寿命分布がワイブル型mt
m-1exp{-(t/η)
m}η
mにしたがう場合の,パテメータm,ηの最尤推定量の推定精度に関する報告である.
上記母集団からとり出した大きさnのサンプルについて,タイプIの中途打切りテスト(打切時間X)を行った際にえられたデータにもとづいて,最尤推定量m,ηを求めた場合について,まず推定量の漸近的分散・共分散を求め,ついでζ=(X/η)
mをパラメータとしてこれらの値を数値積分によって計算した.つぎにnとζのトレード・オフについて述べ,おわりに,計算機によるシミュレーションによってmの偏り,およびmの分散と計算によって求めた漸近的分散値とのちがいが,N(1-e
-ζ)の増加とともにどのように変化するかを調べたものである.
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