日本精神保健看護学会誌
Online ISSN : 2432-101X
Print ISSN : 0918-0621
ISSN-L : 0918-0621
18 巻 , 1 号
選択された号の論文の21件中1~21を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 18 巻 1 号 p. Cover1-
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2009 年 18 巻 1 号 p. Toc1-
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 目次
    2009 年 18 巻 1 号 p. Toc2-
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 松岡 晴香
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 1-9
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    精神科勤務看護師の職業性ストレス状況を明らかにし、職業性ストレスが抑うつと生活の質(QPL)に及ぼす影響とその関連について検討した。精神科勤務看護師211名を対象とし、用いた調査票は、職業性ストレス簡易調査票、自己評価抑うつ尺度(SDS)、WHOQOL26である。背景調査として性別、年齢、勤務部署(急性期、慢性期)、精神科勤務年数を調査した。最も多かった職業性ストレスは『仕事の負担度』であり、急性期病棟勤務者で割合が高く、『仕事のコントロール度』では慢性期病棟勤務者が高かった。『対人関係』ストレスは加齢に伴い強く現れた。男性看護師及び勤務年数1年未満、8〜10年、21年以上の看護師に『適合性』においてストレスを感じている者が多かった。SDSでは看護師の65%以上が軽度以上の抑うつ状態であった。WHOQOL26では女性は全領域、男性は「環境的領域」を除いた全領域が一般値よりも低かった。加齢に伴いQOL値が低下する要因は、家庭と看護業務の両立が負担になっていること、ストレス、SDS、QOLの間には関連があり、看護師は業務内容によって負荷がかかり、抑うつ状態に陥りやすくQOLも低下しやすいことが示唆された。
  • 寳田 穂
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 10-19
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    【目的】薬物依存症者への看護の実践経験を有する看護師にインタビューを行い、看護の体験を描き出し、薬物依存症者への看護の意味を明らかにする。【方法】半構造化インタビューによる質的研究。インタビュー期間:2003年7月〜9月。参加者:12名。質問:(1)看護に関連する印象的な出来事、(2)その出来事への思いなど。インタビュー総時間:700分。【結果及び考察】看護師と薬物依存症者の感情には「無意識の対称性」がみられた。看護師は、薬物依存症者に「巻き込まれない」「負けない」ように看護を継続するも、薬物をやめさせることは困難だった。看護の限界や無力に気づいた看護師は、葛藤しながらも、患者との対話を大事したコラボレイティヴな関係を築いていった。看護の限界や無力に気づくことは、看護の質の変化へのターニングとなっていた。また、薬物依存症者への看護には、患者とのコラボレイティヴな関係を通して、患者と看護師の相互成長がもたらされるという意味があると考えられた。
  • 長井 麻希江, 北岡 和代, 平山 惠美子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 20-27
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    目的 本研究の目的は、精神科外来者体験実習に臨んだ看護学生が抱いた感想を明らかにし、外来患者のニーズにつながる示唆を得ることである。方法 看護学生の実習記録を研究対象とし、フレームワークアプローチを用いて分析した。看護学生に対しては、研究参加が自由意思であること、それによる成績への影響がないことを保証した。結果 周囲の環境に対する看護学生の感想として【安楽でない】、【待ち時間が長い】というカテゴリーが抽出された。また看護学生は他の患者の言動や行動に不安を感じ、我慢していたことが明らかとなり、【他の患者の様子から落ち着かない】というカテゴリーが抽出された。さらに看護学生は、話し相手もなく心細く感じたことを記録しており、この【とても心細い】はこれらの感想の中核であると分析された。結論 本研究結果は、外来患者のニーズを示唆する可能性があると考えられた。看護ケアとして、外来患者の様子に十分配慮することや、待ち時間を有効利用するための工夫が重要である。
  • 齋 二美子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 28-37
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、中高年女性うつ病患者の退院後の家事の仕方とその時直面した困難について記述することであった。対象は、うつ病で入院経験があり外来通院を繰り返している中高年女性8名であった。1時間程度の半構成的面接を行い、内容を質的に分析した。その結果、全ての対象者でやれる家事とやれない家事はほぼ共通していた。退院後の家事は【パターン化できる家事はやれる】、【パターン化できない家事はやれない】であった。やれない家事があることにより対象者は家事をする時に【役割期待に応えたいのに主体的にやれない辛さ】、【役割意識に縛られる辛さ】を体験していた。中高年女性うつ病患者は、退院後もうつ病特有の思考障害が残っているためにやれない家事があり、【役割期待に応えたいのに主体的にやれない辛さ】、【役割意識に縛られる辛さ】ということが生活上の困難になっていると推察された。以上より、中高年女性うつ病患者に対する看護支援のあり方が示唆された。
