日本看護科学会誌
Online ISSN : 2185-8888
Print ISSN : 0287-5330
ISSN-L : 0287-5330
13 巻, 1 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 金川 克子
    1993 年 13 巻 1 号 p. 1-11
    発行日: 1993/07/02
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 外崎 明子, 数間 恵子, 石黒 義彦
    1993 年 13 巻 1 号 p. 12-19
    発行日: 1993/07/02
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本研究はシスプラチンを投与される肺癌患者15名を対象に, 治療中の良好な栄養状態を保持するための看護援助方法を検討する目的で, はじめに患者の栄養状態を評価し, 次いでその影響因子を明らかにした.
    (1) 栄養状態の評価には, 体重, 皮下脂肪厚, 上腕筋囲, 握力, 血色素量, 血清総蛋白および血清アルブミンの7指標を用いたが, 皮下脂肪厚が癌化学療法中の栄養状態の変化の指標として最も鋭敏であることが判明した. (2) 皮下脂肪厚の変動には食事の摂取量が影響し, 食事の摂取量には嘔気・嘔吐, 特性不安得点, 感染による発熱の最高値が関連していることが重回帰分析より明らかになった.(3) したがって, 癌化学療法中の患者の栄養状態を良好に保持するためには, 看護援助方法として, 第一に定期的な身体計測により栄養状態を評価すること, 第二に嘔気・嘔吐を軽減するように努め, 不安の強い患者に対しては精神的安定が得られるように援助し, 感染予防に対する患者の自己管理能力が高まるように働きかけ, これらにより十分な食事摂取ができるようにすること, が必要であるとの結論が得られた.
  • 石井 智香子, 萩原 さがみ, 南沢 汎美
    1993 年 13 巻 1 号 p. 20-27
    発行日: 1993/07/02
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    臨床看護の場で強要することの多い同一体位保持による苦痛を緩和するのに音楽が有効か否かを成人女性5名を対象に検討した. 全被験者に, 音楽なしで2時間にわたり仰臥位を保持させた(音楽なし). その後5日以上経た後, 日頃から馴染みがあり, 気持ちを落ち着かせるのに効果があるとされているクラシック音楽を聴かせながら同様に仰臥位を保持させた (音楽あり). その間, 体位保持に伴う自覚的苦痛と心拍, 呼吸の変化を連続的に調べるとともにリズムの乱れた特異呼吸の出現状況も調べた.
    仰臥位保持によって生じる自覚的苦痛は音楽を聴かせることで減少し,その出現時間も遅れた. 心拍数は音楽の有無で有意な変化は見られなかった. 呼吸数は音楽ありで増加した被験者が3名あった. 特異呼吸は全被験者において音楽ありでその出現が減少した. また同一体位保持中に音楽なしで認めた自覚的苦痛の訴え数と特異呼吸出現頻度のあいだには正の相関関係が認められた.
    これらの実験結果から音楽は同一体位保持にともなう苦痛を緩和させるのに有効であると考える. 音楽に対する反応は個人によって異なると考えられるが, 苦痛とその個人がもっている音楽への関心・嗜好がうまくかみあえば, 音楽はさまざまな心身の苦痛を緩和させるのに有効な外的環境になりうると思われた.
  • 第12回学術集会シンポジウム「看護における研究の方向」から
    小玉 香津子
    1993 年 13 巻 1 号 p. 28-31
    発行日: 1993/07/02
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 日本看護科学学会看護倫理検討委員会報告
    横尾 京子, 片田 範子, 井部 俊子, 志自岐 康子, 佐藤 蓉子, 渡会 丹和子, 中西 睦子, 藤枝 知子, 見藤 隆子, 南 裕子
    1993 年 13 巻 1 号 p. 32-37
    発行日: 1993/07/02
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
feedback
Top