応用統計学
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10 巻, 2 号
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  • D.R. Cox, 竹内 啓
    1981 年 10 巻 2 号 p. 77-91
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    この文は1981年5月25日に行われたD.R.Cox教授の講演を,レジュメにもとついて翻訳し,かつ註と若干の補論をつけ加えたものである.
    標本Yが母数Θに依存する分布を持つとき,Θの推測において,もし分布がΘに依存しない統計量Cが存在するならば,YのCを与えたときの条件付分布にもとついて推測を行うべきであるというのが,条件付推測conditional inferenceの考え方である.この考え方を最初に強調したのはR.A.Fisherであるが,これについて補助統計量ancillary statisticと呼ばれるCをどのようにえらぶべきか,もしそのような統計量が存在しないときはどうすべきかなど多くの問題がある.ここではいろいろな問題点を概観するとともに,最近の研究の成果,とくに漸近理論の結果にもふれている.
  • 飯塚 悦功
    1981 年 10 巻 2 号 p. 93-102
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
    臨床化学検査の領域において,検査データをいかに管理するかということは長年の課題であり,多くの試みがなされてきた.検査データの管理には,分析技術に起因する精度の管理と,検査ミスの防止および効率的発見のための個別データ管理の2つの面がある.検査ミスのうち,他人の検査データとそっくり入替る「検体取違い」は,件数においても上位を占めかつそれ自体重大な誤りである.検体取違いの発見のために著者らが開発した多変量デルタチェックは,虎の門病院において1年余りにわたり試行され一応の成果をおさめた.しかし同時にいくつかの問題点も明らかとなり,改良の必要性が感じられる.本報告において,これら問題点を吟味し改良案を提示し評価した。その結果,検査項目間の相関を無視する方法が総合的にみて優れていると判断されるなどの知見を得た.
  • 村上 正康, 田栗 正章, 安田 正實
    1981 年 10 巻 2 号 p. 103-108
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
  • 森田 幸伯, 渋谷 政昭
    1981 年 10 巻 2 号 p. 109-116
    発行日: 1981/12/20
    公開日: 2009/06/12
    ジャーナル フリー
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