日本看護科学会誌
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6 巻, 1 号
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  • -その概念, 対象, 機能-
    松野 かほる
    1986 年 6 巻 1 号 p. 2-9
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2012/10/29
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  • 「看護実践にみる生活の概念」のまとめ
    林 滋子, 嘉手苅 英子, 宮里 和子, 藤枝 知子, 川島 みどり, 三宅 智恵子
    1986 年 6 巻 1 号 p. 10-22
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 氏家 幸子
    1986 年 6 巻 1 号 p. 23-29
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • -術後下肢筋断面積減少と重回帰分析による減少影響因子の検討-
    数間 恵子, 佐藤 禮子, 雄西 智恵美, 井上 智子, 浜崎 祐子, 石黒 義彦, 小島 操子
    1986 年 6 巻 1 号 p. 30-37
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    術後の下肢筋力低下とその影響因子を知るために, 消化器疾患手術患者72例を対象として, 大腿周径および皮下脂肪厚より算出した筋断面積を生理学的筋力の指標として, その術前術後の変化を継続的に調べ, 変化に関わる因子について重回帰分析を行なって, 以下の結果を得た.
    1. 術後の下肢筋断面積減少は術後早期ほど顕著で, 術後7日目までの減少率は8.4%, それ以降は減少が緩徐となり, 日々約0.2%の減少が認められた.
    2. 下肢筋断面積減少は主として出血量と離床日との影響を受け, 離床の影響は術後病日が遅くなるほど大きかった.
    3. 年齢, 術前%標準体重, 術前Alb.も下肢筋断面積減少に対する説明変数として採択された.
    4. 離床日は他の因子と異なり, 看護援助によって左右されることから, 早期離床に向けての看護援助の重要性が裏付けられた.
  • 斉藤 ゆみ, 吉沢 花子, 橋爪 壮
    1986 年 6 巻 1 号 p. 38-43
    発行日: 1986/10/15
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
    本研究はサイトメガロウィルス (以下CMV) を尿中, 咽頭より高濃度 (50% Tissue culture infectious dose 104.3以上) に排泄していた先天性CMV感染症の一症例が契機となって, 小児科一般病棟におけるCMVの院内感染発生の可能性を考察することを目的に千葉大学病院小児科一般病棟の尿中CMV排泄患者の頻度と排泄量, およびCMVの外部環境下での不活化の経過を検討したものである.
    先の先天性CMV感染症と診断された児, 及び彼の同室患児10名と, その隣室の11名の患児尿からCMVの分離を行なった結果, 小児一般病棟において, 28% (6/21) 前後の患児が尿中にCMVを排泄しており, このうち3名は103TCID50/ml以上のCMVを排泄していた.
    またCMVの不活化実験では, 室温における尿中でのCMVは5日を経てもまだその10%弱が生残し, ガラス面上に滴下した場合では24時間経過後にその90%以上が生残していた.
    以上の我々の得た感染源としてのCMV排泄患児の頻度と排泄量, およびCMVの外部環境下における不活化の結果から, 小児一般病棟内において, CMVの水平感染は十分に起こりうることが示唆され, この点から排尿の処理方法や尿で汚染された器具の消毒, 医療従事者の手洗などに対する注意深い配慮が, 院内における水平感染防止に必要であると考えられた.
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