目的:白内障手術患者を対象に, 入院前からのDVD 視聴による点眼指導と入院中に点眼要点ボードを併用することで
退院後の点眼治療の継続への意識と点眼手技の向上に効果があるのかを明らかにすること。
方法:1 群(入院前の DVD 視聴なし, 従来の点眼方法で指導)と2 群(入院前のDVD 視聴あり, 入院後点眼要点ボー
ドを使用して指導)に割り付け, 点眼に対する意識の変化, 点眼治療の必要性に関するアンケートを実施。1 群と2 群
のアンケート結果と入退院時の点眼手技のデータ結果を比較する。
結果:入院前から点眼手技に関するDVD を視聴することで, 退院時の点眼手技向上と点眼に対する意識の変化に効果
がみられた。
考察:事前に点眼方法を見ておくことによってイメージがつき, 行いやすかったこと, 必要性を事前に説明することで
意識の向上に効果があったことが考えられる。
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