インドネシアは,大小さまざまの島から構成されている赤道直下の国である.多くの日本人にとっての人気の観光地である.しかし,その国の第二の都市であるスラバヤは,まだ未知の地域である.その魅力について,多彩な写真で紹介する.
台湾はかつてポルトガル語とラテン語で「美しい」という意味の「Formosa」と呼ばれ,漢訳して美麗島とも言われていた.Formosaは生物の世界にも及び,台湾の固有種だったり,その美しさからformosaあるいはformosanaが付けられている種も多い.本稿では,台湾中南部の古き良き日本と街中で見つけたかおり,台湾近代建築・文化を多くの写真で紹介する.
中国の天津に2016年から2年間赴任をしてきた.北京市の南東120 kmに位置する港湾都市である天津の地理と気候,歴史的背景について説明を行い,私が体験した現地での生活,名物料理や地元で咲く花について,においの観点も交えながら紹介する.そして本業に関わるPM2.5やVOCsなどによる中国での大気汚染問題,環境法規,中国における室内空気質対策としての空気清浄機の現状について報告する.
近年,散布型の芳香消臭剤が販売され,畜産現場でも利用されている.そこで,実際の養豚堆肥舎で芳香消臭剤を散布し,堆肥舎内および風下の敷地境界の臭気を6段階臭気強度表示法および9段階快・不快度表示法によって測定した.その結果,堆肥舎内では散布型芳香消臭剤の散布停止1分後の臭気強度および不快度が最も改善された.風下の敷地境界(約50 m)では,散布停止5分後に堆肥発酵臭と芳香消臭剤が混合された臭質となり不快度が最も改善された.芳香消臭剤の散布を停止すると,散布前の不快度に戻り堆肥臭が感知されるが,散布することで即効性の臭気緩和効果があることが示唆された.また,間欠で散布する場合,堆肥切り返し作業後も散布を継続すること(少なくとも5分以上)が敷地境界での不快度を軽減することが示唆された.
近年,残香性を高めることを目的としたマイクロカプセル化香料の使用が一般化している.本研究ではハウスダストから甘いにおいを感じることに着目し,におい嗅ぎガスクロマトグラフィー(GC-O)を利用した“におい物質”の検索を試みた.分析の結果,ハウスダストと柔軟剤から共通したにおい物質が検出され,香料がマイクロカプセル化されたことでハウスダストに比較的長期間残留する可能性が示された.