  • 嵐 弘美
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 38-49
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    <目的>中井(1989)の「身体-身体像-自我の三者関係からみた統合失調症の経過のモデル」に基づき、統合失調症者に対する身体ケア技術の意味を明らかにすることである。<方法>看護ケアの参加観察からデータを質的に分析した。<結果>研究対象者の身体-身体像-自我の三者関係の障害は、身体→自我→身体像の順に回復し、身体ケア技術は、障害の回復に先んじて、身体→自我→身体像の順にその焦点を移行させていた。また、身体ケア技術は、<精神及び身体の状態を観察・把握する><身体感覚の機能を代理し、回復を促す><自我を保護し、補足する><看護師の身体性を通して、空無化した身体の存在を保証する><身体像の修復を促す>という5つの技術から構成されており、特に<身体感覚の機能を代理し、回復を促す>技術の重要性が示唆された。<結論>結果から、身体ケア技術の意味は、身体-身体像-自我の三者関係に直接的に働きかけることによって、心身の分裂に橋を架け、統合失調症の回復に寄与するものであると捉えられた。
  • 田嶋 長子, 島田 あずみ, 佐伯 恵子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 50-60
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、精神科長期入院患者に対する退院支援として看護者が行っている関わりの構造を明らかにすることである。1県下の精神医療機関9箇所に勤務する25人の看護者に半構成的インタビューを行い、語られた内容をKJ法で分析した。看護者は退院支援として、「患者」「家族」「退院支援チーム」に対してかかわっていた。分析した結果、患者に対する働きかけは9カテゴリー、家族に対する働きかけは7カテゴリー、支援チームに対する働きかけは6カテゴリーが見出され、<退院への意向を育む><退院の方向性を推し進める><退院への始動を助ける>の3段階にまとめられた。看護者は、患者が自尊心を取り戻す支援を行い、患者のセルフケア能力のレベルや患者の不安に合わせて退院に向かうペースを決めていた。また、家族と患者の関係の再構築に働きかける役割や、患者の能力や家族の受け入れに合わせて支援チームを調整する役割を果たしていた。
  • 柴田 真紀
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 61-69
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、身体的拘束(以下、拘束)中の患者の看護を行う看護師が抱く葛藤および葛藤が生じている状況を明らかにし、必要なサポートについて考察することである。関東地方にある民間病院精神科(一施設)において、精神科臨床経験1〜6年の看護師5名を対象に半構成面接を行い、質的帰納的に分析した。その結果、葛藤と共にその時の状況、葛藤に伴う感情が語られ、"医師による拘束指示によって生じる看護師の葛藤""看護師間のコミュニケーション不足""拘束による患者の「安全」と「QOL低下」""患者に脅かされる体験と拘束""拘束することへの慣れ""看護師をサポートする場の不足"というテーマが抽出された。看護師は葛藤により様々な感情が引き起こされていたが、第三者への感情表現の場を作ることにより、自分の葛藤および葛藤が生じる背景でどのような状況が生じていたかを受け止めることが可能となり、より多面的に看護できることが示唆された。
  • 中戸川 早苗, 出口 禎子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 70-79
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、精神障害者の働く動機を支える想いを明らかにし、「働くこと」に向きあう精神障害者を支えるために、必要な支援について示唆を得ることである。地域共同作業所での参加観察およびインタビューを行い、精神障害者の働く動機を支える想いについて収集したデータを質的に分析したところ、5カテゴリーが抽出された。研究参加者は、皆【今の状態から抜け出したい】という想いから「働くこと」に向き合っていた。また、趣味や楽しみを求める【生活の張り・生活の保持】により楽しく生きられる力を獲得していた。仕事を通して成功感を感じながら【自信や誇りを得る】、【人との繋がりを取り戻したい】、【自分が変わることへの期待】で自分も人の役に立つことを再認識し、周囲の人に支えられていると感じることによって、アイデンティティの揺らぎから生じる不安を抑えていた。それらは働く動機と繋がっていた。このことからアイデンティティの揺らぎを受け止め、自己へ挑戦する気持ちに繋がる経験ができるように支援する必要性が示唆された。
  • 國方 弘子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 80-86
