目的:児童・思春期精神科訪問看護実践における看護師の視点を明確化する.
方法:児童・思春期精神科訪問看護の経験をもつ看護師7名に半構成的面接によるインタビュー調査を行った.録音データから逐語録を作成し,児童・思春期精神科訪問看護実践における看護師の視点について質的帰納的に分析した.
結果:7つのカテゴリと19のサブカテゴリが抽出され,カテゴリは【生きづらさがもたらす行動障害の意味】【児の特性をふまえた学校生活・就労活動の状況】【児の生活習慣獲得と成長発達に向けた子育ての状況】【訪問看護師を児に受け入れてもらえる関係づくり】【親の生きづらさにも寄り添う姿勢】【児と親の思いをつなぐ橋渡し】【家庭における症状管理の状況】で構成された.
結論:児童・思春期精神科訪問看護実践では,こどもの特性を肯定的に受け止め,希望や目標をもって充実した生活を一緒にめざすとともに,親の生きづらさへの介入も重視されていた.さらに,適切な治療の継続とともに,こどもの正常な成長発達や社会適応の促進に着目することが重要である.
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