日本看護科学会誌
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15 巻, 2 号
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  • 小松 浩子, 河口 てる子, 新道 幸恵, 前原 澄子, 早川 和生, 中西 睦子, 村嶋 幸代
    1995 年 15 巻 2 号 p. 1-19
    発行日: 1995/08/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 片田 範子, 深山 智代, 武井 麻子, Lucia Gamroth, 高崎 絹子, 中山 洋子
    1995 年 15 巻 2 号 p. 20-40
    発行日: 1995/08/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 高見沢 恵美子, 佐藤 禮子
    1995 年 15 巻 2 号 p. 41-48
    発行日: 1995/08/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    人工肛門造設患者の主観的評価に基づいたQualityof Life (QOL) を適切に測定するために, 人工肛門造設患者の日常生活行動, 人工肛門造設術の手術観, および積極的生活姿勢の尺度を開発した。
    第1次研究として, 人工肛門造設患者の主観を反映した尺度を作成するため, QOLに関する質問紙の内容を把握する質的研究を行い, 第2次研究として, QOLに関する質問紙の信頼性と構成概念妥当性を検討する量的研究を行った。第1次研究の結果から, 米国で開発されたQuality of Life Indexでは測定できないと考えられた2項目を加えて作成した人工肛門造設患者の日常生活行動は, 米国の報告とは因子構造が異なっていた。日本人の生活観を基盤にした研究が必要であることが示唆された。因子分析によって項目を精選した人工肛門造設患者の日常生活行動, 人工肛門造設術の手術観, および積極的生活姿勢は, 日本人患者に適用できる測定用具であると考えられた。
  • 野口 多恵子, 深谷 安子
    1995 年 15 巻 2 号 p. 49-57
    発行日: 1995/08/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    この研究は老人の「できるADL」と「しているADL」の差に及ぼす要因を心理社会学的視点から明らかにすることを目的として行なった。対象は日常生活に介助を要する65歳以上の老人及び主たる介護者各66名である。主な結果は次の通りである。
    1) 対象の老人の約1/3に「できるADL」と「認識しているADL」との間に過小・過大評価によるズレが認められた。
    2) 全員の老人が「できるADL」より「しているADL」が低下しており, 10点以上の大きい差があったものは約20%であった。
    3) 男女とも伝統的性役割を肯定的に受け止めている者ほど差が大きく「しているADL」が低下していた。
    4) 行動時に痛みなどの負担感を感じていた者, 再発作などの挫折体験を持っていた者, 過剰介護を受けていた者ほど「できるADL」より「しているADL」が低下していた。
  • 水流 聡子, 中西 睦子, 植田 喜久子, 桂 敏樹, 眞嶋 朋子
    1995 年 15 巻 2 号 p. 58-66
    発行日: 1995/08/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    理学療法・作業療法分野で開発されてきたADL評価尺度を, 臨床看護用に修正した「臨床看護のための自立度判定基準 (6項目4段階尺度)」を作成し, 3つの大学病院で調査を行った。その結果, 以下の知見が得られた。
    1) 一般生活レベルを最高レベルとみたときの患者の自立度のレベルが看護の視点から判定できるため, 看護援助を検討する上で有用と考えられた。
    2) 自立度変化を新変数として設け, 悪化・維持・改善の3タイプに分類することにより, 自立度変化に影響するとみられる介入因子の評価が可能であった。よって, 看護援助の効果をみる有用な道具になり得ると考えられた。
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