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 福田 紀子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 87-93
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 近田 真美子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 94-103
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究は、うつ病回復者の生き方の変更の有無とその内容を「状況構成」(Tellenbach、1976)の視点から明らかにすることを目的とした。対象者はうつ病回復者5名である。1名につき3、4回半構造化面接を実施し、逐語録を状況構成の軸と、《発病まで》《発病時》《現在》までの時間軸に分類し状況構成の変化を分析した。その結果、対象者には状況構成の変化がみられ、その共通点として、1)職業領域から自己領域へシフトしていたこと、2)対人関係から撤退していたこと、3)ありのままの自分を吐き出せる「受けとめ」としての役割をとる人や環境が存在していたことが明らかとなった。以上より、看護援助の視点として、自己との和解を視野に入れ、身体性の回復を図ること、1人ひとりの状況構成を考慮した上で一体化していた領域から一旦引き離す必要があること、状況構成を脅かすことのない他者や環境の存在により状況構成が変化する契機となり得る可能性があることを論じた。
  • 山元 恵子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 104-113
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、地域でライフワーク活動を続けている統合失調症者その人の誕生から現在に至るまでの体験と病の回復過程を明らかにし構造化し、その人のどのような力が回復のために働き、どのような状況が必要なのか解釈を行うことを目的とするものである。研究方法は対象者3名に半構造化面接を実施しKJ法を用いた。結果は、共通要素として対象者は夢や希望を持ち、自己実現のために自ら活動を行い、最終段階で「居場所と生きがいの発見」をし、揺るがないものとして獲得していた。その過程においてA氏、D氏は、発病前から持っていた「自己感覚」を大切にしながら回復に向けて意識的に自己を統合していることが見いだせた(自力型回復プロセスの構造)。E氏は幼少時から周囲の環境の影響を受けて成長し発病したが、発病当初より「自己感覚」はE氏に内在しており、後に周囲の援助により「自己統合力」を効果的に発揮できるようになった(受動型回復プロセスの構造)。これらの研究結果は当事者には回復過程を歩むための道標となり、援助者にはその人の回復過程を考慮した援助や工夫を促すものとなると考える。
  • 松井 達也
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 114-120
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、一般精神科病棟における、触法精神障がい者に対する看護実践の感情面での経験を明らかにすることである。触法精神障がい者が入院している一般精神科病棟において、14名の看護師を対象に、触法精神障がい者に対する看護実践についての面接調査を実施し、質的・機能的分析を行った。その結果、多くの看護師は最初、触法精神障がい者に対して、彼らの問題行動などから【患者への恐怖感】【患者への違和感】という陰性感情を持っていた。しかし、何人かの看護師は様々な看護実践を通じて患者の前向きな変化を観察したり、患者との信頼関係を深めることにより、【患者理解の深まり】や【患者が心を病むことの実感】が生じ、患者への陰性感情が軽減していた。そしてそれが看護師の意欲の向上とつながっていたが、その背景には患者をより深く理解したいという強い動機付けと看護師の患者に対する認知様式の移行の影響が考えられた。
  • 余傳 節子, 渡邉 久美, 國方 弘子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 121-127
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 玉里 久美, 金子 眞理子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 128-133
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 遠藤 太, 大川 貴子, 田井 雅子, 野田 智子, 渡辺 照子, 中山 洋子
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 134-139
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 吉井 初美
    原稿種別: 本文
    2009 年 18 巻 1 号 p. 140-146
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    2009 年 18 巻 1 号 p. Cover2-
    発行日: 2009/05/31
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー
feedback
Top