クリエイティブ思考が注目され様々な手法があらゆる現場に導入されているが, アブダクティブな統合思考の実践は手法とその実施における課題がある. そこで本研究では, まず, 統合思考の理論と手法を確認した上でKJ法に着目し, 各手法について先行研究を元に評価し, ビジネスワークショップに適した手法を選び, さらにその改善方法を提示した. 次に, ワークショップ実施の成功要因として同意や承認ではなく反論や異見という葛藤・対立・コンフリクトの重要性を議論した上で分析枠組みを設定し, ワークショップの実施調査を行い, 定量的・定性的に分析をした結果, 「反論・異見などの対立・葛藤」が成功要因として重要であることが確認できた.
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