところ, すべて条件反応が観察された。
    2. 部屋の回避条件づけでは, 6例のうち3例は条件反応がみられ, 2例はほんのわずか観察され, そして残りの1例は全くみられなかった。
    これらの結果を脳内刺激による今までの研究と比較し, 中脳中心灰白質の刺激による条件づけとの関連を検討し, さらに中脳中心灰白質刺激による逃走反応が痛覚によるものではないことにふれた。
  • 木村 裕
    1972 年 21 巻 2 号 p. 81-90
    発行日: 1972/03/25
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
    この実験は主に部分強化訓練時の強化率のちがいが, 潜在消去後の反応消去に与える影響を知ることを目的としている。直線走路の走行訓練が1日4試行10日間, 23時間の飢餓状態のシロネズミに与えられた。E4, C4群は連続強化で, E3, C3群は3/4強化, E2, C2群は2/4強化, E1, C1群は1/4群強化の下で訓練された。部分強化を受ける群はあらかじめ報酬 (米粒) を与えられる試行が日毎に無作為に決められていた。各試行で被験体は30秒間目標箱ですごしてから飼育箱に戻された。訓練の終った翌日すべての実験群 (E4, E3, E2, E1) は報酬のない目標箱へ90秒間入れられ, 統制群 (C4, C3, C2, C1) は中性箱へ90秒間入れられてから, 反応消去を10試行受けた。
    その結果次のことが明かになった。
    (1) E4がE4より急速な消去を示し, 通常の潜在消去の効果が確認された。
    (2) 部分強化群には全強化群に見られるような潜在消去の効果は見出されなかった。全体的に高い消去抵抗が維持されているようであった。
    (3) 訓練中の強化率は低い程 (少くとも3/4強化群と2/4強化群との比較においては) 潜在消去手続は大きな安定した促進効果を生じた。
    (4) 低い強化率で訓練を受けた群 (E1, C1) は, 潜在消去手続によって急速な消去も促進も示さなかった。
  • 1972 年 21 巻 2 号 p. 91-103
    発行日: 1972/03/25
    公開日: 2010/01/29
    ジャーナル フリー
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