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本研究では,三点比較式臭袋法に用いられるポリエチレンテレフタレート製のにおい袋を対象に,単一のにおい物質の閾値測定において試料を注入した際,吸引時ににおい物質の濃度がどの程度保持されているか(以下,回収率)を機器分析にて測定した.結果,平均回収率は硫化水素が39%,トルエンが77%,イソ吉草酸が12%,アセトアルデヒドが91%,スカトールが34%であり,物質ごとの回収率は,最大8倍の差がみられた.
本研究では,ガラス発泡材によるアンモニアおよびイソ吉草酸の除去性能を予備的に検討した.無処理の状態では,アンモニア除去性能はほぼなかったが,イソ吉草酸は接触時間12秒で除去率100%となった.蒸留水や活性汚泥に浸漬した結果,アンモニア除去性能は蒸留水浸漬,活性汚泥浸漬,長期間活性汚泥浸漬の順に向上した.一方,イソ吉草酸は無処理の状態より向上したが,蒸留水浸漬,活性汚泥浸漬,長期間活性汚泥浸漬で差はなかった.
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